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お願いします。

来てくれたことに感謝する場合,
「お越しいただき誠にありがとうございました」
「お運びいただき誠にありがとうございました」
という言い方がありますが,”お越しいただき”と”お運びいただき”の違いはどこにあるのでしょうか?
使い分ける場合,ポイントになる状況などを知りたいと思います。

goo辞書によると
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/thsrs/8794/m0u/
”「お越し」と「お運び」は、ほぼ同様に使われるが、「お運び」の方が少し改まった感じを与える。”
とありますが,その程度の違いの認識でよいでしょうか。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

殆ど違いは無いと言う認識で良いかと思いますが、よく考えると、少し違いはありますね。



まず平常文ですと「来てもらって」ですね。

「もらって」の部分を「戴き」と言う謙譲表現にしている点は共通です。
「来て」の部分を「お越し」「お運び」のいずれにするか?と言う違いについても、いずれも「来る」と言う相手の動作に関し、直接的な表現を避けて、「(お)越し」「(お)運び」と言う遠回しな表現にして敬意を高めているワケです。

相手の動作をそのまま指摘しないことで、敬意を高めると言うのは、「来る」を「お見えになる」と言うのなども同じ様な構造です。

この様に、「お越し」「お運び」は、かなりの共通点がありますので、ほぼ同等に使用出来ます。

違いは、「お越し」「お運び」の意味です。

まず「お越し」と言う言葉は、相手が「あるポイントを通過する(越す)」ことで、「直接ココに来た」では無く、「途中どこかの地点を通過・経由して(こちらへ)お見えになった」と言う、遠回しな表現です。

「引越し」の「越し」も同じ意味ですから、引越しする人(自分から去って行く人)に対し、「あちらにお越しですか?」と言う表現も成立します。
即ち、「来る」だけでなく、「行く」にも使える、便利で広範なな言葉です。

一方の「お運び」の方も、相手の動作を直接表現しないと言う点は共通ですが、よく考えると、自分で自分を「運んできた」と言う感じの変な表現で、これは修辞技法(擬物法?)ですね。

普通「運ぶ」と言うのは荷物などですから、相手の身柄を尊貴な荷物の様に見立て、「自分で来た」のではなく、運ばれてきたと表現しているのでしょう。

こちらの方が、より遠回しで、修辞法が用いられている分、上等な表現かな?と言う気はします。

辞書の解説の様な回答でゴメンナサイ。

しかし・・・普段、当たり前に使っている言葉を、ご質問に答えると言う形で考えると、非常に勉強にもなりますね。
感謝です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
文法的な解釈も含めたうえでご意見をいただき、とても参考になりました。

礼状を書いている時に、ふと気になった違いで『どちらをいつつかうべきか…』と迷いましたので質問させていただきました。

お礼日時:2011/07/23 20:43

>”「お越し」と「お運び」は、ほぼ同様に使われるが、「お運び」の方が少し改まった感じを与える。


とありますが,その程度の違いの認識でよいでしょうか。

よろしいと思います。
なぜ「お運びの」方が改まった感じがするのか、考えて見ました。
こういうものは、古語辞典を調べると言葉の根っこの意味がよくわかります。

「越す」は物の上を越えて通るということです。
単に「来る」よりも、少しシンドイ行動です。
ここに楽じゃない道のりをわざわざ来てくれたという感謝の気持ちが表れています。

「運ぶ」は、物を他のところへ移す、ということですが、昔から「歩みを運ぶ」という形で「歩く」や「行く」を表現しています。
用例を見ますと、単に「歩」くや「行く」よりもシンドイ道のりを歩んでいるようです。
これも楽じゃない道のりをわざわざ来てくれたという感謝の気持ちが表れています。

さて、どうして「お運び」の方が、改まった感じになっているのか、考えて見ました。

結論としては、「お運び」の方は、あまり使われなかったので、敬語としての効きめが残っている。
「お越し」の方が使われ過ぎて、敬語の意味が薄れてきたのだと思います。

関西では、「ようお越し」「お越しやす」などは、普段から使われており、敬語の感じはありません。
敬語というものは、長い間使われてきますと敬語の価値がなくなってきます(敬語のインフレ化)。
(「お前」「貴様」も元は敬称でしたが、今はかえって蔑称になっています。)

一方、「お運び」はあまり使われておりません。滑舌の関係かもしれませんね。言いにくいという人もいます。
ですから、なお、特別な言葉としての効きめが残っているのだと思います。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。

基本的には使うにおいて区別は気にしなくてよい…ということがわかりました。
成り立ちからの背景を含めた上でのご考察、納得の回答ですが、投稿が早かったということでNo.1さんをベスト回答とさせていただきます。

お礼日時:2011/07/23 20:47

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