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食品中の還元型ビタミンCの測定実験をインドフェノール法を用いて実験しました。
実験するにあたって標準ビタミンC液濃度の検定を行ったのですが、そこの操作についてなのですが、
標準ビタミンC5mlとヨウ化カリウム溶液(KI)とデンプン溶液を混ぜたものにビュレットでヨウ素酸カリウム溶液(KIO₃)を滴下しました。そこで青色になる1滴前を終点とする、というのですが、なぜ1滴前を終点とするのでしょうか?
青色=ヨウ素の存在が認められることによって還元型ビタミンCが酸化型ビタミンCになるからでしょうか???

回答のほど、よろしくお願いします;;

A 回答 (1件)

この実験では


ビタミンC(L-アスコルビン酸 L-C6H8O6 )が強力な還元剤であることを利用し、酸化剤である既知濃度のKIO3 (ヨウ素酸カリウム)水溶液を用い、酸化還元反応で定量を行っています。
IO3^-+5I^-+6H^+→3I2+3H2O・・・(1)
L-C6H8O6+I2→L-C6H6O6+2HI・・・(2)

で(1)+(2)×3より
IO3^-+3L-C6H8O6+5I^-→3L-C6H6O6+6I^-+3H2O
という反応が起こってます。つまり系中に還元型ビタミンCが存在している時はI2は還元されてI^-になっているんですが、還元型ビタミンCがなくなるとI^-に還元されなくなってI2として存在し、デンプン溶液があるとこれがヨウ素デンプン反応として反応し、紫色になるからです。


こんな感じでおわかりでしょうか?
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