「遺伝子組み換えを食べた時、人間に遺伝子が転移する事があり、それが害虫抵抗であれば人間の腸で害虫を殺せる成分の生産を続ける、ついにはその人間が死ぬ。」という方々が数人かと思いきや、
http://alternativereport1.seesaa.net/article/564 …
http://taruwosiru.seesaa.net/article/56858798.html
http://cottonbosatsu.blogspot.com/2008/03/blog-p …
http://www.csij.org/archives/2007/01/post_105.html
結構たくさんいますよね。遺伝子は消化するから体に残らないという定説から、組み換えを食べた生物の各器官に残った件数の多さから、残る事もある、に変わり、残るが転移はしない、いや転移する、害虫のアルカリに反応するが人間には無害、いや、食べたら人間の体内で殺虫成分を作り続ける、など割れていますね。http://www.aist.go.jp/aist_j/aistinfo/aist_today …
http://www.cbijapan.com/qa/inspect_a5.html
http://www.kochinews.co.jp/0703/070325headline06 …
http://www.ne.jp/asahi/zukunasi/ousetuma/idennsi …
これ、何が本当なのですか?
例えば小麦は許可がないから(ですよね?)パンや麺類は安全だと思っても、油分、糖分は不分別の(トウモロコシやジャガイモや甜菜)由来ですから、スーパーでちょっと買うのにもお店で食べるのにも、お菓子やジュースは勿論、家畜や養殖の飼料などを言えばとても多く売っています。本当に、科学的に、組み換えは食べたら最後、人間は毒物を作り続ける可能性があるのですか?専門家の方、助けてください。
No.15
- 回答日時:
「なんで意見が違うのか、という意味とは違いますよ。
」ならばこのような質問のタイトルを避けるべきです。↓
「遺伝子組み換えで有識者ともあろう大人の専門家の“意見がわかれているのはなぜですか?”」
学術的な質問をするのならそれにふさわしい文体があるはず。
No.14ベストアンサー
- 回答日時:
1. まず、Btはヒトや家畜にとって毒物とは言えない(食べても毒になるわけではない)という研究結果(前に書いたように)から、「ついにはその人間が死ぬ」といっている根拠がありません。
根拠のないことを書いている時点でデマです。2. Bt穀物を経口摂取した場合、Bt遺伝子やBtタンパク質がどの程度、腸内に残留するかということは研究されています。DNAやタンパク質は消化によって分解されますが、非組換え、組換えにかかわらず、すべての分子が完全に分解されるということはありません。PCR(DNAの検出)やELISA (タンパク質の検出)などの非常に高感度な方法で調べるとBt遺伝子のDNAやBtタンパク質も微量に検出されますが、これによって、消化を経て腸内でどのくらい残るのかという実測データが得られたわけです。
3. 細菌やヒト由来などの培養細胞で、細胞外のDNAがどれくらい取り込まれるかを体外の実験で調べた研究があります。非常に高い濃度のDNAにさらすとか、非常に高い細胞密度にするとか、生体内ではあり得ないような、極端な条件にした場合に非常に低頻度で検出される程度の結果です。これはPCR法によって細胞内に外来のDNAの痕跡が認められたというだけで、それが遺伝子として機能したということは意味しません。だいたい、細胞は外部の異物を貪食し細胞内小器官で分解する作用があるので、このこと自体は驚くべきことではないです。
4. 1の結果から、生体内では組換え作物を食べただけで、2の実験のような条件にはならない、あったとしても奇跡に近いと考えるのが妥当でしょう。また、ウシにBt組換え穀物を与えて育てて、腸の細胞に外来の遺伝子が検出されるかどうかを調べた研究がありますが、結果は否です。
5. 仮にBt遺伝子ベクターを含むDNAが細胞に取り込まれた場合、宿主のゲノムに転移するかどうかですが、これは組換え作物とは独立した研究からいっても不可能といって良いでしょう。
>組み替えた遺伝子は不安定なため、非組み換え遺伝子を食べた時と異なる。」
不安定って、いったいどういう状態をいっているんでしょうね。理解していないからあいまいなこと言っているとしか思えないです。どんな遺伝子であろうと物質としてはおなじDNAなので、安定性はかわりありません。
>遺伝子組み換えを食べた時、人間に遺伝子が転移する事があり、
>「転移は実際に起きている。」「ウィルスなどもそのひとつで、DNAに組み込まれている。
「人間に遺伝子が転移する事があり」「転移は実際に起きている。」と書いていると、実際にそういう例があるのだとだまされるかも知れませんが、根拠となるような実例があるわけではありません。
おそらくベクターにトランスポゾン(一部のウイルス(レトロウイルス)を含む)を使っているからという理屈なんでしょうけれど、ちゃんと理解した上で書いているとは思えません。挿入に必要な酵素あるいはその遺伝子や、宿主遺伝子の産物が必要なので、ベクターだけ細胞にいれても転移は起こりません。ベクターは、本来トランスポゾンが持っている遺伝子のかわりに外来遺伝子を組み込んで使うので、自律的な転移は起こりません。もともとどんな動植物のゲノムもトランスポゾンだらけです(レトロウイルスがゲノムに組み込まれたレトロトランスポゾンを含む)。これらは中身を外来の遺伝子に入れ替えたわけではないので、条件によっては転移する可能性があります。しかし種特異性が高く、種を越えて、ましてや植物と動物の間で転移が起こることはありません。組換え作物のベクターがヒトに転移するより、牛肉を食べたらウシの内在性トランスポゾンがヒトに転移したという方がはるかに現実的ですが、そんなことは起こっていません。
実験手法としては、細胞にDNAを高濃度に導入して、偶然染色体に挿入されたものを株化する方法があります。これはベクター非依存的な現象です。これならBt遺伝子がヒトのゲノムに入ることがあるかというと、これも無理でしょう。ベクター非依存な現象が食べ物のDNAから起こるなら、すでに肉や魚や野菜の遺伝子の一部がヒトゲノムに入っているのが見つかっていることでしょう。
No.13
- 回答日時:
>人間に遺伝子が転移する事があり
これ自体は(可能性の話としては)本当ですよ。
というか、そもそも、これが可能だからこそ、遺伝子組み換えが可能なわけですから。
単に、遺伝子が転移する、ではなくて、「食物として食べたものの遺伝子が」転移する、となると、かなりハードルはあがると思いますが、それでも、可能性としてはありえるでしょうね。
まあ、現実的には、遺伝子組み換え作物が人間に害を与えるとすれば、
食べ物の中の遺伝子が人間の細胞に転移して毒を作り出す可能性よりも、食べ物の中にあるなんらかの物質が引き金となって人間の細胞が(勝手に)ガン細胞に代わる可能性のほうが、はるかに高いでしょうけどね。
No.12
- 回答日時:
ちなみに、
>人間の腸で害虫を殺せる成分の生産を続ける、ついにはその人間が死ぬ。
Btに関しては、動物(ほ乳動物)やヒトを使って過剰量のBt(精製したBtで、組み換え作物から摂取されると予想されるよりはるかに過剰の)を投与した実験の、れっきとした研究論文がでていますが、毒性は認められていません。ついには死ぬなんて、だれが確かめたんでしょう。
この回答への補足
折角の専門家の方なので聞いてもいいですか。
geneticist12さんは理解があり全く違うと思いますが、「人間が生物を食べて何か毒を作った事はない。」と言う方もいますよね。これでは答えになりません。遺伝子組み換えにはまだわからない危険もある、不安定である、とは考えられるので、それを前提において、それでも尚、HPはデマであるのか、(研究結果は精製されたBtという事ですが)組み換え遺伝子を食べた際にも、人間が体内で毒物生産を続けるという事はないのか、というところが疑問なんです。
「組み替えた遺伝子は不安定なため、非組み換え遺伝子を食べた時と異なる。」「転移は実際に起きている。」「ウィルスなどもそのひとつで、DNAに組み込まれている。」と書いている方もいて、これらを並べて考えて、かなり迷って。
No.11
- 回答日時:
基本的なことを聞きますが、「専門家の意見がわかれているのはなぜですか?」て、どうして挙げているリンクに書いてあることが専門家だと判断できたのでしょう。
専門家ならちゃんと、主張を学術論文として出しているはずで、ウェブに書かれている文章にも、それを参照論文も明記されているはずなんです。科学の話をしている以上、それがないなら信じるべきではないです。リンクのいくつかは、そんあ信じるべきでないインターネット上の記載をそのまま参照しているだけで、信じるべきでないことはもちろん、書いてあることの裏も取っていないということで、書き手としての資質にも問題があります(新聞記者なら、伝聞だけで裏を取らない記事を書いたらけん責処分です)。また、最初のリンクでは(これを引用して、いかがわしいことを書いているリンクがいくつかありますね)、もっともらしく
参考文献:マーガレット・メロン「遺伝子組み換え作物と環境への危機」合同出版
なんて書いていますが、その文献にそんなことは書いていませんよ。そこからして、いかにいい加減なことを書いているかがわかるというものでしょう。そのサイトは、「ユダヤ人陰謀論」とか、典型的な流言ばかりです(オルタナと銘打っているだけに。こんなんでも、質問者さんのようにそうかもしれないと、思う人がいるから怖いです)。
そんなことで、なやむだけで無駄です。
ありがとうございます。そうなんですね。
リンク先の三列は似てますが、四列の人が、あたかも専門的な書き方だったため、他にも居た事に驚いて検索を続けた結果ですが、どうやら違うみたいですね。
No.9
- 回答日時:
個人としての意見です。
<遺伝子組み替え農産物・食品てなんなの?安全なの?きけんなの?>の次の主張:
『 安全な食料を求めるには、自国の食料に自国が責任を持つこと、何よりも食糧の自給率を高めること、もうけ本位の企業の関与を規制すること、身近な田畑で生産し、最短距離に供給する、お互いに顔の見える需給関係をつくることではないでしょうか。』
いつごろ書かれたものか分かりませんが,立派な結論ですね。昨年は「毒入り餃子」とかで、このことを思い知らされた1年でした。もしこの主張のようであれば「食の安全」というだけでなく、地域社会の暖かさも取り戻せるのでは・・・
面倒くさいのは、これが「科学技術」の問題ではあるけれども,「科学者(個人も含む)のモラル」でも有り、「生産」と「商業」にかかわる問題であり、「政治」の問題でもあることなんでしょう。一国の首相すら「反対だったが賛成した」とか言うような状況が『大の大人』なのです。
まして「食」の問題は、石炭から石油へのエネルギー転換や農産物の輸入自由化(補完するものとして、農業切捨ての「農業基本法」)がじつは日本の防衛問題であり、経済と利害の絡んだ問題で有ったように、この問題もそのような問題と絡んだ問題だと考える必要が有るはずです。単に「科学技術」としての「安全性」の問題では無いと思います。攻守双方とも「安全性」の冷静な判断ではなく、戦うための道具として「安全性」を口にしているだけのような気がするのですが。
私は設備に恵まれず、「オールドバイテク」といわれる植物の組織培養程度しか行ってきませんでしたが、それでもすごい応用があり、その実力を実感したことが有ります。遺伝子工学となればその技術のすごさは言うまでもないことだと思います。それは安全性が確実になれば大いに利用・活用すべきものと思います。
危険性についての提唱も研究者自身によって提唱され、研究者をはじめとする関係者が2年に1度の協議を経て基準と応用についての検討が行われているようです。多くの研究者はそのようなモラルをもって研究と実用化のために一生懸命研究しているものと信じています。(その基準を参考にして、自分の置かれた条件・研究設備から判断しこの分野には踏み込まないことにしたわけです。)問題なのは、それがまだ研究の成果が有って20年程度の技術が「安全」として実用化され商品化され流通してしまってることだと思うのですが…。
自分の生涯を振り返っても,生々しい出来事として「水俣病」、「砒素ミルク事件」、「カネミ油症事件」など、「食」にまつわる大きな事件や事故が有りました。水俣病では無機水銀だから大丈夫という理由で工場廃液の垂れ流しから、砒素ミルクは港での中和剤の「保管の仕方」から、カネミ油症は精製した油の油送管の「断熱材(PCB)の混入」から、どれも『起こりえない!』と思っていたところに事件や事故が起こっています。
「遺伝子組み換え」の基本技術はウイルスが細胞に寄生し自己再生していく仕組みの研究に端を発していることは否定できません。カネミ油症の教訓からは<食品製造の過程そのものから人体に危険を及ぼす可能性のあるものは一切排除すべきである>ことが言えますね。地産地消をはじめとして地域社会を守ることや、ほかに優先すべきことがたくさん有っただろうに、「遺伝子組み換え作物」を15年~20年という短期間で「食物」として「商業ベース」の乗せていいの?と思いますがどうでしょうか。
日本は「金融危機」だけじゃなく、「原爆」も「食の安全」についても本当に先進的な体験をいっぱいしているのに、なぜそれを生かせないのだろう…自分はいつもそう思っています。
ありがとうございます。
遺伝子組み換えに危険はあると思います。
ただ、転移が起きてBt毒を作り続ける等という事が、危惧ではなく実際に起きている、あるいは起きる線が濃厚なのですか?
No.8
- 回答日時:
少なくとも遺伝子組み換えをやっている人で、遺伝子組み換えが100%安全だと言い切れる人はいないのではないでしょうか?
大体の人が、
まあ大丈夫とは思うけど ぐらいに言うと思います。
そのぐらい遺伝子組み換え技術というのはまだ未熟な技術です。
まあ、組み替えた遺伝子が体の中で有害になるということはないでしょう。でも、例えばジャガイモの芽は有毒ですよね それを私たちは経験的に知っているわけです。しかし、遺伝子組み換えを行うということはその経験外の作物を瞬時に作り出してしまうわけです。ですから、そういう意味での危険性というのは常にあると思います。
ただ、私自身は限りなく遺伝子組み換え食品は問題ないと考えています。しかし、常に監視の目を怠ってはいけないでしょう。極端な話、ある種のバイオハザードも起きるやもしれませんから
そういう面では、むしろ遺伝子組み換え反対派の意見は異常かと思います。はっきり言って、非科学的なことしか言ってません。むしろ、非科学的なことを言って、反対派の言っていることは非科学的というイメージを植え付けたいような悪意さえ感じ取れます
遺伝子組み換え技術が未熟である以上、監視の目があるのは当然かと思います
危険はあると思います。
食べたら最後、Bt毒を造り続けるのかどうかです。
多くの人が日々食べているであろうに、なんで大人の科学者がそのレベルで割れているのか、です。
No.7
- 回答日時:
ネットワーク上の情報は査読を受けません。
これは極めて重要な要素で、生物学の学会誌など査読を受けた論文では、一方の意見しかありません。わたしの知る限り、ネイチャー、サイエンスなどでは、遺伝子組み換え作物に否定的な話題は少ない。あっても、「牛肉を食べたら頭から角が生える」というレベルの話はない。
博士号や肩書きはどうにでもなりますが、査読を通るということは、とても難しい。
遺伝子組み換えは、自然界でもおきていて、わたし達はそれを毎日口に入れている。
遺伝子は消化するから体に残らないという定説・・・というより、確定した話でしょ。アメリカ人に一人でも頭に牛の角が生えた人がいればありえるかもね。
遺伝子はタンパク質で、胃の酸とペプシンでアミノ酸や小さなペプチドに分解される。その時点で、形質を発言する遺伝子としての機能はなくなる。
・・・・・小学校の家庭科、中学校・高等学校の理科レベルの話で申し訳ないが・・・
もし食べただけで遺伝子が導入できるなら、あんな高度な技術はいらないでしょ。りんごの木にミカンをならせたかったら、ミカンをつぶしてりんごの木の下に撒けばりんごにミカンがなる。
No.6
- 回答日時:
遺伝子組み換えの方法をご存じでしょうか?
ピンセットで遺伝子を切り貼りすることはできませんから、様々な方法を使って、ある程度の偶然を期待しての産物となります。
切り貼りする方法そのものが、次世代以降も悪さをする可能性があるかも、とか、偶然の産物が、本当に目的以外の組み替えが起こっていないとは思えないとか、不安がらせる要因がいろいろあるので、諸説分かれるのでしょう。
一生の期間が長い「人体実験」というのは難しくて、例えば、発がん性ひとつ取っても、人体で試せた物質は数が本当に限られています。これが、次世代に関わるかもしれないところまで確認するとなると、相当難しいのではないでしょうか?
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