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タイトルの通り、現代の社会における町内会・自治会の問題点を教えてください。

A 回答 (5件)

自治会の存在意義が見失われていることが一番の問題だと思います。



実は、自治会の第一の役割は、互助組織としての実質的な活動というよりは、自然には生まれない共同体意識というものを人工的に発生させて、それをもって非常時の組織的互助や、制度で網羅できないご近所同士の軽微な互助など、それらの体制を包括的に維持することにあります。
一定区域の情報を統括する役員を任免して自治体とのリンクを保ち、各世帯や各種団体間を調整して連絡体制を維持したり共有財産を管理したりすることは当然必要ですが、それだけなら行政が直接管理することも限定的に可能です。
肝心なのは、一定の範囲内で小集団を組織して最小単位となるコミュニケーションを定常的に成立させること、またそれらの小集団を組織する上位集団(ここではすなわち自治会)の意思決定過程を構成員に納得させる形式で明確化すること、そしてその手順のルーチン化です。
一見無駄で徒労が多いように見えるイベントや寄り合いもこの手順の内であり、昔から伝統的に維持されてきたムラ社会的なコミュニケーション手段の模倣として成り立っています。
また諸外国でも、地方部では同様のコミュニティが常在しており治安の維持や行政コストの軽減の役割を果たしています。また同様に都市部においては日本と同様に希薄化していますが、主に治安の面で日本より低劣な状況であるというのが先進諸国での態様です。
つまり、地域コミュニティに関する日本的な解決方法に類似する手段は今でも大多数の地域社会で有効であり、かつ有効な代替手段は確立されておらず、時代遅れは承知しながらも、時代に合わせて新しく再構築する努力が不足している現状です。
実際、異なる年齢・性別・職種などを網羅できる地域的コミュニティ組織としては日本では依然として自治会組織が大半を担っており、郷土や国家への帰属心などのメンタリティの基層としても未だ多数派です。
しかし一方で、地域コミュニティに対する個人主義的反発や集団活動の忌避はごく自然な風潮であるといえますが、その一方でその対価ともいえる治安悪化や行政コストの増加は容認できないという大衆社会の未熟性とも見てとれるジレンマがあり、すなわち自治会の在り方の問題と自治会への理解が得られにくいという問題の双方にこれらが関わっていると思われます。

さて回りくどい書き方をしましたが、要は「地域コミュニティへの社会的要請と個々人の求める合理性を整合させるのは大変難しい」といったところでしょうか。
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・集合住宅(公共団地等)の場合は、外国人の比率が異常に多くなってきているところもあり、自治会そのものに無関心な人が増えている。


しかし、自治会活動そのものはなくならず、少数の日本人の負担が大きくなっている。

・老人人口が増えているにもかかわらず、旧態依然の活動(町内運動会などの遊びから、年末の火の用心回りなどまで)を強要されるので、結局、老人以外の(多くは)30代、40代、50代の、社会で忙しい人々がやらざるをえなくなり、一人一人の負担が重くなってきている。

結論 : やらないと町内に危険が及ぶような、最低限必要な行事以外は、取りやめにするほうが時勢に合っていると思います。
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地域にもよると思いますが、


付き合いから、とりあえず加入はしているだけの方が大半です。
町内会・自治会の活動も弱く、弔事の他、存続理由を十分に
示せていません。
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生活破綻者が多いです これでは治安が守れないです


自治会の最大の目的が治安です これが破綻するとそこに住めなくなります
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隣組意識の欠如・・・自分さえよければ他人はどうでもよい的な考えの浸透

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