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今年の夏(7-8月)に大正池-槍沢-槍-キレット-北・奥・前穂-大正池 を計画しています。単独です。山中停滞も入れて3-4泊で検討しています。

山小屋利用も考えたのですが、聞く所によると人の足の臭いを嗅ぎながら寝る、とも聞き テント(ツエルト)持参で ゆっくり行こうかととも考えています。
8月8日(日)-16日(日)のお盆は避けても(もちろん梅雨明け以降)7/Eや8/Fでは山小屋はお盆と同じような状況なのでしょうか?
また、場合によってはテントも張れない(各小屋のHPを見ると、いっぱいの場合他へ、となっているので)状況なのでしょうか?

経験者の方情報お願いします。

A 回答 (4件)

 予備日も入れて3-4泊ということは、行動そのものは2-3泊で計画する、ということですよね。


 仮に2泊だと、
1日目:上高地-槍ヶ岳肩
2日目:槍ヶ岳肩-大キレット-北穂高
3日目:北穂高-奥穂高-前穂高-上高地
 という行程になるかと思いますが、これはかなりきついのでは。私だったら、
1日目:上高地-槍沢
2日目:槍沢-槍ヶ岳-南岳
3日目:南岳-北穂高-白出乗越
4日目:白出乗越-奥穂高-前穂高-上高地
 という計画にすると思います。
 また、テントを担いでこの国内屈指の難コースを歩くのはあまり気が進みません。小屋泊まりですかね。

 ちなみに私は登山歴30年で、高校大学は山岳部に所属し、北アの別の山域ですが山小屋のバイトも3シーズンしています。
 大学時代の夏山合宿は剱岳で3週間の定着+槍ヶ岳まで縦走というパターンが決まっていたので、槍穂高周辺は冬にしか入ったことがありません。

 大キレットと北穂高~涸沢岳の区間は、一般ルートとしては国内でも屈指の難ルートです。
 沢や岩の経験があるようですから、岩場の通過そのものについてはまったく問題はないでしょう。難ルートといってもしょせん"一般ルート"の範囲内ですから、せいぜいIII級程度しかないわけですから。ただ、高度感は桁違いですが。
 ただ、鎖がなければ普通の岩登りのクラシックルートでしょ、と言いたくなる場所がほとんどなので、精神的にはそれなりにきついです。私も剱岳には総計で100日くらいは入っているはずなのですが、一般ルートから登ったのは2回だけです。精神的にはバリエーションルートを普通にロープ使って登った方が楽です。

 一般ルートの通過は、他の登山者が大勢いるので自分のペースで通過できません。他の登山者による落石のリスクもあるし、場合によっては順番待ちでリスキーな場所で止まることを余儀なくされたりもします。
 なので、仮に本人は3時間で通過するだけの技術と体力があったとしても4時間かかってしまうことがあるのが、岩稜の一般ルートなのです。なので精神的にけっこう辛いです。

 また、3000m級の経験は浅いのでしたら、やり無理をせず小屋泊まりの方が良いと思います。3000m級の岩稜ってやはり独特の世界なので、岩場の処理そのものは心配なくても、その他の面については初心者と考えた方が良いでしょうね。

 天候も例えば4日間の山行で全日程好天を期待できるのは、梅雨明けから盆までの短期間です。盆の頃になれば、4日あれば1日は荒れることは覚悟しなければならないでしょう。
 この標高のテント場で荒れると相当辛いですよ。「ツェルトならどこでも寝れる」という気にはとてもとても・・・私はツェルトで100泊以上はしていますが、3000mの稜線で荒れた夜のビバークが最も辛かったです。同じ3000mの稜線なら冬の方がまだマシでした。冬は"雨"は降りませんから・・・テントでも飛騨乗越や北穂あたりのテント場で荒れたら、かなり辛い夜になります。

 というわけで、よほど体力に自信がおありでない限り、小屋泊まり3泊、予備日を入れて4泊の計画が無難だと思います。私は学生時代では30kgの荷物を担いで2日分のコースを涼しい顔して1日で歩いていましたが(今は見る影もなし・・)、それでも当時このコースを計画すれば、小屋泊まり2泊かテント泊3泊という計画にしたと思います。
 特に大キレット、涸沢岳の核心部は、「自分のペースでは通過できない」ことを前提として計画に組み入れるべきだとは思います。
 最後の前穂高からの下りも、地図見れば判りますがあまりに急傾斜で、たいして難ルートと認識されていない割には死亡事故も多い区間ですし、ここを重荷を担いで疲れた状態で下るのはちょっと嫌ですね。

 なお、秋はこの界隈は混むそうです。
 涸沢のテント場で、朝のトイレ待ちが30分、なんて話もよく聞きます。ということは小屋も相当に混むのでしょうね。
 紅葉の時期になると、稜線ではもういつ降ってもおかしくない状態になります。降ればアイゼン&ピッケルは必須なのは当然ですが、雪の状態が不安定でたいていが岩と雪のミックスになるため、状況によっては厳冬期より通過が難しくなる場所もあります。
 なので、この時期の縦走は相当慎重な天候の読みと経験が必要になるかと。

 剱もそうですが3000m級の岩稜では、中級山岳でどれだけ経験が豊富でもあまり役に立たない面があります。
 それは例えば、沢登りでは一般ルートでの経験がどれだけあってもあまり役に立たない、というのと同軸上の話です。
 もちろんまったく役に立たないわけではないのですが、一般ルートの経験に固執すると沢登りでは却って危険なこともある、ということは理解していただけるでしょう。
 ですので、3000m級では初心者、と考えて少し抑え気味の計画を立て、行動も慎重さを心がけた方が良いと思います。
 基本的には別に心配しているわけではないのですが、なまじ経験がある人が突っ走った時が最も危険な状況に陥りがちなので、そこだけ気をつけてくださいね、ということです。
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この回答へのお礼

提案いただいた 3泊4日(+予備日)に変更したいと思います。
テントは再検討しようかと、、。
テントでの天候荒れ は辛いものがありますが、天気図はコマ目に取り、悪天候が想定される場合はエスケープ(涸沢へ)するつもりです。万一の場合は小屋へ逃げ込もうかと、、入れてくれない?

>精神的にはバリエーションルートを普通にロープ使って登った方が楽です。
これ、よくわかります。
なぜかザイルをつけると「覚悟」が違うような? 説明が付きませんね。その意味において、今回のルートでは「覚悟」をしないといけないようですね。安易に 一般道の延長線と考えている自分を感じました。再度「初心」に返ってみます。

貴重なアドバイスありがとうございました。

お礼日時:2009/03/17 22:28

良いですねえ。

おれも行きたい----。
上高地から槍の肩までは結構長いですね。横尾あたりまでとばさないのがポイントかも。槍が見えてからは標高が高くなるので、きつくなります。人によっては2000m~2500m程度で高山病的な症状が出ます。
槍からは天気が良ければ白出のコル(穂高岳山荘)まで行けなくもないです。この場合、槍の穂先は前日に登っておきましょう。小屋の朝食はとらずに行動食か弁当でとることにして、明るくなったら歩き出します。大キレットの岩場についてですが、鎖や梯子がありますので、そんなに危険ではありません。奥穂~西穂間とは違います。長谷川ピークと飛騨泣きのあたりは緊張しますが、岩の経験がある方なら大丈夫です。そう、高度感はありますけどネ。
3000mの岩場ですから、ゲレンデ的なところとはちょっと雰囲気が違うかもしれませんね。
北穂と奥穂の間は、涸沢岳の登りが高度感があります。これも慎重に行けば問題ありません。風があればイヤですけど。状況次第で北穂の小屋泊りにすれば良いと思います。北穂の小屋は狭いのですが、お盆すぎ、20日近くになれば空くと思います。
奥穂からの吊り尾根にも長い鎖場がありますが、傾斜が緩いので問題ありません。むしろ鎖のないところでつまずいたりしないようにしなければいけません。重太郎新道は最初の鎖場がポイントですが、危険ではありません。全体に傾斜が強いので、やはりつまずきに注意が必要です。
全体として、緊張して歩く箇所が多いので疲労がたまります。荷物を少なくするためにも小屋泊りがおすすめです。3000mでは雨や風が直接体にあたりますし、雷の恐怖も2000mクラスとはまるで違います。
このルートはは小屋が多いし、設備もしっかりしています。基本計画にこだわらず、状況を見て行動すればよいと思います。後半天気が悪ければ涸沢に降りられますから、無理せず次の機会を狙うことも頭の隅に入れて歩いたらいいと思います。
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この回答へのお礼

やはり 小屋がお勧めですか。
日程的には山行以外の自宅からのアプローチ及び麓での天候調整(予備日以外)で4日ほどを予定しています。(関東からなので実移動は1日で可能です)
なので、8/Eの小屋が空いた時で天候が安定する(そんな時があるか不安でですが)時に小屋泊まりで実行、というのが見えてきた計画でしょうか。
貴重なアドバイスありがとうございます。
いろいろ計画を練り直したいと思います。

お礼日時:2009/03/17 22:38

3,4泊の計画であれば平日の計画となると思いますが、お盆を過ぎた平日であれば小屋泊まりでも大丈夫だと思います。


7月末からお盆までは平日も混んでいますがお盆以降、紅葉シーズンまでは週末でも思ったほど混んでないことが多いです。
寝場所の割り振り自体が最初から布団に2人となっていたりしますが、その頃であれば上下入れ違いに寝るほどじゃないでしょう。
その時期の平日でテント場の空きがないことはまずないと思います。
ただしお盆を過ぎると天候が安定せず、午後の行動は雨や雷が多くなります。

ご質問内容から察すると高山の登山経験は浅い方でしょうか?
私も小屋の混雑が嫌で登山を始めた最初からテント利用でいきなり槍穂を目指した口ですが、そのコースであれば逐次情報が聞け、計量化できる小屋泊まりをお勧めします。
3,4泊分の食糧や余分な水を持ってテント泊をしてキレットを超えるより、計量化して小屋泊まりの方がいいでしょう。
念のためシュラフを持っていけば最悪時は廊下にでてゆったり寝られると思います。
ちなみに槍沢から涸沢まで水場はありませんので自炊の水はすべて小屋で購入(雨水で\200/L)することになります。食事を小屋に頼る場合、小屋によっては食事が出来る時間帯が短いので小屋食をあてにすると計画が難しいですよ。
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この回答へのお礼

8/Eは天候不安定なので一応避けたいとは考えていました。
やはり7/E-8/Fの平日でもダメですか、、、。
行くとなれば(特に山中は)全て平日と考えています。

3000m級は初めて(富士・乗鞍を除く)です。
今までは1500-2500mくらいですが、数と年数は年季が入っています(笑)また、昔は沢を中心にロックをやっていました。

水は少なめにして小屋で調達し、キレットに入るまでに食料などはある程度消費(停滞日分も含めて)するとともに1日あたりの歩行も少なめにして体力温存調整して、キレットからは一気に大正池まで行こうと考えています(もちろん1日ではないですが)

貴重な情報ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/15 09:04

トップシーズンに行ったことはありませんが、槍ヶ岳山荘自体


いつもそんなに混んでいる感じじゃないと感じます。
どちらかといえば、北穂や奥穂の小屋あたりは混雑していて、
確かに頭、足交互のいわゆるいわしフレーク状態で寝さされたことが
何度かあります。秋の紅葉シーズンはいついっても酷かったですが。
夏場はそれほどでもなかったような。

あとは体力的な問題だけだと思います。
キレットと北穂-奥穂間はけっこう岩場がきついので、
私程度のレベルならば極力荷物を減らして望みたいところです。
私は夏場なら小屋でシーツ持参で潜って寝ています。

ツェルト持参ならば、最悪どこでも寝られますしね。
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この回答へのお礼

早速ありがとうございます。
そうですか、夏よりも秋(紅葉=9末?)の方が凄いですか?
秋の紅葉の時期にして静かに行こうか、とも考えていたのですが、、、(小屋に数名なんて期待していました)。秋にツエルトではチョット厳しいですから小屋以外考えられませんし、、、これは止めた方が良さそうですね。
 良く考えれば夏だだと私と同じで「テントでも」、と考えますが、秋となるとやはり小屋でないと装備が大変でしょうから皆小屋に集まる、というわけですね。

お盆を避ければ夏の小屋でも大丈夫かな?チョット期待して他の方の情報も待ってみます。

お礼日時:2009/03/15 00:02

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