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テポドンが関東の某都市に落下、死傷者数百名。もしくは尖閣諸島周辺で自衛隊と中国海軍が軍事衝突。
こんなとき、米軍は本当に自国の兵士の犠牲を出してまで本気で日本を守るのでしょうか?
米国にとっては仮にも核保有国の疑いもある北朝鮮や核ミサイル保有国
の中国と本気で戦争するデメリット(下手すれば自国に核ミサイルが飛んできて、何百万人もしぬかもしれない。正規軍同士が激突すればやはり膨大な軍事費、死傷者がでる。しかも自国の国益には一切関係ない。)を考えれば、米国は「二国間の問題」とかいって静観する可能性もあると思いますが。

A 回答 (21件中11~20件)

えー、日米同盟の重要性については、なかなか解説してくれる報道もないので、アメリカからの視点も含めて解説します。




【アメリカから見た日米同盟】

アメリカとはどういう国か。
地政学の観点から見れば、ずばり海洋国家です。
世界の七つの海を制覇し、船の航行の安全を確保することで、世界中の国と貿易をして富を生み出しています。

中でも重要なのは、アメリカを挟んだ太平洋と大西洋を制していることです。
このアメリカ東西両方の海がアメリカの海であることで、アメリカは軍事的な脅威から、本国の安全保障を維持しています。

次に、太平洋と大西洋がアメリカの海であることを保証しているものは何でしょうか。
ここで、同盟関係というものが重要視されます。
具体的には、大西洋の東側に位置するイギリスとの米英同盟、太平洋の西側にある日本との日米同盟が非常に大きな役割を占めます。
海を挟んで反対側にある国がアメリカとの同盟国であるため、その間の海がアメリカの海となっているのです。

ここで、仮に日本が離反するか、あるいはロシアや中国に占領されることで、日米同盟が解消されるとしましょう。
そうなった場合、太平洋は常にロシアや中国の海軍力に脅かされ、通称の安全が確保できなくなります。
アジア諸国との貿易が減ることで、通商国家アメリカは衰退への道を歩むことでしょう。

これは、アメリカの未来を脅かす事態であり、アメリカにとって絶対に飲めない事態なのです。


【有事の際に日米同盟はどこまで有効か】

上記のような地政学的条件を考えると、アメリカが日本を放棄することは、現状ではまずありえません。
もし放棄するとしたら、経済的な失敗などで今と同レベルの軍事力を維持できなくなり、衰退への道を自らの意思で決断した時でしょう。

よって、日本への直接的な軍事的侵略、もしくは核ミサイルなどの攻撃に対しては、アメリカは断固とした処置をとることでしょう。
もし、多数の日本人が殺傷され、それでもアメリカが何もしない場合は、日本が進んで日米同盟を破棄してしまう恐れが高いからです。

また、日本国内には多くのアメリカ軍基地があります。
また軍人とその家族以外にも、ビジネスなどで多くのアメリカ人が日本に住んでいます。
もし彼らが第三国からの攻撃で命を落とした場合は、本国のアメリカ人が黙っていません。
また、世界第二位の経済大国である日本には、ビジネスの観点でも重要な相手です。

日本は同盟関係、在日アメリカ人の安全、ビジネス関係など、複数の関係でアメリカとつながっており、それらが直接・間接的に日米同盟を強固なものとしているのです。


【尖閣諸島など、離島で軍事衝突が起こった場合】

上記のように、日本の本土に対する軍事攻撃があった場合、日米同盟は間違いなく機能するでしょう。
また、沖縄本島への攻撃は、即座にアメリカ軍を巻き込むため、ここへの攻撃の可能性は非常に低いと思われます。

しかし、上記の条件に引っかからない尖閣諸島などの日本の離島地域への攻撃があった場合、日米同盟が即座に働くかどうかは、非常に難しい問題です。
アメリカとしては、捨て置いてもすぐには自国の権益には影響しないからです。

離島を第三国の軍隊が攻撃もしくは占領した場合、アメリカを巻き込むには、日本は相当な外交力が必要となります。
また、前ブッシュ政権のような親日政権でない場合は、外交努力だけでは難しいかもしれません。

よって、最悪の事態として、日本は独力で第三国の軍隊と戦う必要があります。
もし相手国の政権担当者に理性があれば、日本本土への攻撃はまずないでしょうから(もしやってしまえば、即座にアメリカ軍が参戦します)、局地的な戦闘で勝利する能力を日本の自衛隊が保持する必要があります。

今のところ、海と空の戦力では日本は比較優位を保っていますが、中国は空軍と海軍を増強させていますので、必要に応じて日本側も防衛戦力を充実させる必要があると思われます。
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この回答へのお礼

大変詳しい解答ありがとうございます。参考になりました。最悪の場合を考えると自衛隊には局地戦に勝つ能力がいるのですね。

お礼日時:2009/03/22 15:47

やはり、アメリカは自国に被害が出ない程度にしか日本を守ってくれない可能性は高いでしょう、たしか、田母神さんと石原都知事が対談している動画がどこかにあって、その中でも同様の考えが出ていました。


しかし、中国を大きくしないために戦うなどということなら、歴史的に見てもあり得るかもしれません。
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この回答へのお礼

解答ありがとうございます。「自国の国益とは全く関係のない日本の領土問題」ですからその可能性もありますね。

お礼日時:2009/03/18 16:58

No.4です。


>在日米軍基地がある意義はわかりましたが、米軍が日本のために戦争するのかを教えてほしいのです。

だから、共産圏からの侵略に対して、日本と言う場所を守るためにならば戦争もするでしょう。
しかし、日本国民の為に自国民の命までは犠牲にしません。
たとえば、日本人の命が危険にさらされても、それが日本国土を占拠する目的で無ければ、自国民の命を危険にさらすことはあり得ません。
また、北朝鮮の行動によって日本に損失が生まれた場合に、報復的な反撃をしたとしても、あくまでもアメリカが北朝鮮に攻撃をする口実とするだけで、日本国民のためではありません。

これまでにも世界平和を唱って色々な国のもめ事に首をつっこみ、自国民の犠牲を出していますが、それもアメリカという国の利益につながる(石油などの確保目的)からこそであり、単に他国の平和を願っているだけではありません。

仮に、共産圏以外の国から日本が攻撃されても(あり得ませんが韓国など)形ばかりの協力しか得られないかも知れません。
アメリカと対等になったつもりででかい顔をして経済大国を謳歌する割に、自国の防衛すら満足にしようとしない国を、誰が無償の保護をしてくれますか。
アメリカの前線基地的値打ちが無くなれば、我が身を犠牲にしてまで日本人を真剣に守る事はあり得ません。
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この回答へのお礼

解答ありがとうございます。

お礼日時:2009/03/18 13:28

だから、根拠は何ですか?


「事前に定められた日米間の取り決めを、有事に実際に行った際に想定されうる米国の利益と不利益の両者を考慮」て質問者の胸先三寸です。

想定されうる利益と不利益て、言い換えれば、質問者が思いついた作り話だし考慮するのも質問者が考慮することですね。
質問者が思いついた作り話に考慮して質問者が「米軍が本当に日本を守る」ことを示すことは無理だと思います。

米国はほかのどの国よりも自国民を犠牲にして国際紛争に首を突っ込んできている事実があります。
でも、回答へのお礼にもありますが、「米国に損害がでるから静観する可能性がある」と作文しているではないですか。
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尖閣諸島で激突、全面戦争に発展し、中国軍が日本本土に上陸。


自衛隊は奮戦するが、軍人、市民に多大な犠牲が生じ、陥落寸前。
というような事態になれば、確実に動きます。
最大の同盟国を見捨てれば、他の同盟国、友好国はことごとくアメリカを見限るからです。
独自に核武装する国も凄い勢いで増え、世界の軍事的安定は滅茶苦茶になってしまいます。

問題は、No.2さんのおっしゃる様に日本の態度ではないでしょうか?
尖閣諸島に中国が侵出したとして、自衛隊が軍事行動を起こしますかね?
絶対に無いと思いますよ。
海自に対しては、一切手を出さない様、国から命令がいき、中国に対し「遺憾の意を表明」で終わりでしょう。
後は、国連ですかね?
でも、常任理事国の拒否権でパー。
それで平和に解決?でしょう。
実際、佐藤政権の時代、アメリカに対し、「本気で中国が侵攻してきた場合は、何もしないでくれ」という依頼があったと言います。

ただ、問題は‘国‘なんでしょうかね?
質問者さんはどうします?
自分の血を流しても、領土や独立を守りますか?
この問題、自分自身にも問いかけてみたんですが、結構深いです。
中国と全面戦争をして、自分も含め、多大な犠牲を出しても国を守るか。
チベットの様な立場(要は植民地ですね)になっても、ズルズル生き残る道を選ぶか。
昔、左系の政党が散々語ったことで、ネットでは著しく評判の悪い論理ですが(前に、某掲示板に書いて、袋叩きにあったことが...)、なんか、日本人の多くは後者を選ぶというか、後者の生き方を好む様な気がするんですよね。
「ふざんけんじゃねぇ!」って戦争をするよりも、それはそれでその環境を受け入れてしまうような。
お上が代わっただけ、生活はしにくくなったけど、食べられないほどじゃないし。
中国語を一生懸命勉強して、共産党日本支部の党員になるのが将来の夢、みたいな状況をあまり深く考えず、静かに受け入れていく様な気がします。
良い、悪いではなく、民族性ということでしょうか?
こういう生き方もあるみたいな。
うーん、上司が無理難題を言ったとして、他への転職や起業を考えるより、上司に媚びへつらうことを考える国民性ですかね。

で、実際には、守ってくれるのか?という質問は適切ではないような気がします。
日本人としては、中国の植民地になる道を選びたいのだが(戦争はいや)、アメリカの都合(国益等)のため、安保条約をたてに、米軍が勝手に参戦。
日本は嫌々ながらこれに追従して、中国と戦争。
なんか、このシナリオが一番ありそうな気がします。

で、貴方はどうしますか?
回答されたり、読んでいる皆さんもね。
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この回答へのお礼

解答ありがとうございます。

>問題は、No.2さんのおっしゃる様に日本の態度ではないでしょうか?
尖閣諸島に中国が侵出したとして、自衛隊が軍事行動を起こしますかね?
絶対に無いと思いますよ。
海自に対しては、一切手を出さない様、国から命令がいき、中国に対し「遺憾の意を表明」で終わりでしょう。
後は、国連ですかね?
でも、常任理事国の拒否権でパー。
それで平和に解決?でしょう。

これでは事実上の中国の侵略を黙認するようなものですね。海自の存在意義はなしですね。

うーん、質問した自分も確かにいろいろ考えさせられました。第二次大戦時フランスがドイツに占領されたとき、フランス市民は
1 レジスタンスとして反独的立場(積極的反抗)
2 自国が戦場となるのはいやなので、連合軍に来てもらいたくない   し、フランスがドイツに従うのが最大の自国の利益である(現状黙  認)
3 ドイツに積極的に服従(積極的服従)

等々に分かれたとの話をどこかで聞きました。日本人も反抗する人、受け入れる人、その中間と一枚岩にはならないのかもしれません(単なる私の妄想ですが)。

お礼日時:2009/03/18 00:39

ちなみにどういう根拠を示せば本当で守るといえるのでしょうか?


何をもって本気かどうかを判断するのでしょうか?
補足をお願いします。
回答のしようがない以上質問する意味がありません。

現在日米間には様々な取り決めがありこれは一つの根拠です。
しかし、質問者は「本気ではない」と作文さえすれば、
回答者の答えは無駄に終わるでしょう。
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この回答へのお礼

解答ありがとうございます。

「事前に定められた日米間の取り決めを、有事に実際に行った際に想定されうる米国の利益と不利益の両者を考慮」をもって質問の回答の根拠とします。

「米軍が、自軍および自国に死傷者がでる可能性がある武力行使を実行する」をもって本気と判断します。

お礼日時:2009/03/18 00:18

僕は米軍は日本を本気で守ってくれると思います。


当然、日本のためではなく、あくまで米国自身のためにですが。

その理由はまず、米国は日本だけでなく世界各国に軍事基地を置き、各国と似たような防衛協定を結んでいます。
もし、自国民の命惜しさに同盟国の日本を見捨てたら、当然世界中の同盟国からの信用は失墜し、却って米国の国益に反するからです。
実際に米国はベトナム戦争において、この理論によって大軍をベトナムへ派遣しています。

次に、核保有国と戦争になったとしても、実際に核使用の戦争になるリスクは極めて低いです。
米国が中・朝に侵略し、併合を目論んだらありえますが、そうでもない限りは双方引き際を考慮しているし、ましてや尖閣諸島や日本を領有するために全面戦争を引き起こす利点なんてありません。

日米は緊密な関係を保っていて、日本が壊滅したら米国を中心として、世界的な株価暴落による世界恐慌に発展するでしょう。
米国にとって日本の崩壊は対岸の火事どころか、隣家の火災に匹敵するほどのダメージとなります。
そのリスクを回避するためには日本を核の傘で守り、多少の犠牲を払ってでも侵略者を倒す価値は十分にあるのです。
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この回答へのお礼

解答ありがとうございます。

お礼日時:2009/03/17 23:45

日本人が大事なのではなく、他の国が日本に侵攻し前線基地にされないようにすることが大事なのです。


アメリカと東洋&ロシアの間を隔てる壁として日本列島が大事であり、アメリカの前線基地として重要なのです。
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この回答へのお礼

解答ありがとうございます。

在日米軍基地がある意義はわかりましたが、米軍が日本のために戦争するのかを教えてほしいのです。

お礼日時:2009/03/17 23:44

麻生総理も対応を発表してません。


本気で考えてないでしょう。

なら、アメリカモ本気にするのか。
軍備を整えても、アメリカ頼みとして、何もしないと思います。
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この回答へのお礼

解答ありがとうございます。

お礼日時:2009/03/17 23:42

質問内容以前に、「日本政府はどう対応するか」のほうが、重要ではないかと。


現実問題として、日本政府が「甚だ遺憾であり、深い憂慮の念を禁じえない問題です。」とか言って、毅然とした態度を取らなかった場合、米軍も、USA政府としても、手の打ちようがないと思います。
尖閣諸島にしても、巡視船の常駐にすら不快感を示す政治家が居るくらいです。
民間団体が、航行の安全のため灯台を設置しても、公的施設として認めないのが日本政府です。
常に中国の顔色を伺い、「チャイナスクール」という派閥すらある日本を、助けられないのが現実でしょう。
北朝鮮問題にしても、拉致問題を金正日が認めるまで、「日本政府による捏造」と決め付けた政党が、今尚国会に代表を贈っている国が日本です。
「助けたい」「助けなくては」と、思わせる努力を放棄というより、拒絶している日本を、助けようと思う国はないと思います。
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この回答へのお礼

解答ありがとうございます。

>「日本政府はどう対応するか」のほうが、重要ではないかと。

たしかにそうですね。

お礼日時:2009/03/17 23:41

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