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ご質問させていただきます。

車載バッテリーを取り外した瞬間に、-100Vくらいの
サージが電源回路に流れる。と、ある文献にかかれていました。

いったいどんな原理で-100Vという大きな電圧が
加わるのでしょうか。

どなたか教えていただけると幸いです。

A 回答 (1件)

コイルに電流が流れているときに電流の強さを変化させると、その変化の


速さに比例した電圧がコイルの両端に発生します。これは電磁誘導の
基本的な現象です。

車には大きな電流を消費するものがたくさんあります。一番大食いなのが
セルモータでしょう。エアコンの電磁クラッチとか、電動なんとか
というものはほとんど大食いです。

もし、バッテリをはずすときにその電流が流れているとしたら、その
大きな電流が瞬時に0になるのですから、「変化の速さ」としては
相当なものになります。この変化の速さに比例した電圧がモータなどの
両端子間に発生するということです。

ライトも大食いですが、モータなどの方が線をたくさん巻いたコイル
になっているのでこの類のサージが大きく出ます。実際に例えば
ワイパーが動いているときにいきなりバッテリを外したりすると
100Vでは済まない、おそらく1000V以上のサージが出ます。

時計やCDくらいならよほど大きな音を出していないかぎり、そんな
電圧は出ないと思います。

100Vにマイナスがついているのは、発生電圧が逆向きになるという
意味です。逆向きになる理由は、電流の変化が「減る方向」だからです。

実は、ガソリンエンジンの点火火花は、まさにこの原理によって
作っています。イグニッションコイルという、高圧を出すために
作られたコイルに電流を流しておき、トランジスタなどで一気にその
電流を切ることで高圧を出して点火プラグに火花を発生させています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

参考にさせていただきます。

お礼日時:2009/03/21 17:48

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