No.1ベストアンサー
- 回答日時:
Ph.D.は「本来」哲学博士、Doctor of Philosophy、ですので確かにドクターです。
その他にMD、Medical Doctor、「お医者さん」がいます。
米国ではMDはワーキングプアです。テレビドラマ「ER」などでは「年収三百万円(ドルではない)」などと言っていますね。
米国の例ですと、博士を取る→ポスドク(任期付き博士研究員)=流れの職人修行、を2-4年する→論文を認められAssistant Professor(助教)→必死に働いて終身雇用権(tenure)を得て、Associate Professor(准教授)になる→また必死に働いてProfessor(教授)になる→もっと必死に働いて「寄付金講座」の終身教授になる。
まあ、日本でもこれに近くなりましたが、助教になるとアメリカよりずっと容易に教授への道が開けます。だから日本の大学の研究はレベルが低いと言われる。
イタリアなどでは「教授」より「博士」が取得困難で退職までに何とか取るそうです。
No.3
- 回答日時:
分野によって、異なります。
また、個別の大学でも事情が異なります。あらかじめ言っておきますが、以前、自分や周囲の話をしたら、理系の人に「嘘だ」と言いがかりをつけられたことがあります。私自身は、社会科学系です。
実態の話をすると、それぐらい事情が異なります。まず、その点を認識していただきたいと思います。
共通しているのは、大学教員の門が狭いことです。
博士号をとっても、非常勤などで浪人したり、あるいは就職するまで敢えて博士号を取らないケースもあります。
理系の人はポスドクのポストが少ないことを問題にしますが、文系では助教にせよ、研究員にせよ、有給のポスドクは極めて少なく、ほぼ期待できません。多くは、非常勤で食いつなぐことが多いです。文学・言語学以外の人でも、語学の授業を担当することが多いようです。あとは、保険として中学や高校の教員免許を取っておけ、というアドバイスも良く聞きます。
基本的には、博士課程の年限は3年ですが、それに5年程度の浪人期間(あるいは仮面浪人)すると考えた方がいいです。もちろん、10年以上、浪人する人もいます。
教員になると、専任講師→準教授→教授の順であがっていきます。
ただし、最近では専任講師と飛ばすか、あるいは短い期間で準教授になることもあります。30歳前半で就職して、準教授という知り合いもいます。
また、教授にも学部だけではなく、修士、博士課程の指導ができるかどうかで、ランクが分かれていることもあります。
No.2
- 回答日時:
>博士になった=教授
これは違います.永久に教授になれない博士は大勢いますし,毎年毎年増えていますよ.今は大学も学生が減り,教員枠は増えません.教授の数は決まっていますから,当然ながら,博士で終わる人が増えています・
一方で,教授は博士を持たなくとも実績でなれます.博士でも実績を持たない人が大勢います.書物だけの学問で論文を書き,博士が取れるのですから.博士は学問の入門資格に過ぎないのです.あとは本人次第.
博士はスタートで完成品ではないのですから当たり前です.
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