電子書籍の厳選無料作品が豊富!

現在M1でレポート作成中です。
グレゴリー・ベイトソンの「精神の生態学」にて「人間の言葉のシステムが身振りや手振りなどイコン性の強いシステムとはカテゴリーを異にし」という一節があります。
その後にも「イコン的」など随所に出てくるのですが,調べたところイコンとは「聖画像・偶像など敬拝の対象となるもの」となっています。
どうも意味がつながりません。
いったいイコン性とはどの様な意味を持っているのでしょうか?

読み飛ばせず,もはや丸2日間レポートが進んでいません。
是非ご教授下さい。

A 回答 (4件)

言語学や記号論の入門書を読んだことはありませんか?


ベイトソンはソシュールやパースの議論を踏まえて「精神の生態学」を書いたはずです。
参考になりそうな小論を紹介しておきますので,
院生なら自力で正解にたどり着いてください。
そして21世紀のいまベイトソンを読むからには,
この小論にあるような知見を踏まえて「批判的に」読んでください。

■恣意性の原理・批判/菅野盾樹
 http://www33.ocn.ne.jp/~homosignificans/symbolno …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。
基本的には全く異なる分野での専攻で,(こちらは)今まで読んだことも読もうとしたこともありませんでした。
提出は1週間後で逼迫していますが,トライしてみようと思います。

お礼日時:2009/04/26 20:50

こんにちは、



ベイトソンは読んでいませんが、昔読んだ中沢新一氏の著書では、
イコン=偶像、だったと記憶しています。

そして、主にキリスト教で使われた、天使画とかキリストの絵を「イコン」と言われます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AA% …

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?dtype=2&p=icon
↑辞書には、肖像や聖像という意味もあります。

そして、そのイコンに“性”をつけることで、
“肖像や偶像のような性質を持つもの”と広い意味で使っているように思われます。

例えば、仏壇や位牌は、死んだ個人やご先祖様に祈りや糧を届けるもの
としての機能を持っているなどと、言う時の、仏壇や位牌のもつ、
“象徴”または(個人につながる)“中継地”としての役割を
イコン性というのかと思います。
    • good
    • 0

その方面に関する心理学的知識は全く持っていませんが、国語的に推測してみました。


「身振りや手振り」は網膜に残るという意味で、「遺痕性」という可能性はないのでしょうか。
    • good
    • 0

スペルは同じですが、イコンじゃなくてアイコンです。


挙げられている文脈から考えると、この場合「視覚的」あたりが妥当な意訳だと思います。
音声言語のみが言葉というわけではないですが、その本では視聴覚で対比をするためにそのように記述しているのでしょう。

この回答への補足

回答ありがとうございます
イコンはギリシャ語で英語表記では同じスペルでアイコンとなるようです。
質問では長くなるので書きませんでしたが,本文の内容からはいわゆる視覚的なことだけでなく言葉のトーンにも触れられています。
どうも視覚的とか形といったような解釈では文脈がつながらずに困惑しています。
「聖画像~」では全くつながりませんので,きっと何かを象徴したような意味があるのだろうと思うのですが・・・

補足日時:2009/04/26 17:19
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!