A 回答 (7件)
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No.7
- 回答日時:
元々アオコとは藍藻類が大量繁殖し、水の色が緑色になることをいいます。
原因は富栄養化とされますが、日光と適当な水温、それから少しの栄養分という条件でアオコは発生できます。つまり、アオコが発生する可能性はほとんどの池なのであるということですね。アオコが発生するとCO2削減には若干の寄与はあるでしょうが、我々人間が人工的に作った池の目的によっては弊害となることが多いですね。というのも景観用であれば景観が悪くなりますし、異臭も問題となります。ゴルフ場などでもそうですね。飲料用水の貯水池であれば、浄水処理の過程でアオコを処理するために塩素の使用量を増やす必要もありますし、それによる処理水への悪影響も多いです。また、池に共生する生物にとってもあるものがやたらと大量に繁殖しているわけですから、いいことはないでしょう・・・。
一般的に浅い池ではアオコは発生しにくく、浅い池に多く見られるのはアオミドロやサヤミドロなどの緑藻類が多いように思います。
これらの緑藻類は池底にも日光が当たる浅い池で多いに繁殖し、池底で繁殖し、やがて水面へ浮いてきます。これは著しく景観を損なうだけでなく、独特の異臭が問題となります。
より、浅い池でアオコが出るところはもしかするとその池の上流で繁殖している可能性が高いですね。
アオコの処理方法としては、生物学的に栄養分を除去する、つまり高度な水処理が最も確実です。しかし、コストが高く割に合いません。より、循環させて、微生物を活性化させ、藻類を分解してしまう手法が多くありますが、これも実際にバクテリアが活性化できているのか、またできていたとしても藻類の繁殖に追いつかなく、結局処理としては完結できないのが現状です。
新しい技術としては超音波で藻類の細胞に直接働きかけ、その繁殖を抑制する手法もちょこちょこ噂で聞きます。
参考URL:http://wintecs-engi.com/default.aspx
No.6
- 回答日時:
水深の浅い、水田の田面水では、太陽エネルギーを駆動力として対流が起こり、常に撹拌されていることが知られています。
藍藻類の光合成や増殖に必要な、有機物やリン酸などの栄養分や、重炭酸イオン、エントロピーで言うところの、汚れていない新鮮な水が、常に供給されるために、光合成が活発に行われ、増殖しやすくなると、考えられます。また、水温が、藍藻類の増殖に適した、30℃近くまで上昇しやすいことも、原因でしょう。以下は余談ですが・・・藍藻類は単細胞生物ですが、概日性を持ち、昼と夜を認識しているそうです。また、光合成のほかに、窒素固定を行うことも知られており、環境中に、酸素と有機物(微生物態)、アンモニア態窒素を供給し、生物相を豊かにします。大発生は富栄養化が原因で、人間が作り出した環境によることが、問題なのだと思います。アオコの発生を抑えても、環境の富栄養化が解決されなければ、また別の形で問題が起こるでしょう。
No.5
- 回答日時:
皆さんの回答に追加して、
*小魚のエラに詰まって魚が窒息死してしまう。
*飲用にする場合は独特の青臭さがなかなか取りきれない
*水を循環してアオコの発生を防ぐのは、アオコが育つにはある一定温度以上の条件が必要となります。よって、底の方の冷たい水を水面に送り表水温を下げる事によりアオコの発生を防ぐと聞いています。ダム湖の中央付近に泡が立っている所があり、水底に空気を送り攪拌しているとの事でした。
水深の浅い湖では水底の水の温度が低くない為に攪拌による発生防止効果が無いでしょう。
No.4
- 回答日時:
アオコは本来は Microcystis属のプランクトンのことなんですが,それ以外にもAnabaena属やOscillatoria属といった藍藻類を指すものですネ。
これらの藍藻類は富栄養化(栄養過多)となった閉鎖水域(水の循環のない,或いは,滞った水域)に大量発生しやすいものです。
そして,これらの藍藻類は細胞内にガスを溜めているために水面に浮くという性質があります(だからアオコ;青粉というのですネ)。
すると水面に厚く膜をつくってしまいますよネ。
これだけで,水中生物が水面に出ることが出来なくなってしまい困ったことになります。
また,太陽光が水中に達しなくなるために水底の植物類が光合成をすることができなくなってしまい,水中は酸素不足になりますネ。
すると嫌気性の微生物が繁殖し易くなり,水が腐敗状態となりますネ。
さらに,水面に層状となった状態で死んだアオコの細胞が腐敗をはじめるともっと水質が悪化します。
それ以外にもMicrocystis属は人畜に有毒なMicrocystinという毒素を生合成することが知られていますネ。
実際にこの毒素によって人や家畜が死亡したという事例が多数報告されていますネ。
また,浄水処理する水にアオコが含まれていると,凝集段階での目詰まりや,殺菌のための塩素と反応してトリハロメタンを大量に発生させるなどの弊害も起こります。
ということで,アオコの発生というのは様々な場面で都合が悪いのですヨ。
水深が浅いことによって水を循環させることが難しいことや,水深が浅いところは水の量も少ないということで,富栄養化が進み易いのですネ。
駆除については国立環境研究所が駆除剤や微生物を使った手法を発表していますので,ご参考にしてくださいネ。
以上kawakawaでした
No.3
- 回答日時:
アオコが大量発生すると、水の中の酸素を奪うばかりではなく、太陽光を遮ってしまうため
水中で生き物が生活出来なくなります。
このように水は死んでしまいます。
水深が浅く流れがほとんど無い湖沼では、駆除が難しいのが実状です。
しかし今では、安く短時間で駆除できる方法が生まれています。
Yahoo!で「アオコ 水深 浅い」をキーワードに検索してみてください。
No.2
- 回答日時:
数種類の植物プランクトンが大量に発生し、水面に浮くという現象を指して、アオコっていうのはご存知ですよね?
都合が悪いのは
大量発生して水中の酸素を消費するため周囲は酸欠状態となって、養殖魚などが死ぬだけでなく、そのうち腐ってしまいますので、悪臭が出ます。悪臭は水道水にも影響を与え、大量の活性炭で濾過せねばならず、コストがかかるはずです。
循環して駆除
これは知りませんでしたが、参考URLに載ってました。
参考URL:http://www.pref.shiga.jp/a/koho/ripple/vol8/rupo …
この回答へのお礼
お礼日時:2003/03/10 14:56
回答ありがとうございます。僕も少し調べてみたのですが、やはりコストの問題については、なかなかいい意見が出てないみたいでした。この問題ついて今後どうなっていくのかな?
No.1
- 回答日時:
アオコは微生物の大量発生なのですが、これが発生すると、水中の酸素量が激減し、魚や貝などが死滅します。
水深の浅いところでは…、何が難しいかわかりませんが、水はなかなか循環しないですよね。
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