
例として一番有名な種子の「丸」(優性,A)と「しわ」(劣性,a)で書きます。
メンデルはエンドウの交配実験の前に2年間かけて純系を作り出したと聞きました。
メンデルが優性ホモAAとヘテロAaをどうやって分けたのかが疑問です。
純系の選択の仕方として次の2通りを考えてみました。
(1) 単純に丸い種子だけ選んで栽培する。
(2) 同じ親から「しわ」を持つ子がいたら「丸」であっても除けてしまう。
(2)は追跡調査ということで大分面倒なように思いますが
もしエンドウの収穫が1年に1回収穫だけだとすれば交配は2回だけですから
(1)では十分にホモとヘテロを分離できないように思うのです。
でもエンドウは基本的に自家受精であることから考えると
メンデルがエンドウの種を入手してきた段階から
ヘテロは少なかったのではないかとも推測できるので
(1)でも何とかなったのかな?とも思います。
さて、(1)と(2)どちらだったのでしょうか?
それとも第3の方法でしょうか?
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
メンデルが実験材料にエンドウ豆を選んだことは大変幸運なことでした。
それはご指摘の通りエンドウ豆は閉鎖花でして他家受粉はしない植物です。普通に栽培していますと自家受粉で豆を付けます。つまり普通に栽培されたエンドウ豆はすべて自家受粉を繰り返して出来た純系です。ご質問のように、メンデルは、具体的に丸をまきまして、そこにしわが出来たも場合にはその株から出来たすべての豆を取り除くつもりのようでした。しかし、現実的にはそのようなケースはなかったようです。また、同時に交配実験も行って、交配した場合にだけ丸としわが現れることも確認して実験に入ったようです。ですから純系を作り出したのではなく、ただ普通に栽培された豆はすべて純系であることを確認しただけです。
メンデルはエンドウ豆だけでなく何種かの植物を実験材料にしていたようです。しかし、エンドウ豆のように自家受粉で実を付けることがなく、自家不和合性(自家不稔性)の問題でそれらの植物を放棄したことが知られています。例えばヨーロッパノギクも研究もしたようです。高名な教授から意地悪をされたのですね。ですからそれら社会からの仕打ちに対しての気持ちが、有名な「墓碑の碑文」なのです。何かの参考になりましたなら…
この回答への補足
回答ありがとうございます。
http://www.mendelweb.org/Mendel.html
で
“Experiments in Plant Hybridization (1865) by Gregor Mendel”
を読んでみました。
たぶん準備の2年間とは以下の記述だと思いますが
ちょっとばかりヘテロが混ざってたのかな~とも思える文章ですね。
In all, 34 more or less distinct varieties of Peas were obtained from several seedsmen and subjected to a two year's trial. In the case of one variety there were noticed, among a larger number of plants all alike, a few forms which were markedly different. These, however, did not vary in the following year, and agreed entirely with another variety obtained from the same seedsman; the seeds were therefore doubtless merely accidentally mixed. All the other varieties yielded perfectly constant and similar offspring; at any rate, no essential difference was observed during two trial years. For fertilization 22 of these were selected and cultivated during the whole period of the experiments. They remained constant without any exception.
No.2
- 回答日時:
そもそも、メンデルは、アホでした。
学校の勉強ができないという意味で。大学入試にも何度も落ちてます。試験の答案も残っていますが、今で言う「おバカ」な回答満載です。で、教会の庭を使って10年の長きにわたり実験を繰り返したのですが、下記URLにもあるように「ラッキーなことに」、彼が選んだ形質はすべて別々の染色体上に乗っている形質だったのです。メンデルの発表を受けてすべての形質がメンデルの法則に従うのか、別の生物でさまざまな追試をしたときには、必ずしもそうならなかったので、一度は黙殺されました。数十年間。
デカルトの方法序説を学んで理解していたというのは単なる憶測に過ぎず、「数学や物理学を学んでいた」と「精通していた」は別です。成績表も残っています。
この回答への補足
回答ありがとうございます。
>彼が選んだ形質はすべて別々の染色体上に乗っている形質だったのです。
に関してですが、↓のような解説をよく見かけるのですが
http://homepage3.nifty.com/ymorita/mendel1.htm
これについては如何でしょうか?
結局のところ(1)なんでしょうか(2)なんでしょうか?
メンデルの研究はインチキということですか?

No.1
- 回答日時:
この回答への補足
回答ありがとうございます。
参考URLからは「純系作成だけで10年はかけた」というのが読み取れないのですが
純系を作ったのは「最初の何年か」ではないでしょうか?
私の読み方が悪いのでしょうか?
また参考URLからは私の質問の答えは(1)と読み取れなくもないと思いますが…。
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