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 潮の干満と月の関係を説明した図を見ると月が南中したときに満潮になるように説明されていますが、日本の太平洋沿岸では月の出、月の入りの時に満潮となります。瀬戸内海や日本海では地形のため時差が生じると思いますが太平洋側でそうなるのは理解できません。
 図自体は理解できるのですが、現実との違いに悩んでいます。

「潮の干満と月の関係」の質問画像

A 回答 (3件)

地球が凹凸の無い球体で一様な深さの海に包まれていれば周期はほぼ一致します(天文潮)


海水の粘性や海底との摩擦のために完全には一致せず少し遅れます
地球をよく見てください
海面の高いところは東から西へ移動します
これを潮汐波といいます
ところがアメリカとアフリカが海水の移動を妨げるので月の周期とは一致できません
更に海岸地形は複雑なので一様な潮の移動はは不可能です
しかも風の影響もあるのでますます複雑になるのです(気象潮)
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この回答へのお礼

 水の粘性と海底の摩擦ですね。地形の複雑なところは別として、広大な太平洋では月の動きと潮が同期しそうに思われたのですが、そうも行かないようですね。
 このよく見かける説明図、ちょっと問題有りではと思います。

 回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/05/27 06:37

月の出、月の入りに満潮になるとすれば約6時間の時差ですね。

時差が生じるメカニズムは、膨大な海水が月の引力を受けて反応するまで時間がかかるからです。初動時間ですね。あとは地形との複雑な関係で、2時間~12時間などの時差が(全て遅れです)生じます。12時間遅れると次の南中ピッタリに満潮になるので思わず天を仰いで月を探したりしますが、月の影響は12時間前のものです。

これに似た例で、お風呂の排水で出来る渦は、地球の自転のコリオリの
力によるものだという通説がありますが、これは誤りなのです。コリオリの力が水に働く初動時間はもっと遅いので、排水と同時に渦ができるのは別の原因です。

このように水には粘性があって、サラサラしている様で、実は粘っているのです。
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この回答へのお礼

 粘性、摩擦、地球の自転等の影響で地球では説明図と6時間ずれた潮汐になるのですね(大洋の場合)。よくわかりました。でもよく見かけるこの図は誤解を生じやすいですね。

 回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/05/27 06:42

すでに答が出ていますが、少し付け足しておきます。



>でもよく見かけるこの図は誤解を生じやすいですね。

たしかにおっしゃるとおりです。ただ、これは初心者に潮汐の原理を説明するための、いわば第1次近似と考えればよいのではないでしょうか。
実際にはこれに、月が南中(または地平線の下で北中)してから水面が反応するまでの時間(平均高潮間隔)が加わるわけですが、これは前の回答にもあるように、場所によってずいぶん違いますので、そこまで反映した図にすると、結局どこが満潮だかはっきりしない図になってしまうでしょうから。

「水の粘性や地形などの関係で、実際の満潮・干潮時刻はこの図の通りではなく、何時間か遅れて起こります」と書き添えてあればよいのですが、こういった図が載っている本には、そこまで書いてない場合が多いような気がします。
初心者向けだからとはしょってしまっているのかもしれませんが、一言ほしいですよね。

昔似た質問に答えたことがあります。そちらも参考にしていただければ幸いです。

「汐の満ち引き」http://oshiete1.goo.ne.jp/qa289898.html
「満月の正午になぜ干潮?」http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=43380

ただ、後者の回答の中に、平均高潮間隔は理科年表に載っている、と書きましたが、最近は載らなくなってしまいました。(大まかな地図は載っています)
海上保安庁の「日本沿岸潮汐調和定数表」もずいぶん前に絶版になってしまっています。
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この回答へのお礼

 詳しい解説ありがとうございます。

 当方釣り好きで、最近満潮の時刻と月の出、入りの時刻がほぼ一致することに気付き、そして質問に添付した図を思い出し、矛盾を感じて質問した次第でした。

お礼日時:2009/05/29 07:55

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