
いつもお世話になっております。
今回は「すべき」と「するべき」の違いについて質問させてください。
今まで「すべき」の古い形が「するべき」だと思い込んでいました。「するべき」も正式な表現だということなのですが。
作文などを書くときはやはり古くから使われていた「すべき」を書くべきでしょうか?
gooで検索しても数だけでは比べられませんでした。
[ するべき] の検索結果です。( 約7,510,000件中 1 - 10件を表示 )
[ すべき ] の検索結果です。( 約6,870,000件中 1 - 10件を表示 )
ブログで性別で比べると男性の方が「すべき」をもっと使っていました。
年齢層で比べるとやはり若い方が「するべき」をもっと使っていました。
細かく考えなくてもいい問題なのでしょうか?
話し言葉では「するべき」で書き言葉では「すべき」のように
区別しなくてもいい問題なのでしょうか?
皆様はどちらのほうをもっと使っていらっしゃるのですか?
「すべき」の方が古い感じがしますか?あまり変わらないですか?
ぜひ教えてください。お願い致します。
また、質問文に、間違っているところがありましたら、直していただければ幸いです。^^
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
普段何気なく使っている言葉ですが、ネイティブの場合は無意識に使い分けをしているのだと思います。
それを説明するのは難しいと言えば難しいのですが、例によって私なりの感覚で回答してみましょう。
どちらも must の意味になり得ると思うのですが、
「○○するべき」の場合、
○○という動作を重視しているニュアンス。
「○○すべき」の場合は、
○○という動作以上に、「○○する動作主体」の責任・権限(あるいは適格性など)を重視しているニュアンス。
「上司が対処するべき問題だ」は、どちらかと言えば「問題」に重点が置かれており、
「上司が対処すべき問題だ」は、どちらかと言えば「上司の責任・権限」に重点が置かれている。
というような違いがあり、無意識にそれらを使い分けているような気がします。、
>「すべき」の方が古い感じがしますか?あまり変わらないですか?
:「すべき」のほうが改まった表現であるという感じはします。
文語体のせいでしょうが、改まった表現が適する場面には文語体を使うことが効果的、ということはあります。
口語文を書いている中に文語体が混じると、一層その効果は高まるでしょう。
このことを、上に上げた条件とうまく絡み合わせてお使いになると表現が豊かになるはずです。
>話し言葉では「するべき」で書き言葉では「すべき」のように
区別しなくてもいい問題なのでしょうか?
:区別しなくていいと思います。
No.5
- 回答日時:
どちらも正式です。
違いは「するべき」が口語体、「すべき」が文語体ということだけです。この場合の「べき」は、「…するのが適当だ」、「…するのがよい」という「適当・妥当」の意を表す助動詞で、活用語の終止形に付きます。そして、動詞「する」は、サ行変格活用で、口語体と文語体とでは活用の仕方が異なります。
●口語体
未然形⇒し、せ、さ
連用形⇒し
【終止形⇒する】
連体形⇒する
仮定形⇒すれ
命令形⇒しろ、せよ
●文語体
未然形⇒せ
連用形⇒し
【終止形⇒す】
連体形⇒する
已然形⇒すれ
命令形⇒せよ
このように、「する」の終止形は、口語体では「する」、文語体では「す」です。
>作文などを書くときはやはり古くから使われていた「すべき」を書くべきでしょうか?
・作文全体の文体次第です。作文の文体が口語体であれば「するべき」を用いるべきであり、文語体であれば「すべき」を用いるべきである、というただそれだけです。混在はまずいと思います。
>細かく考えなくてもいい問題なのでしょうか?話し言葉では「するべき」で書き言葉では「すべき」のように区別しなくてもいい問題なのでしょうか?
・書こうがしゃべろうが、その文体が話し言葉(口語体)であれば「するべき」であり、書き言葉(文語体)であれば「すべき」と使い分けてください。
>皆様はどちらのほうをもっと使っていらっしゃるのですか?「すべき」の方が古い感じがしますか?あまり変わらないですか?
・これも表現方法次第です。口語体を用いる場面では「するべき」とするべきだし、文語体を用いる場面では「すべき」とするべき(!)です。どちらの方をもっぱら用いるかというのは、その場面次第なので一概には言えません。どちらが古い感じがするかというと、一般的に文語体の方が古い感じを持つ人が多いでしょうから、「すべき」の方でしょうね。
蛇足ながら申し上げます。いつも思いますが、この手のことは多数決で決めるべき事柄ではありませんので、検索サイトにおけるヒット数は何の参考にもなりません。現状認識のためであっても、余り意味を感じません。
「すべき」と「するべき」のニュアンスの違いは分かりました。^^
検索サイトにおけるヒット数は何の参考にならないですかね。
アドバイスありがとうございました。^^
No.4
- 回答日時:
私はどちらも使っていますね。
その時の感じで選んでいいのではないかと思います。
ただ「断固○○すべし!」というふうに冒頭や見出しなどでわざと大仰な感じを出す場合には文語調である「すべし」に限ります。
そもそも普段の話言葉で「べし」なんて使いませんし。(方言を除く)
「べき」は「~べきだと思うんだよね」というふうによく使いますが。
No.2
- 回答日時:
現代語では、話し言葉、書き言葉のどちらでも、「するべき」を使ってもいいし「すべき」でもいいと思います。
昔の文語では「すべし」「すべき(体言に続く)」です。
「するべき」なんて言い方はありません。
現代語では、そのようなことが厳格に守られていません。
ですから、口でしゃべるのも、文章にするのも「するべき」でもいいわけです。
もちろん「すべき」でも構いません。
>皆様はどちらのほうをもっと使っていらっしゃるのですか?
私は「すべき」を使います。どうせ「べき」という古めかしい言葉を使うのであれば、古い形で行きたいと思います。
>「すべき」の方が古い感じがしますか?あまり変わらないですか?
正解。「すべき」の方が古い感じがします。
「すべき」が年輩の人に多いのは、文語の影響でしょう。
No.1
- 回答日時:
助動詞「べし」は終止形接続なので、一番古い形は「す」+「べし」で「すべし」です。
「以って瞑すべし」などに残ります。近世になり、人の移動が盛んになると、物をはっきり言わねばつたわらなくなり、強調するときの係り結びの、連体形結びを終止形の代わりに使うようになりました。「す」が「する」に、「あり」が「ある」に。「悲し」が「悲しき」から「悲しい」に。一部の助動詞も「ず」が「ぬ」に(「わからぬ。」など)。
「行動すべき時」のほうが古くて重々しく、「行動するべき」のほうが新しく、聞き取りやすいです。
雰囲気によって使い分けたらいいのですね。^^
会話では聞き取りやすい「するべき」の方がいいかもしれないですね。
大変参考になりました。ありがとうございました。^^
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