No.5ベストアンサー
- 回答日時:
(1) 資金の供給過剰
(2) されていません
金融というのは、本質的には、
・もっている人が、必要とする人に資金を貸す
・資金を借りた人が、それを元手に事業をする
・事業の儲けからイロをつけて借りた資金を返す
こういう仕組みです。
資金は生産活動に使われます。この生産活動は、需要に対して行われます。
生産活動の儲けは、実需における付加価値から発生します。
そこから事業者の儲けや、資金を出した人の儲けが生まれます。
つまり、最も原始的な理屈でいえば、
・資金<生産+付加価値(=実需)
・資金を出した人の儲け+生産者の儲け<生産の付加価値
これが成り立ちます。
こんな言い方をすると、高度な経済理論や金融工学を学んだ人からは、
金融ってのは、そんな単純なものじゃない。
知りもしないで下らないこというな。なんて言われそうですが。
どんな産業も、生産すればするほど儲かるわけではありません。
需要を越える生産力があっても、儲かりません。
生産力が過剰になれば、生産量あたりの利益は少なくなります。
それでも生産すれば、売れ残ります。不良在庫が山になります。
これと同じようなことが金融で起こりました。
実需を越える資金があったので、
需要のための資金を
需要のための資金のための資金に使うことにしました。
その結果、
需要のための資金のための資金のための資金
需要のための資金のための資金のための資金のための資金
需要のための資金のための資金のための資金のための資金のための資金…
…
『高度な金融』というのは、実需を何度もカウントして
実際よりも大きい数字にする機能があります。
これが生産過剰だったら、売れ残りや不良在庫という形で問題が目に見えますが、
資金過剰の場合は、一見して資産が増えているように見えるのです。
本当は在庫がだぶついているだけなのに、景気よく売れているように錯覚するのです。
これがバブルを招きます。
でも、資産だと思っていたものが、実は売れ残りだってことがバレてしまいます。
バレてしまうと、一気に信用収縮が起こります。
『100年に一度』なんて表現を使いますが、
今までやらなかったムチャをやらかしたことが原因です。
逆にいえば、同じことをすれば、20~30年後にもう一回起こるかも知れません。
我々は、実需を越える資金をジャブジャブ投入することの是非を
痛い経験から学ばなくてはならないのです。
と、門外漢は無責任に考えています。
No.6
- 回答日時:
(1)
社会の発展を願ったこと。
車があるから車との交通事故死者が発生するように、社会が発展するように金融を発展させたらそのマイナス面が出た。
(2)
世界中の金融活動に係る全ての人間。銀行や証券会社を利用しているほとんどの日本国民も含まれる。
No.4
- 回答日時:
今迄米国が世界の経済の中心となって来ましたが、同国は金を生み出す生産力が基本的に劣っています。
軍需産業や航空産業は様々な要因から米国での生産が主流ですが、その心臓部のコンピューターやエンジンでは、日本を始めとする各国の技術と生産に頼っており、米国でしか出来ないものは殆ど在りません。
ベースボール・野球を例にとると、米国の人口は日本の約2倍、トップリーグの球団数も丁度2倍で、2軍以下になるとさらに多くの下位球団が米国にはあります。
そう言った中で、イチロー・松坂の例にもある様に日・米の給料差は途轍もなく大きいのですが、殆ど日本の球団は赤字で苦しんでいます。
選手の実力は、この前のWBC結果にある様に同等以上なので、優秀な選手が米国行きを望む訳です。
つまり米国は元々は力が無い処で、「アメリカン・ドリーム」により、国全体でラスベガスの様な博打経済を行なって「人・モノ・金」を呼び寄せ、経済を回して居たのです。
ベトナム終戦後、軍需産業から大量放出されたエリート達は、まずその知識を利用してITバブルを作り、それに陰りが出た時点で金融工学によりM&A/ファンドビジネスのバブルを演出、さらに資源バブルへ転出して「バブル」と言うギャンブル場を次々と米国に作り、世界中から金と人を集めて居ました。
ところがリーマンショックにより、胴元は潰れないと言うドリームの元になった信用は毀損され、経済が当然廻らなくなりました。
お金には色が無く、貧困者向けのサブリースどころか、信用が厚いとされていた貸付金まで回収が求められ、大手銀行まで危機に陥りました。
その原因を作った金融工学エリート達は、「元々家など一生買えない人達に、一時とは言え夢を与えられた」と言う自己総括をしている様ですし、日本で役人を追及できないのと同様に、米国ではそう言った企業内官僚を追及する術はありません。
No.3
- 回答日時:
(1)について
借金(債権)を商品(証券)にしてしまいました。仕組みは、貸し出したお金(債権)の肩代わりです。譲渡側(販売者)は、これに保証をするために保険を掛けます。こうして出来た証券は、現金と同様な流通をして、お金が幾らでも調達出来る様になったのです。
サブプライムローンは、危険な債権である事は誰でも分っているので、これに優良な債権を組み合わせるのが「金融工学」なのです。危険の分散が必要なので、三千種程度の組み合わせとなったものが多いようです。これに皆保険もかかっています。リーマンを潰しても、AIGは潰せない訳です。
(2)について
誰も罪人にはなりません。この金融システムは、法律に則って運用されて来ました。議会も資本家も皆グルなのです。アメリカの知識階級は、製造業から実体のない金融派生商品の商売に移行したのです。損をするのは庶民で、金持ちは損をしないシステムです。事実ゴールドマンサックスは儲けるだけ儲けて、損は軽微です。
そして大金を手にして、ファンドと称する怪物と化し、世界経済を動かしてきました。三権を牛耳る彼ら仕掛け人は、こんなまやかしの中で自ら罪人になる法律なんか作るわけがありません。そして現在は危険パイのババ抜きの最中で、誰がババを掴むのでしょうか。米国債保有の第二位の日本は、米国債と言うババを掴んで立ち往生中です。売るに売れない国債は、大暴落よりもっとひどい紙屑です。日本が売りに回れば、大暴落は間違いありません。
No.2
- 回答日時:
(1)についての回答
金融派生商品というものをご存じでしょうか。
金融ビッグバンという言葉は聞いたことはありますか。
いずれも金融の流れをダイナミックにするといえば聞こえはいいですが
金のない人間でも大ばくちを打てるシステムを作りました。
為替は100万手持ちにあれば1000万くらいまで勝負できます。
サブプライムローンは博打ではありませんが、年収200万円の人が1億の家を購入できました。
全ては金融工学というまやかしの理論のもとに利益を出し続けるはずと運営されていました。
ちょうどバブル期の日本の土地神話と同じ理屈です。
ほぼ10年間以上の間、BRICやオイルマネーなどが溢れ、世界は超バブルの狂想曲を演出します。
遂に2007年に限界が訪れました。それがサブプライムローンの問題です。
しかし、バブルはまだ余力があり、行き所を失った金が資源市場に流れ込みます。
ご存じのように昨年発生した原油や鉄の資源高、食料高です。
今思えば、あれが断末魔の叫び声となっていたわけです。
(2)について
本当に重罪ですね。ですが逮捕など誰もできないでしょうね。
事の発端はアメリカが全世界にシステムを供給したのです。
黒幕はほとんどアメリカのユダヤ金融ですが、アメリカ大統領よりも力は上の人達です。
No.1
- 回答日時:
私見です。
専門分野ではありません。回答にはなりませんが。経済は一つの原因で変化する様な単純な営みとは思えません。きっかけにはなるでしょうが。
コンドラチェフの波 と言う言葉もあります。経済はは50年ぐらいのスパンで景気・不景気の波が波動するという説です。ソ連の経済学者
ですが、時の政府は計画経済で変動などはしないと言うことで、迫害された方です。
>その原因を作った人間は
一人ではなく、社会そのもの、世を構成をしている人々みんな?
無茶苦茶な意見ですか。
コンドラチェフをWikipedia などで 検索をされては?
暇つぶし にはなります。
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