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指物に興味があるため、ネットでいろいろ調べているのですが、よくわかりませんでした。
仕上げ砥石(人工・#6000)の管理は、中砥用(人工・#1000)の砥石と同じ管理方法で良いのでしょうか。

私が見たいくつかのWebサイトには、中砥用(人工・#1000)の砥石の管理方法として、「二つ(三つならなお良い)の中砥用(人工・#1000)の同じ砥石を用意して使いはじめや使い終わりのたびに、互いをこすり合わせて平面を出す」または、「適当な厚みと大きさを持った平らな板ガラスの上に耐水ペーパーを敷いてこする」と二つの方法が書いてありました。

指物職人の方々の仕上げ砥石の管理方法は、実際にはどのようなものなのでしょうか。

A 回答 (6件)

はじめまして、よろしくお願いします。



砥石の平面出しは、いろいろ苦労しますよね。 私も、考えられる限りのことは、全部やってみました。 

>「二つ(三つならなお良い)の中砥用(人工・#1000)・・・・・

上記の二つの方法は、それこそ昔からある方法ですね。 現在でも、この方法を使われている職人さんは、多いでしょう。

似たような方法で、ガラス板の上に直接、金剛砂をまいて、面直しをする。

金盤の上に金剛砂をまいて、面直しをする。

ちなみに、私は、ダイヤモンド砥石で面直しをしています。 また、面直しを目的とした、製品も市販されています。

>指物職人の方々の仕上げ砥石の管理方法は、実際にはどのようなものなのでしょうか。

正直、こればかりはアンケートでも取らないと分かりかねます。ただ、質問者様が書いた二つの方法と私があげた類似の方法のどれかで、面直しを行っている方がほとんどだと思います。

私は、いろいろやってみた上で、ダイヤモンド砥石に行きつきました。一番早くて、楽でしたから。 ただコストはかかります。 ただ他の方法では、別な苦労が出てきますから、それをコストと天秤にかけて、どう判断するかでしょう。

どんな方法でも、かまわないんです。砥石の面が平らになれば。 昔と違って、今はいろんな方法を選べます。 指物職人の方でも、研究熱心な人は、いろいろな方法を試していると思いますよ。
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この回答へのお礼

はじめまして、こちらこそ。

私は、指物を始めてから一ヶ月たらずでして、刃物の研ぎに関しても超初心者です。どうぞよろしくお願いいたします。
刃物研ぎから教えてもらえる木工塾には、時間の都合で通えないので、独学で勉強しています。なので、回答者様の日ごろの作業の様子が伝わり大変勉強になりました。

>金盤の上に金剛砂をまいて、面直しをする。

金剛砂というのは、仕上げ砥石にも使って良いのですね。
刃こぼれした鉋刃などを再生させるときなどにだけ使うものだとばかり思っていました。。

>私は、いろいろやってみた上で、ダイヤモンド砥石に行きつきました。一番早くて、楽でしたから。

いろいろな方法があるのですね。ダイヤモンド砥石は、他の普通の砥石の面直しにも使えるのですね。楽な様子、雰囲気が伝わってきました。昔ながらの方法をある程度試したのちに近い将来に試してみたいと思います。

>昔と違って、今はいろんな方法を選べます。 指物職人の方でも、研究熱心な人は、いろいろな方法を試していると思いますよ。

勉強になります。独学なので、自分自身のやり方が果たして正しいものなのかどうか、いつも不安です。おかげで気持ちが楽になりました。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/08/05 12:40

最初に回答されたの気分を害しましたことお詫びします。

私は町にある大工道具の専門店でしか砥石を買わなかったことと、ホームセンターにある砥石は使ったことがなかったので下記のような回答になりました。色々なものが出ているのですね。勉強不足でした。私が行く店での金剛砂は金属の粉しか売っていなかったためにそのような便利なものがあるのは知りませんでした。でも存在するのは事実ですし、使用方法も昔はそうでした。私は現在も砥石は水につけて使用するものを使い、仕上げは京都の天然砥石しか使いません。私の書いた方法は古い大工の観念なのかも知れませんね。昔はレンガ砥石と天然仕上げ砥石かなかったですから。質問者様、いろいろな回答を参考になさってください。
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この回答へのお礼

再び回答いただき、ありがとうございます。

>私は現在も砥石は水につけて使用するものを使い、仕上げは京都の天然砥石しか使いません。

私も将来は、仕上げ砥石のみ天然砥石を使ってみたいと思っています。
現在は、超初心者なので天然砥石をどう選んだら良いのか、まるでわかりません。専門店では、購入にあったって試すこともできると聞いているので、選ぶ自信がでてきたら購入するつもりです。
サイコロ状の黒名倉は一つ購入しました。

またいろいろ教えてください。。

お礼日時:2009/08/09 16:13

#1です。

 私の回答に、一部説明不足のところがあったので、補足しておきます。

そもそも、金剛砂とは、ガーネット(エメリーの場合もあり)のことを指していました。 今では、炭化珪素(通常Cと表記されている金剛砂)の粉末も、金剛砂と呼ばれています。 実際のところ、GC、WAも含めて、金剛砂と呼ばれて、商品として流通しているのが現状です。

C,GC,WAというのは、簡単に言うと、砥石の研磨剤なんです。 よって、番手もいろいろあります。 

私の知る限り、GCだと、#4000  WAだと、#8000(砥石の面直しに#6000や#8000を使うことはありませんが・・)までありますので、面直しをしたい砥石の番手に適したものを選ぶことになります。 

仕上げ砥石を、荒目の金剛砂で面直しをするのは、お薦めできません。 金剛砂そのものが、仕上げ砥石に食い込んでしまい、刃物を傷つけることがあります。 荒砥石で、仕上げ砥石を面直しをするなということと、同じですね。

私自身は、荒砥石で仕上げ砥石を面直ししたこともありました。 その方が早いからです。 ただ、そのあと、中砥石でも面直しをして、荒砥石の研磨剤が、仕上げ砥石に残らないようにしました。

それと、砥石についてもすこし覚えていてほしいことがありますので、述べます。

砥石は、水にしばらく漬けてから使用すると思っている人がいるのですが、必ずしもそうではありません。 仕上げ砥石は、掛け水だけでいいということを知っている人は多いのですが、砥石の製法によっては、中砥石や荒砥石でも、掛け水だけで良い品物もあります。漬けても数分ですね。(というか、この手の砥石を長時間水に漬けると、使い物にならなくなります。)

代表的な商品としては、シャプトンの刃の黒幕、ナニワの超セラミックス砥石シリーズですね。 いわゆる高級な砥石は、水につけて使用する必要のないものがほとんどです。

参考にしてください。
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この回答へのお礼

再び回答いただき、ありがとうございます。

わかり易い解説、感謝いたします。

>私自身は、荒砥石で仕上げ砥石を面直ししたこともありました。 その方が早いからです。 ただ、そのあと、中砥石でも面直しをして、荒砥石の研磨剤が、仕上げ砥石に残らないようにしました。

このあたりが良くわからなかったので、助かります。

>砥石は、水にしばらく漬けてから使用すると思っている人がいるのですが、必ずしもそうではありません。

回答いただいたのち、ネットで調べてみました。シャプトンのサイトにも載っていました。砥石によって扱い方がずいぶん違うのですね。
現在は、キング#1000と#6000で研ぎを練習しています(質問文にメーカー名も含めるべきでした)。
昔に比べて選択肢が広がった分、知識もそれなりに知らないと、十分に使いこなすことはできないのですね。勉強になりました。

また教えてください。。

お礼日時:2009/08/09 15:49

セラミック砥石をお使いでしょうか?


もしそうでなけば、まずセラミック砥石の使用をお奨めします。研磨力が高いし、使用前に水に浸けておく必要もありません。さらに大変硬いので、変形が少なく、従って面直しも簡単に済みます。
http://www.hamonokougu.com/page043.html
で、肝心の面直しですが、私の場合、#320で#1000、#5000の修正をしています。専用の修正器は既に回答が出ていますが、かなり高価ですね。
http://hamonokougu.ocnk.net/product/116
しかしダイヤモンド砥石で安いものもあります。
http://www.monotaro.com/g/00189268/?displayId=23 …
ちょっとサイズが小さいですが、この値段であれば、複数個並べて使用する手もあるかも。
あと金剛砂ですが、エメリー粉とも呼ばれ、鉱石の粉末です
http://www7b.biglobe.ne.jp/~hryk/1-Emery.html
金属とはちょっと違うような。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

現在、キングの#1000と#6000(S-1)を使っています。

>私の場合、#320で#1000、#5000の修正をしています。

#320ですか。具体的な数字はとても参考になります。
ダイアモンド砥石を使っておられる方も少なくないのですね。少なくとも価格に見合ったものがあるということなのでしょうかね。

またいろいろ教えてください。。

お礼日時:2009/08/09 15:58

他の方のご意見に水を差して大変申し訳ないですが、金剛砂と金板はノミやカンナの裏出し(裏側のへこんだしのぎの部分が砥いで刃先が短くなって出てきたときに裏を削る)に使うのが大工としては一般的です。

砥石で裏をつぶしても同じことですが。金剛砂で仕上げ砥石の面は直さない方がいいです。金剛砂は金属の粉なので砥石にこの砂がかんで、ノミやカンナを傷つけてしまいますし、砥石に赤錆が付きます。砥ぎ物は大工などしょっちゅう刃物を砥いでいる人に聞くのが一番です。この頃は砥ぎ物が出来ない大工も多いですが、「砥ぎ一生」といわれるぐらい奥が深いものです。御参考までに。
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この回答へのお礼

再び回答いただき、ありがとうございます。

>「砥ぎ一生」といわれるぐらい奥が深いものです。

奥深いものなのですね。
機会があれば、工房見学や木工クラブなどにも出てみたいと思っています。

お礼日時:2009/08/09 15:31

管理方法という表現であれば日の当たらないところに保管するということになります。

使用方法としては砥ぎ物をするたびにすこしづつ表面がちびていき、砥石の表面に凹凸ができてきます。平らでなければノミやカンナを研ぐ時に刃物の方がまっすぐならないので、使用前に仕上げ砥石と中仕上げをこすり合わせて平らにします。(これを砥石のツラ直しと言います)中仕上げは金剛砥石などで平らにします。金剛砥石がなければブロックの表面でこすると平らになります。凹凸が激しい場合はふるいにかけた砂をブロックの表面に少しまいてからこすれば早いです。仕上げ砥石はブロックでこすらないで下さい。こするときはいずれも水をたっぷりかけながらこすってください。サンドペーパーとガラスで面直しをするのであれば1500~2000番を使用してください。また、砥石の面直しというものも販売しています。ダイヤモンド砥石という名前だったと思いますが高価です。あと、表面が平らであればそうそう面直しはしないほうがいいです。面直しをするたびに砥石がちびてすぐに減ってしまうので様子を見ながらしてください。特に仕上げ砥石は砥いだからと言ってすぐには凸凹になりません。それなりに固いです。砥ぎ物2~3回に一回でも十分だと思います。
御存知かもしれませんが中仕上げは水に10~20分ほどつけておき、泡が出なくなってから砥ぎに使いましょう。仕上げ砥石は研ぐ時に濡らすだけでいいです。
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この回答へのお礼

はじめまして、よろしくお願いいたします。

私は、指物を始めてから一ヶ月たらずでして、刃物の研ぎに関しても超初心者です。どうぞよろしくお願いいたします。
刃物研ぎから教えてもらえる木工塾には、時間の都合で通えないので、独学で勉強しています。

>使用前に仕上げ砥石と中仕上げをこすり合わせて平らにします。

仕上げ砥石に対して中仕上げ砥石を使うことも可能なのですね。勉強になりました。

>サンドペーパーとガラスで面直しをするのであれば1500~2000番を使用してください。

この番手も疑問のひとつでした。もっと粗い番手のものを使うのかな、と思っていました。

本当にありがとうございました。

>特に仕上げ砥石は砥いだからと言ってすぐには凸凹になりません。それなりに固いです。砥ぎ物2~3回に一回でも十分だと思います。

>仕上げ砥石は研ぐ時に濡らすだけでいいです。

以上の二つに関してはまったく知りませんでした。

おかげ様でだいぶ疑問が解消されました。代表的なテキストもいくつか利用しているのですが、研ぎに関するページは多くなく、疑問だらけの状態です。本当にありがとうございます。

お礼日時:2009/08/05 14:27

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