激凹みから立ち直る方法

亡くなった父の年齢を「80歳」と人に伝えるとき、ほとんどの人が「それは かぞえで?」と聞いてきます。
そして関係者の通知には「81歳」と掲載されました。
どうしてひとつ年齢が上乗せされて載ったのでしょうか?
また、「かぞえ」って何ですか?

A 回答 (11件中1~10件)

葬儀などでは、死亡時の年齢を「享年」といいます。



「享年」とは「天から享(う)けた年」という意味です。要するに「人の生きていた年数」のことで、元々数え年で数えるのです。だから、ほとんどの人が「それは数えで?」と確認したわけです。その上で、満年齢だと分かったので、関係者への通知には数えの「81歳」と掲載したのでしょう。

ただ、近頃では「享年81歳」という表記もよく目にしますが、「享年」の場合、「歳」を付けるのは誤用で、「享年81」が正しい表記です。

「数え年」とは、生まれたときに「1歳」からカウントを始め、以後正月がくるたびに1歳ずつ加える年齢計算方法です。正月の定義は、地域、慣習、宗派、流派などにより、新暦1月1日、旧暦1月1日、立春など様々です。

一方「満年齢」とは、生まれたときに「0歳」からカウントを始め、以後誕生日の前日がくるたびに1歳ずつ加える年齢計算方法です。

回答としては以上です。以下、せっかくの機会ですので、満年齢の場合、なぜ誕生日ではなく、その前日に加齢するのかを説明します。長い蛇足で失礼します。

よく「2月29日生まれ対策」という人がいますが、それは間違いです。

年齢計算は期間計算の一種なのですが、期間計算には、「期間の満了は、起算日に応当する日の前日である」「初日は省いて翌日を起算日とする」という二つの原則があります。

この原則で期間計算すると、1年間の満了日は「翌日応当日の前日」で、「プラスマイナスゼロ」となり、初日と同月同日になります。一般的に、記念日などは、初日と同月同日にお祝いしますよね。

年齢計算もこのように(誕生日に加齢)考える人が多いですが、年齢計算に限り、例外的に「翌日ではなく初日(生まれた日)を起算日とする」という法規定(年齢計算ニ関スル法律)があるため、満了日も1日前倒しとなり、誕生日の前日に加齢することになるのです。

要するに、起算日を初日とするか翌日とするかの違いです。よく「誕生日前日に加齢するという法律の規定は、一般常識に反する」という批判を耳にしますが、「常識」というのは視点により異なります。

こうした批判をする人は「記念日は初日と同月同日が常識」といいたいのでしょう。確かに期間計算の「原則」からはそれが当り前です。しかし、視点を変えると「生まれた翌日を起算日とするべき」といっているのと同じことです。では、この場合、生まれたばかりの赤ちゃんは「人」なのでしょうか?これだと、年齢計算のカウントは翌日から始まるわけですから、初日が終わるまでは「人」として扱われていないことになります。

一方、「生まれたばかりの赤ちゃんは人間である」「人は生まれた瞬間から、当然に、人権が与えられるべき」という常識もあります。これを年齢計算上実現するためには、生まれた時刻に関係なく、生まれた初日を起算日とするべきです。

結局、法律は後者の「常識」に軍配を上げたわけです。

なお、このように「誕生日おめでとう。今日で○歳だね。」という表現は実は間違いなのですが、だからといって、いちいちそれを指摘するのは大人げないのでやめましょう。「頭でっかち」「KYだ」といわれ、嫌われます。「誕生日の前日に年を取る」というのは、公的な文書を書くときに思い出せばよいだけの話です。

「誕生日の前日に年を取る」というのは、確かに日常生活上は違和感のあるところです。しかし、生まれたばかりの赤ちゃんの命を守るための、とても大切な規定なのです。

※正確には、「誕生日の前日の終了時(午後12時)」で年を取ります。その上で、年齢規制を定めるそれぞれの法令の規定が「○歳に達した日から」など日を基準としている場合は、時刻の部分(午後12時)を切り捨て、前日の初め(午前0時)から法的な効力が発生します。一方、「○歳以上」「○歳未満」など日を基準としていない場合は、誕生日前日の午後12時になるまでは(=誕生日を迎えるまでは)、法的な効力は発生しません。
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事件の起きた日(年)を第0日(年)と数えるのは、近代式です。

昔は、どの国でも事件の起きた日(年)を第1日(年)と数えました。
キリストは金曜日に処刑され日曜日に復活しましたが、書物では「3日後に復活した」と書かれています。

大晦日に生まれた人を考えてみましょう。
数え年(昔流の数え方)の場合
*生まれた日は1歳
*翌日(元日)には2歳になる
*その年は最後まで2歳

満年齢(現代の数え方)の場合
*生まれた日は0歳
*翌日(元日)にも0歳
*1年後の大晦日に1歳になる
(法律上は大晦日の前日に1歳になるのですが、ここではその議論は
考えないことにしましょう。)

正しくは満年齢で数えますが、閉じられた社会で(お寺などで)、昔の習慣を守って数え年を使うことは、なんら差し支えありません。そのような社会は、自己責任で換算すべきであって、こちらで換算してあげる責任はありません。
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人から2月3日の節分の日が基準になると聞きましたが・・・

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今の時代、「かぞえ」なんて意味ないと思っているでしょうが、現代でも「かぞえ」で数えているものがあります。



平成は1988年1月8日からですが、その日に生まれた人は平成の年がそのまま数え年になります。平成元年(1年)の間は1歳、平成2年になったら2歳、というように、平成xx年=xx歳です。

つまり、かぞえというのは年号の数え方といっしょなのです。そう考えれば数え年というのはそんなに特殊な数え方ではないとは思いませんか。
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「ゼロ」という概念が薄ければ、数字は「1」から数え始めるのが普通でしょう。

そこから、何回正月を迎えたかを「数え」て足していくのが「数え歳」。

 同じ年の1月生まれも12月生まれも同じ歳になりますが、そういうものと思えば別に問題なかったのでしょう。
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「数え年」を知らない方もおられるのかと、驚きました。

時代の趨勢というものでしょうか。
よく、お正月が来ると、「またひとつ年をとった」とか言ってる人がいやしませんか?
まぁ、それなりのお年の女性には、「数え年」は好まれないかもしれません。
それと、No.5 の方の書かれているのは、仏教でのお話で、母の胎内にいた時間も年齢の一部とみなすという考え方です。私も、親が亡くなるまで、そんな年齢計算法があるとは知りませんでした。でも、妙に合理的な考え方ですね。
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妊娠した瞬間からこの世に生を受けたと考えて数えると、、、


という話を聞いたことがあります。
正確な日は分らないから十月十日、まあ大体一年増やしたのでは?
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昭和の中ごろまでは、年齢は、数え年で云う習慣がありました。


(年齢は、毎年正月が来ると1歳加えて云うことになります。正月
になると、年が改まるので、その時点で、加齢しました。例えば、
12月生まれの方は、1歳が満年齢より多くなりますが、すべての人
が(誕生日が異なっていても)同様に加齢することになりますので、
慣れれば、違和感はあまりありません。)
近年は、公的な書類等には、満年齢で記入しなければならなくなり
ましたので、若い方を中心に、ほぼ、満年齢が普通になりました。
高齢の方を中心に、未だに数え年で言う方が沢山おられるので、
お父様の年齢を尋ねるのに、数え?と聞かれたのだと思います。
(法事は、数え年と同様に行われることが多いですね)
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以前気になって検索したことがあります。


ここ、読み物としてでも見てみて下さい。

数え年 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B0%E3%81%88% …
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こんにちは。



>>また、「かぞえ」って何ですか?

「満年齢」というのは、1年後に誕生日が来てからが1歳ですが、
「数え歳」というのは、生まれた年を1年目として数えるのです。
従って、今年(平成21年)中に生まれた子どもは、「数え歳」では、すでに1歳ということになり、「満年齢」では、来年の誕生日が来て、初めて1歳ということになります。
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