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円高の行き過ぎを止めるため、日銀が円売り介入をした、とかよく聞いたニュースですが、日銀が誰に円を売るのでしょうか?円を売ってドルを手にするのですか? そもそも為替市場というのは誰々が構成しているのですか?
円高=ドル安だから、将来のドル高を見込んで儲けようとして、個人が市中銀行から多額の円で多額のドルを買った場合、これも円売り介入になるんですか?これは円売り介入とは言わないのですか?個人がこういう行為をした場合、市場に円安・ドル高効果を与えるのでしょうか?
それから、例えばバブル前の日本のようにどっさり米国に輸出した場合、ドルが日本企業にどっさり支払われます。日本企業はそのドルを自系列の銀行に置いてるのですか?その場合、いくらどっさり銀行に貯めても、ドル安になったり円高になったりはしないのですか?
企業が銀行にドルを貯金するのは、ドル売りとは違いますね?

以上、経済に無知な者ですので非常にとんちんかんな質問をしているのだと思いますが、どなたか解りやすく解説して頂けないでしょうか?
宜しくお願い致します。

A 回答 (3件)

>日銀が誰に円を売るのでしょうか?



市場で円を買いたい人。


>将来的には円安が見込まれるのに、買う人はミスミス
>損をするのに何故円を買うのでしょう?

理由の一つは円高にしようとしているから。

2004年の円高局面では、ヘッジファンドなどが円が安いうちにたくさん買い、値段を吊り上げ、高いところで売り抜けて儲けようとした。株の価格操作と同じ。
それに怒った日本政府が大規模な市場介入で円を吊り上げさせないように対抗した。ヘッジファンドと日本政府の間で大量の売買が成立した。円を叩き売って円安に持っていこうとする日本政府 vs 円を買いあさって円高に持っていこうとするヘッジファンド。
ヘッジファンドもすでに大量に円を買い込んでいるので日本政府の介入で円安になってしまうと大損してしまうので引けない。日本政府の介入を真っ向からつぶしに行った。
その戦いの結末はヘッジファンドの弾切れ。円を買おうにも売るドルがなくなってしまった。彼らも短期的に売買して儲けようとしただけで、その円を持っていても仕方ないので、損失覚悟で円を売るはめになった。
日本政府の介入の勝利。


>個人が市中銀行から多額の円で多額のドルを買った場合、
>これも円売り介入になるんですか?

個人の場合はただの取引。
「介入」の言葉通り、中央銀行や政府がわざわざ入るから介入。


>例えばバブル前の日本のようにどっさり米国に輸出した場合、
>ドルが日本企業にどっさり支払われます。日本企業は
>そのドルを自系列の銀行に置いてるのですか?その場合、
>いくらどっさり銀行に貯めても、ドル安になったり円高に
>なったりはしないのですか?

多少は影響があるかもしれないが、その程度の額ではほとんど影響は無い。トヨタの年間売り上げが20兆円。1日当たりにすれば1000億円以下。全部がドル⇔円の両替をされるわけでもないので、市場全体から見れば微々たる額。
上で挙げた2004年に日本政府が行った介入では1日1兆円規模の円売りを連日のように行った。今では2004年当時より為替取引額が増えているので1日1兆円程度の介入でも弱いかもしれない。1日に1000億円や2000億円程度の介入では市場にはほとんど影響は無いらしい。


>円売り介入する時は、東京証券取引所だけでなく、ニューヨーク、
>ロンドンなど世界中の取引所で同時にやるのでしょうか?

為替には物理的な取引所は存在しない。
インターバンク市場などと呼ばれるバーチャルな市場にて取引される。だから東京市場やロンドン市場という市場は無い。

この回答への補足

回答ありがとうございます。大分に解って来ました。でも、まだ解らない部分があります。
私の読んだサイトに下記のように書かれていたので、物理的な取引所が存在するものと思っていました。ここでいうロンドン市場とかニューヨーク市場というのはウォール街にあるNY証券取引所のことではないのですね。証券取引所では通貨の売買はしないのですか?
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
なお、財務大臣が、介入が必要と思ったときにTKY時間(東京時間)が終わってしまっている場合は、海外の市場で、海外の通貨当局(中央銀行など)に介入の実施を委託する。
もちろん、資金は、財務省の「外国為替資金特別会計」を使う。
これを「委託介入」という。
このとき、実際の介入の売買は、
・欧州市場であればECB(欧州中央銀行)、
・LDN市場(ロンドン市場)であればBOE(イングランド銀行)、
・NY市場(ニューヨーク市場)であればFRB(米連邦準備銀行)
にお願いに上がることになる。
インターバンク市場というのはパソコンでアクセスして売買出来るんですか?
2004年の説明、非常によく分かりました。フィリピンで華僑が米の値段を吊り上げるため米を買占めた結果、米の値段が上がり人々が困りました。それで当時のマルコス大統領が華僑に米の放出を命じました。
要するにヘッジファンドは円の買占めをしようとしたんですね。金融自由化ということで、日本政府といえども、強欲な商売人に国の権限で買占めをやめろと命じることが出来ないわけですね。しかし、もし、日本政府が勝利出来ていなかったら、市場、そして日本はどうなっていたんでしょう?
「円を買いたい人」にも色々いると思うんですが、ヘッジファンドのように投機的な目的のために買う人は、買った円を自分の金蔵にしまい込んで当分は市場に出そうとしないと思います。こういう米の買占めのような円買いが多ければ、日銀の円売りは意味を成さないと思いますが、
投機的な目的にために円買いする人の割合は多くはないのですか?何%くらいなんでしょう? 
トヨタなどがドルを円に換金するのはやはり、インターバンク市場でやるのしょうか、それとも自系列の銀行に調達を頼むのですか?
以上、次から次と初心者の疑問が出て来て収拾が尽きません。答えていただけたらありがたいです。

補足日時:2009/09/10 11:07
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>売る円は多くの場合は国債発行で調達するんですね。


>だから過度の介入はよくないというイメージがあるんですね。

 今回の例だと、円売り介入を前提に話を進めます。
 
 日本が円安を望んでいて、アメリカはドル高を望んでいれば
 協調介入が成立するので、介入が成功する可能性が高いです。
 しかし、アメリカがドル安を望んでいる場合は、日本の円売りに対し
 快く思いません。
 それと建前として為替相場は変動制ですので
 為替を意図的に操作しようという為替介入は「良くないイメージ」が
 あります。 

>円売り介入する時は、東京証券取引所だけでなく、
>ニューヨーク、ロンドンなど世界中の取引所で同時にやるのでしょうか?

 為替ですと証券取引所ではなく、為替市場となります。 
 時差の関係があるので同時ではないですが、東京、ロンドン、NYという
 順番で市場が開くので
 東京市場が開いている間は東京で、
 ロンドンが開いたらロンドンで介入を行います。

 協調介入なら、海外の通貨当局と連携して円売りをしてくれますが、
 日銀が単独で介入する場合は海外の通貨当局に委託して
 円売り介入します。

>為替が変動する理由

 金利差、貿易収支など

この回答への補足

投稿ありがとうございます。投稿された内容は理解できましたが、私が元々理系のせいか、どうしても細かく考えて理解不能に陥ってしまいます。例えば日銀が円売り介入する場合、「政府短期証券」を発行して日本国内(日本国民)から円を調達するとあるサイトで説明されていました。しかし、これは日本国内(市中)から円を吸収する作業ですから、返って円高になるのではないのですか?
「円売り介入」によって市中に円が大量に供給される。普通はこうして大量にばらまかれた円を回収するが、国債を売却・発行するなどして、市中の円を一旦回収する、と説明されているんですが、よく解りません。市中に円が大量に供給されるから円安になると理解しているのですが、円を調達する時に市中の円を吸収することは、一旦吸い上げたものをまた同じ所に放出するということで、このサイトでの説明ではどうしても論理的に不合理になるんですが、私の理解のどこが間違っているのでしょう?宜しくお願いします。

補足日時:2009/09/09 06:25
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自分の復習の意味も込めてますので、参考程度に。

違ってたらごめんなさい。

円を売ってドルを買う→ドルのレートが上がり、円が下がる。というわけで、円高への対抗策としては仰る通り円を売り、ドルを買います。売る円はどこから出てくるかと言うと、多くの場合は国債を発行することで調達します。無闇に為替介入をすることは国の債務が増える事に繋がるので、日銀は最近大規模な介入はしてませんね。

個人でどうこうしようがそれは「介入」とは言いません。日本で少し前に流行ったFX程度ではレートに大した影響を及ぼすこともありません。
ただ複数の人間が出資し、莫大な資産の運用を行うファンドになると別です。タイのバーツ暴落に始まるアジア通貨危機、イギリスのポンド危機などはファンドによる空売りが引き金になっており、ある程度以上の資金力があれば、民間でも中央銀行の為替介入に匹敵するレベルのレート変動を起こすことは十分に可能でしょう(基本的に儲けが無い介入の真似をファンドがやるとも思えませんが)

トヨタなどの輸出企業はドルで儲けてそれを円に換金して決算報告を行っています。例年、大企業の決算時期には一斉にドルを円に換金するため一時的なドル安円高になります。

この回答への補足

売る円は多くの場合は国債発行で調達するんですね。だから過度の介入はよくないというイメージがあるんですね。
私はビジネスをやったことがないし、経済に疎いので非常にヘンな質問になるかと思いますが、「円介入」について具体的なことをことを質問したいのですが・・・日銀が円を売るといっても買う相手がいると思うのですが、相手は三井住友などの都市銀行や個人の投機家と考えていいのすか?しかし、円高を円安方向へ持っていくために日銀は円売りをするのですから、将来的には円安が見込まれるのに、買う人はミスミス損をするのに何故円を買うのでしょう?それとも買い手がなくても、為替市場に円を放出して一時ストック出来るような仕組みがあるのでしょうか?
円売り介入する時は、東京証券取引所だけでなく、ニューヨーク、ロンドンなど世界中の取引所で同時にやるのでしょうか?
も一つヘンな質問になって恐縮ですが・・・輸出企業が外国の顧客から代金を受け取る方法としては、自分の取引銀行に代金を振り込んでもらうわけですか?決算時期が来るまではそれをドルとして預金しているわけですね。そのドルを円に換金するとはつまり、取引銀行が持っていた円を、例えばトヨタの口座に移し、トヨタの口座からドルを取引銀行に移すということなんですか?だとしたら、円もドルもただ、銀行内で右から左に動いただけで、通貨の量そのものは増減してないのに、何故ドル安円高になるのでしょう?
私は為替市場というものが解っていないのでこんなヘンな質問をするのだと思います。市中に円がだぶついている、とかそんな表現もありますね。市中とは何なのか、これも分かりません。説明していただけたら有り難いのですが。

補足日時:2009/09/07 12:03
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