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日本列島はプレートの沈み込みによって形成された付加体が基盤になっているといわれていますが、付加体は四万十帯等いくつもに分かれています。プレートが沈み込む際に付加体が形成されるのであれば、プレートが移動している間は連続して付加体が形成されるように思うのですがなぜいくつもの付加体に分かれているのでしょうか?

A 回答 (3件)

日本列島は、ユーラシア大陸プレートに乗っていますが、


その下にもぐりこむ海洋プレートは2つあり、
太平洋プレートとフィリピン海プレートです。
四万十帯の乗っているフィリピン海プレートは、
1億年以上前に、太平洋プレートが南から北に移動していた
(つまり中央海嶺が赤道付近にあった)当時の名残りで、
今はあまり移動していません=だから中央構造線は不活発。
四万十帯には、赤道付近で生じたサンゴ礁に由来する石灰岩が
多いのも、そのせいです。

また、付加帯は、海洋プレートそのものではなく、
海洋プレートが中央海嶺から海溝まで移動する間に、
表面に噴出した火成岩や堆積層が、海溝で大陸プレートに
押し付けられたものですので、丹沢や伊豆半島が伊豆諸島の
延長上にあるように、移動するプレート下に固定した
ホットスポットから噴出するマグマの存在が重要です。
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プレートテクトニクスにはあまり詳しくないのですが、


おそらく日本列島の下に沈みこんでいるプレートが異なっている(地質が異なる)だけだと思います。
例えば秩父帯はジュラ紀の付加体で、四万十帯は白亜紀~古第三紀の付加体です。この境には仏像構造線が走っていますが、特別な断層というわけではなく、構造線の重要度からはジュラ紀の付加体の中を通る中央構造線のほうが重要視されていると思います。
中央構造線と仏像構造線の間にも数多くの断層がありますが、連続して付加体が形成されていく段階での断層と考えられます。おそらく仏像構造線もこのひとつであり、たまたまここを境として潜り込むプレートが異なったのだと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%98%E5%8A%A0% …
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>プレートが移動している間は連続して付加体が形成されるように思うのですがなぜいくつもの付加体に分かれている


直ぐ思い付くことは、付加体の柔らかさが沈み込みの時間に比して小さすぎるので、付加体が幾つにも千切れる、ということでしょう。
付加体が柔らかければ連続した状態で移動すでしょう。
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