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私がわかっているのは、かんぽの宿等を破格の金額で売却する、それも、不透明な感じで・・・
ということだけです。
アノ頃、自民党でも、西川社長辞任論がでていたのに、なぜ、今民主当政権になって、急に辞意を表明すりことになったのでしょう。

わたしは政治経済が弱いので、できるだけわかりやすく、ご回答願いちです。

わたし以上に、政治経済に弱い母に説明しなくてはいけないので・・・

A 回答 (2件)

簡単に言うと政権が変わって国の方針が変わったからです。



小泉さんの頃は、昔は郵便しかなかったけれど、今は宅急便とか色々あるから郵便局を国でやる必要はないだろう。民営化したら効率がよくなって便利になる。大きな会社だから税金もいっぱい払ってくれるだろうし、株券も今は国が持ってるから売ったらお金がたくさん入る。そのお金を別の役に立つことに使えば国民はもっと幸せになれるだろう。そうだ、出来るだけ早く普通の会社にしよう。と、こういう考え方でした。

そしてこの考え方に賛同する西川さんが社長に選ばれました。普通の民間会社にしてうまくいくようにしようと考えるとてっとりばやいのは民間の企業のマネをすることです。なので民間企業を見習って貯金関係はゆうちょ銀行、保険関係はかんぽ生命、郵便は郵便事業会社というように会社も分けました。銀行も保険会社も運送会社もホテル経営なんて普通はしません。なので、かんぽの宿は売ることにしました。特に毎年赤字なので出来るだけ早い方がいい。というわけで面倒が無いようにまとめて売ることにして、手続きも急ぎました。しかし、あんまり急いでその上まとめて売りに出したので、結局一社しか入札しないで大バーゲン価格になってしまったのです。報道でそれが明るみにでると、もともと俺たち国民のものなのになんでそんなに安売りするんだ!と、ご存知のとおりの辞任騒ぎになってしまいました。

でも、これはなるべく早く普通の会社にするという方針からすると、価格が安過ぎたという部分を除けば間違ってはいません。保険会社はホテル経営なんてしませんし、しかも赤字なんですから。ということでやり方はまずかったですが方向性としては間違っていなかったので、だいぶ批判はされましたが続投ということになりました。

で、郵政民営化の選挙から4年たち今度は民主党が政権に就きました。

すると国の方針は変わっていきます。郵便も保険も銀行もまとめて出来るところなんてほかに無い。民間企業がいない山奥にもあるし、もともと国がやっていたからお年寄りなんかも安心して使って貰える。みんなに信頼して貰ってるから民間企業がしていない行政手続きなんかも一部できるようにしても良いじゃないか。郵便局は民営化したけど今でも大切な国のサービスなんだ。こんな感じです。

普通の民間企業みたいにしようとしていたのに今度は普通の民間企業っぽくないところが大切なんだということになってしまいました。こうなると普通の民間企業にしようと努力していた西川さんは困ります。自分は郵便局を普通の民間企業にするのが国民の幸せなんだと信じて頑張ってきたのに、雇い主の国はそんなのは国民のためにならない方針転換しろといってるのですから。で、この国の方針転換が閣議決定という正式な国の方針になった昨日その方針は受け入れられないという意思表示として西川さんは辞任をしました。


だいたいこういう感じです。小泉さんの頃の方針が良いか今の方針がいいかは議論のあるところですが、今まで頑張ってやってきた西川さんにはお疲れ様といってあげたいですね。
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この回答へのお礼

とてもわかりやすいご回答ありがとうございます。
しかも、新社長が、時間が経過しているとはいえ、元官僚ということで、ちょっと民主党の言っていた方向と違うように感じてしまいますね。

お礼日時:2009/10/21 21:04

西川さんは郵政民営化の旗振り役の一人です。


かんぽの宿売却などについては失策でしたが、郵政民営化そのものには必要な人材でした。
ですから混乱しつつも自民党首脳陣は彼を辞めさせない様にしていたわけです。政権交代が行われなければ、恐らくそのまま辞めずにすんだはずです。

しかし政権交代となった今、内閣も後ろ盾になってくれない状態となり、
反対派の急先鋒である亀井さんから最後通牒を突きつけられて辞任となったということですね。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
やはり、政権交代が大きな原因なのですね。

お礼日時:2009/10/21 21:06

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