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NYダウとドル円のチャートはいつもそっくりさんでしたが、最近の傾向はNYダウが上がっているのにドル安方向に進んでいるように思えます。何が原因でしょうか?

それとも、何かの原因でドル高以上に円高が進んでいるだけなのでしょうか?

勉強不足でよくわかりません。教えていただけると幸いです。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

現在おこっていること、水面下でのできごとを列挙してみます。



(1)日米の金利差の圧縮
以前の金利差でスワップ理論から導かれる円の値は80円切っていたと思います。
現在は金利差が圧縮していますから、この点からは円高圧力は強くありません。

(2)アメリカ経済の没落
全ての原因はこれを主眼に据える必要があります。

(3)貿易不均衡
日本の黒字、アメリカの赤字は以前と同じです。
米国が相対的に衰退しているので、この方面の円高の圧力は強まります。

(4)日本の左翼化
民主党政権の政策は殖産興行ではなく、社会福祉重視です。
赤字国債を減らすと言って戦後最大の国債を発行し、公共事業は軒並み停止です。
投資家としてこの国に将来性に失望を抱いた方が大半です。
残念ながら外資は逃げ出しています。東京モーターショーが象徴的です。

同時に日本株にも見切りをつけた国内の投資家が外国株やFXに手を染めています。
国内からも円が海外に流出傾向にあります。これも円高への強い圧力になります。

(1)~(4)を総合すると円高基調は今後も続くことが分かります。
そしてアメリカのドルは近いうちに崩壊すると言われています。
つまり、IMF体制下における現資本主義はいったん破壊されるだろうということです。
それほどまでにサブプライムローンの爪痕は根が深いのです。

ダウは上がりましたが、米国の失業率は10%を越えています。これが好景気ですか?
このダウ上昇はまやかしです。それくらいは読み切らないといけません。
まだ、ダウを上昇させる分だけの流動資金が米国内に潤沢に残っているのです。
ただし、それらはいずれ枯渇していく資金です。

日本のバブルがはじけて本格的に表面化したのは3~5年後です。
それまでは日本も東証が何回か復活傾向をみせています。
アメリカ経済もそのくらい時間をかけないと実態が見えて来ないでしょう。
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この回答へのお礼

大変詳細にありがとうございます。
ひとつ一つ勉強してみます。

お礼日時:2009/11/17 11:39

日米の金利差はほぼゼロになり、


下がりすぎの調整も終わり、
「キャリートレード」の時代は終わりました。

最近は「借金漬けのドルの不信任」と、
「世界経済の不均衡是正」がブームです。
貿易収支はいまだ、米赤字、日本黒字で、
まだまだ円高要因は継続中だと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
その時々により要因が異なることを認識させられました。

お礼日時:2009/11/17 11:37

金利の低いドルを売って株や高金利通貨に投資するドルキャリー取引のせいだと言われますが、リスク選好のときはドル安、リスク回避のときはドル高とも言われます。

簡単に言えば、ドル売って株を買うか、ドル買って株を売るかだけです。


>何かの原因でドル高以上に円高が進んでいるだけなのでしょうか?
ドルと円は低金利通貨の代表で、そのときどちらが買われるかというだけ。ドル円だけ見ていてもわかりません。円高の固有の理由としては、日本政府が円高容認だからでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
いろいろな角度から考える必要があるのですね。

お礼日時:2009/11/17 11:37

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