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再開発をした後に、乗客の乗り換えの便が悪くなった例が2つあります。東急世田谷線と東急新玉川線の三軒茶屋駅と、渋谷の井の頭線ホームです。再開発後に、乗客はより多くの距離を歩かなければならなくなりました。

普通、乗客の便を向上させるためにこういうものはやるのではないでしょうか?商業ビル優先の考え方と言うのは、倫理も悖るということはないでしょうか?

A 回答 (8件)

こんばんは。



誤解を恐れずに言うと、全ては運賃値上げをしない為になります。

鉄道会社は列車を走らせ、乗客の方からの運賃収入によって経営を行っているわけですが、ここ20年の間に大手私鉄やJR各社が運賃値上げを行った会社はほどんと無かったと記憶しています。

この間、消費税率や物価、電気代などは変動してきましたが、これらの外部要因の変化の中で運賃値上げを行わないためにコストカットと新規開発を続けてきました。

人員を減らして乗務員・駅員の宿舎や駅事務室、余分な線路などを可能な限り撤去し、新しい空間を生み出しては開発を行って利益を確保してきたわけです。

確かに近年、駅の開発が進んで従来とは通路が変わるなどの影響が出ている箇所もいくつかあるのは確かだと思います。
しかし、鉄道運輸部門での減収を他事業でカバーしなければ、将来的に赤字路線の廃止や運賃値上げを断行せざるを得ない状況に陥るかもしれません。

今後日本では少子高齢化・人口減少が進み、鉄道利用者数が減少していくことは目に見えています。
そんな中で、本業以外の部門で如何に利益を確保し、路線を維持し続けることができるか・・・、鉄道会社も知恵を絞っている所です。

あまり知られていないことなんですが、鉄道路線の運賃には消費税が含まれているんです。
過去消費税率が上昇する度に、各社も運賃も値上げしたかったわけですが、敢えて値上げは行いませんでした。
鉄道会社も何とか運賃値上げだけは避けたい所なのです。

また、鉄道路線の維持と一口に言っても、線路の維持、新車投入、安全装置更新など莫大な設備投資が必要になってきます。

新しい通勤車両を1両製造するだけでも1億円程度のコストがかかります。
万が一列車が赤信号を通過しないように、安全に列車を停止させる為の保安装置の更新にも億単位のコストがかかります。
これらの設備投資への予算を捻出する為には、本業以外の事業の利益を回さないともう続かないのです。

商業ビル優先・・・
鉄道会社が多角化を進めているのは確かですし、そう見えるのも仕方がないのかもしれません。
しかし長い目で見ると、これが鉄道会社の利益を確保し、鉄道路線の維持に繋がるのです。
決して企業倫理に反しているとは私は思いません。

ただ、仰るように駅ナカ事業によって通路が通りにくくなる面も実例として生じてきているのは確かかもしれません。

鉄道会社も本格的に駅ナカ事業を行うようになったばかりの面もありますので、今後はより洗練され、ショッピングを楽しむ方と移動される方の双方の利便性を確保しながら事業を進めることができるようになると思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
そうなのですか!やっとからくりが解けました。
しかし、ご高説のとおりの事実だとすれば、鉄道会社本来の目的からはなれたところに言っていると思います。もし、本道を追求するならば、値上げも厭わないべきであり、私はそのほうを評価します。独占的ですから、値上げは乗車率に影響しません。それに、なんだかんだで段階的な値上げはここ20年くらいで行っていたと記憶します。とくに、ここで問題にしている東急にしても、そうでした。

なにか、本来的な企業倫理姿勢を間違っているのではないかという疑念は常に付きまといます。

お礼日時:2009/12/06 10:26

>鉄道って言うのは客を運ぶものです。



なるほど。

そしたら京王線は京王線の乗客を運ぶことに専念すれば良い。どうして他の路線との連携を京王が考える必要があるのか?
仮に京王が他社(JR)への連結の利便性を考える必要があるというならば、京王線を使う他社(東急デパート他)を利用する買い物客への利便性も考えなくてはいけない。

JRへの連結距離を短くすることで、買い物に京王線を利用する人の便を落としていいのか?


>多くの客は、早く乗り換えて早く目的地に行きたい。その思いを
>裏切った罪は結構重いと思いますね。社会全体の利益にも反するでしょう。

いいえ。渋谷で井の頭線と山手線の乗り換えを早くするという需要は少ない。JRや井の頭線を利用する客の中でこの再開発で利便便が向上したと考える客は多い。私もその一人。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
各社各社で利益を考えればいいというのは正論ですが、いまいちすんなり入ってきませんね。どうだ、便利になったろうと喜ばれるのがサービス向上なんではないだろうか。

なんとなくわかるようなわからないような、微妙なところです。
ただ、この再開発で利便性はどうして向上したのでしょうか?遠くなったけれども、他の補う要素がそれを上回ることがあるでしょうか。

お礼日時:2009/12/03 00:27

井の頭線の渋谷駅って、マークシティが完成したときのリニューアルのことですか?


あら、私はリニューアルのおかげでずいぶん便利になったなあと思いましたけど。銀座線方面も広くて明るい雰囲気になったし、マークシティを通じて道玄坂の方に出られるようになりましたから。

距離が延びたんですか?まあいいことですよ。多少余計に歩くことで、健康にいいです。でも気づかなかったなあ。もしかしたら靴屋と結託して客に余計な距離を歩かせることによって靴を減らしているのかもしれないですね。でも距離が延びたなんて全く気づかなかったです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
私はそういうことに敏感なんで、よく観察していたんです。
絶対乗り換え距離縮めろよ!という悲痛な期待をして完成を待っていました。結果がこれ!おそらく50メートルは後退しましたね。本当は改札出たらすぐ山手線ホームになっていてもらいたいもんです。
健康歩きはうちの周りで気が向いたときにやりたいですね。

確かに雰囲気はよくなりましたが、それが余計に歩かせることとセットになると言うのは・・・いやだ

お礼日時:2009/12/01 08:24

>乗客はより多くの距離を歩かなければならなくなりました。



歩く距離だけが問題というならば、駅のホームの数を増やすのはいけないこと?
歩く距離を1、2歩減らすためにホームの真ん中にある売店を潰すことが利便性の向上?
ホームが増えて急行や特急がすれ違えるようにしてホームの混雑を緩和したが、ホームが増えた分だけ歩く距離が増えた。


普通は歩く距離だけを利便性とは言わない。
商業ビルができることも利便性の向上。マークシティができたことで利便性が上がった。


自分の利益を全体の利益と同一視してはならない。BakaAliceさん1人の不便が倫理の問題になるというのはおかしな話。通常、倫理は社会全体の利益に対して考えられるもの。
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この回答へのお礼

問題は、明らかに改札から乗り換え距離が増えたことであり、ホームが増えるとかの利便性の追求で結果的に歩く距離が微増しても、それは問題ではないでしょう。

多くの客は、早く乗り換えて早く目的地に行きたい。その思いを裏切った罪は結構重いと思いますね。社会全体の利益にも反するでしょう。

アンカテで聞いてみることにします。

お礼日時:2009/12/01 00:33

 三軒茶屋については #3 さんの言うとおり。

井の頭線渋谷駅に
関して言えば、再開発により西口が新設され、道玄坂方面に向かう
ルートができました。新しい出口の新設は、乗客の便が向上すると
考えるのが普通。なぜ倫理の問題になるのか理解できません。
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この回答へのお礼

たとえば、三軒茶屋のホームの位置が、もっと極端に下高井戸よりになって、西太子堂の位置まで後退したらどうでしょうか?その間ずっとショッピングモールになったり。そこまでしたら、さすがに文句が出るでしょうね。いずれにしても、新玉川線への距離を遠くしたことは、乗換えを日々行っている人にとっては、好意的に受け入れないでしょう。渋谷も、井の頭線から乗り換えないと言うなら別ですが、膨大な数の乗り換え客が山手線銀座線に流れる。その歩く距離が毎日100メートル?多くなり乗り換え時間が一分余計にかかるようになる。
喜ばないでしょうね。新しい出口の利便性を越える不便性が生じます。

鉄道って言うのは客を運ぶものです。

お礼日時:2009/12/01 00:30

乗客の利便性、というのは、何でしょうか?



質問者さんにとっての利便性は、歩く距離が少ない、ということなのかも知れません。
しかし、すべての人がそうであるとは限りません。

商業施設が駅ビルに入ることにより、駅から出てすぐに、そこで買い物などが出来て便利である、という人もいることでしょう。
その人にとっては、多少、駅構内を歩く距離が長くなろうと現在の方が「利便性がある」ということになるはずです。

質問者さんにとっての利便性が、全乗客の利便性ではありません。
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この回答へのお礼

多くの人は、通勤通学で毎日乗換えを行っている、その距離が伸びるわけですね。歩数にしても時間にしても、純粋に「通勤通学」という目的地への行程としては、乗り換え距離が伸びることに対して好意的であるはずがない。買い物があるときは、乗り換え路でないところにいけばいいわけです。

すくなくとも、物を売るよりも、客の利便性を考えてくれよと言うのは過ぎた要求でしょうかね。

お礼日時:2009/12/01 00:27

民間企業が収益性をあげて財務基盤を磐石にするのも


利用客にはメリットがあります。
言われているのはあまりに近視眼的な考え方だと思いますが。

またすでに出ていますが公共性の高い企業でも
『契約の自由』は認められています。
契約の自由は例えば、スーパーやデパートにあなたが買い物に行った時に
スーパーやデパート側に「あなたには売らない」となんの理由なく言われても
仕方がありません。売買契約を結ぶ自由が向こうにはあるからです。
ホテル、公共輸送機関はその社会性の高さから乗車拒否、
宿泊拒否することは認められていませんが

客の便を最優先にする事を求められているわけではありません。
歩く距離が延びるなど社会通念上問題がない範囲で
乗客の便より収益性の向上を優先することは全うな事です。
経営資源を有効に使わないと株主につつかれますしね。

相手は国ではなく株主がいる一民間企業であるという認識が必要です。
乗車の利便が必ず一番であるべき事ではありません。

乗車も嫌であれば途中までタクシーを使うなどして他社を利用すれば良いだけです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>民間企業が収益性をあげて財務基盤を磐石にするのも
利用客にはメリットがあります

もちろん究極的にはそうなのですが(たとえばそれで運賃値上げ据え置きなどがあるとすれば)、日々の通勤通学で、乗り換えに歩く距離が増えた、ということは、結構精神的ダメージが大きいと思いますね。すくなくとも、喜ぶ人は少ないでしょうね。
これは、多くの人が利用する公共機関なのですから、利便性を無視した企業活動はどうかと思いますよ。

そういうのを無視するのが企業倫理ってものですか。

お礼日時:2009/12/01 00:24

民間企業が収益を上げるために行うのであるから、、という妥当性があるので


問題はないでしょうね。公共輸送機関ですので
乗車拒否はできませんが
民間企業ですので、『契約の自由』は法律で保護されています。
嫌なら乗らなくて良いよと主張する権利が向こうにありますし
公共性が高い事業とは言え、少し歩く距離が増えるだけであれば
整合性があるでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

なるほど!ですね。企業性の論理が優先されてしまうわけですね。

お礼日時:2009/12/01 00:20

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