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「は」と「が」の違いについて調べていたところ
英語の冠詞を用いた回答があったのですが、
2つの回答が真逆の説明だったので、
よく分からなくなってしまいました。。。

1>>「は」と「が」の違いは、よく"a"と "the"で区別されますね。
 This is a pen. は、これは、ペンです。
 This is the pen. は、 これが、ペンです。
 なので、「が」をつければ特定の何かを示す(前後に説明が付くのが 普通)。「は」なら不特定/漠然といった違いでしょう。>>
  
http://okwave.jp/qa4437377.html

というのと

2>>良く使われている例です。
 「昔、おばあさん『が』住んでしました。おばあさん『は』...」
 という日本の昔話で皆が聞いた事がある出だしの文ですが、
 英語だと、
 There lived AN old lady. THE old lady ...
 となります。つまり日本語の「は」と「が」の使い分けと、英語の A  と THE の使い分けが(この場合は少なくとも)
 見事に一致している訳です。

 最初の「おばあさん」は、どこかに住んでいる
 ひとりのおばあさんなのですが、
 次の文からは「そのおばあさん」が主人公となって話が進みます。
 英語の場合、「ひとりのおばあさん」が an old lady になり、
 そのおばあさんを特定するために次の文からは the old lady となる 訳です。ということで、the に似た考え方が日本語にもちゃんとる、 ということです。>>

 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4437386.html

1>「は」=a 不定冠詞
「が」=the 定冠詞

2>「は」=the 定冠詞
  「が」=a 不定冠詞

強調として考えた場合は
「が」=the 定冠詞 と考えられますが

既出の単語を次の文で再度取り上げると考えると
「は」=the の様にも思えます。

それとも、文章の内容によって使い分けるんでしょうか?
外国人に違いを説明しようと調べたのですが、
どう、説明してよいか分からなくなりました。

どうか、この2つの矛盾を説明できる方
お助けください。

A 回答 (6件)

こんばんは。



>>>
1>>「は」と「が」の違いは、よく"a"と "the"で区別されますね。
 This is a pen. は、これは、ペンです。
 This is the pen. は、 これが、ペンです。

いえ。それは、どちらかといえば誤りだと思いますよ。
This is the pen. は、
「これは、(色々あるペンの中でも話題になっていた)ペンです。」
ということです。
たとえば、文脈によって、
「ひろしくんが無くしたって言ってたペンって、これだよ。」
「展示会の案内にあった‘夏目漱石が愛用していたペン’というのは、これですよ。」
のようになります。

つまり、1の解釈が誤っているので、2と矛盾するということですね。

ご参考になりましたら幸いです。
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この回答へのお礼

文脈によってもニュアンスが違うので、
これといった決め付けは出来ませんね。
有難うございました!

お礼日時:2009/12/05 07:50

第一に、


あなたの質問は両者のいずれかが正しいという
前提に立っていますがその前提はありません。
第二に、
矛盾とか混乱というためには両者とも正しいはずなのに、
という前提が必要ですがやはり満たされていません。

正解は、「その両者とも間違いである」です。

「~は~である」
ならば主語を特定し、次にそれが何かを述べるという手順であり、
「その赤いサンダルは私の履物である」
「私の履物はその赤いサンダルである」
いずれも、何について述べるかが先決しています。

「~が~である」
ならば述語部分の認識が先決であり、
主語として該当するのはなにかを次に認識しています。

この構造は定冠詞と不定冠詞の関係とは、関係ありません。
たとえば
「猫は哺乳類」は成り立つが「哺乳類は猫」は不可。
という法則があります。この法則に、
英語で猫に定冠詞をつけた場合と
不定冠詞をつけた場合を、照合すると、
無関係であることがわかります。
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この回答へのお礼

そもそも、日本語の「が」と「は」の概念を
ヨーロッパ言語に置き換えて、説明することが
不可能なんでしょうか・・・
回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/12/05 07:57

 「は」と「が」の違いを"a"と "the"で説明しようとするところに間違いがあります。


 「が」はその直前の語が主語であることを表しますが、「は」は必ずしも主語であることを表しません(「が」の代わりに用いる時は主語も表しますが)。
 「は」は色々な語句について、その語句を取り立て、同類のものと対比的に示したり、題目としたり、強調したりするのに使います(学研「現代新国語辞典」による)。ですから、単純に「が」と並列的に考えることはできません。
 「This is a pen. 」は、「これはペンです。」と訳しますが、「これがペンです。」と訳しても間違いではありません。
 This is the pen. は、「これが、その(今話題の)ペンです。」となりますが、「は」を使って「これは、その(今話題の)ペンです。」とすると、「これ」を取り立てて他と区別する意味になり、訳として、不適当になるだけです。
「昔、おばあさん『が』住んでいました。おばあさん『は』...」の場合は、「が」が使われると、「おばあさん」が主語であることを表していますが、「は」を使うと、「おばあさん」が主語であることを表すとともに、不特定多数の「おばあさん」でなく、その「おばあさん」を取り立てて他と区別しているに過ぎなく、"a"と"the"で説明できるものではありません。
 日本語の助詞は、英語の冠詞とは全く性質を異にします。対応させて説明できるものではありません。




 
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この回答へのお礼

なるほど。
なぜ、英語の概念で説明できないのか、
よく分かりました!
そもそも性質自体が違うんですね!
詳しい説明有難うございました。

お礼日時:2009/12/05 08:01

 「は」と「が」の違いを"a"と "the"で説明しようとするところに間違いがあるのではないでしょうか。


 「が」はその直前の語が主語であることを表しますが、「は」は必ずしも主語であることを表しません(「が」の代わりに用いる時は主語も表しますが)。
 「は」は色々な語句について、その語句を取り立て、同類のものと対比的に示したり、題目としたり、強調したりするのに使います(学研「現代新国語辞典」による)。ですから、単純に「が」と並列的に考えることはできないでしょう。
 「This is a pen. 」は、「これはペンです。」と訳しますが、「これがペンです。」と訳しても間違いではありません。
 This is the pen. は、「これが、その(今話題の)ペンです。」となりますが、「は」を使って「これは、その(今話題の)ペンです。」とすると、「これ」を取り立てて他と区別する意味になり、訳として、不適当になるだけです。
「昔、おばあさん『が』住んでいました。おばあさん『は』...」の場合は、「が」が使われると、「おばあさん」が主語であることを表していますが、「は」を使うと、「おばあさん」が主語であることを表すとともに、不特定多数の「おばあさん」でなく、その「おばあさん」を取り立てて他と区別しているに過ぎなく、"the"と同じように見えるだけで、同じではないように思います。
 日本語の助詞は、英語の冠詞とは全く性質を異にします。対応させて説明できるものではないと思います。




 
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過去問がtheの使い方から入っていらっしゃるせいか、英語対比での議論に見受けます。



皆さんが指摘されているように、英語の文法を援用して説明できるものではありません。
全く問題の土俵が異なります。
橋本進吉博士のいわゆる橋本文法(学校文法とも呼ばれています)を未だに日本語文法として
学校で教えています。西洋で発達した文法を日本語に適用したものですから、
言語の成り立ちが異なる日本語に当てはめようとする点にそもそも無理があります。
多くの学者が問題を指摘し、あるべきとする論を提示してきましたが、少なくとも役所の方針は
変わっていません。「は」と「が」の説明が国語教師にもできないのは当然でしょう。
学者の間では橋本文法の劣勢は明らかな状態です。
むしろ明治期に日本に滞在した英米の学者が英文法を外れて日本語の「は」の本質を指摘して
いるくらいです。

さて、学校文法を横において、「は」 と 「が」 は何なのか。
三角章の「日本語に主語はない」に代表される日本語文法が評価されて久しいことです。
当然批判が有りますが、再評価の結果論破され批判の成立しないことも明らかにされています。
 大野晋の  《「は」は既知(旧情報)、「が」は未知(新情報)》…過去の回答にもあり。   
 三浦つとむの《小さな部分を扱っているのが「が」で、それよりも大きなひろい部分を
        扱っているのが「は」である》
も不十分ですが、「は」と「が」の正体を示す分かりやすい指摘です。
言語学博士・日本語教育の大家金谷武洋は、日本語に主語はない、
   “基本文型は、名詞文、動詞文、形容詞文の3種類、主語はいらない”
              の立場で日本語文法を展開しています。
   「は」と「が」の違いも自ずから明快になります。
 
興味を持って読めば分かりやすい書籍…難解ではありませんが熱意が必要です。
  『日本語に主語はいらない』金谷武洋 講談社 \1,500(2002年出版)
  『象は鼻が長い ― 日本文法入門』三上章 くろしお出版 ¥2,310(1960/10出版)
同上のエッセンスです、金谷武洋氏のコラムです…先ずはここから、目から鱗との声も。
  http://blog.goo.ne.jp/shugohairanai/e/4637f90ee3 …
   第35回~37回 「日本語の特徴(その1~3)」
   他のコラムも楽しく役立ちますから、お暇な時にでもお奨めします。
これを機に一層興味を持って疑問の払拭をなさいませんか。
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この回答へのお礼

お勧めいただいたコラムは既に目を通しておりました。
日本語を母国語とする私自身にはとても興味深いですが、
日本語のネイティブでない外国人へ
「が」と「は」の違いをどうにか説明できないかと思い、
過去の質問を探していたところ、
二つの回答を見つけたといういきさつでした。
いろいろとアドバイス有難うございました。

お礼日時:2009/12/05 08:17

私も「は」と「が」の違いについて調べたことがあります。


その結果は以下の通りです。

1.「は」は述語を強調し、「が」は主語を強調する
2.「は」は一般的な法則を表し、「が」は個々の事例を表す
3.述語が2つある場合、「は」は2つ目の述語を修飾し、「が」は1つ目の述語を修飾する
4.「は」は主語以外にも使える

a,theとの関連性は見出せませんでした。
多分、上記の1の法則性をとり違えたのだと思います。
theのついている名詞は聞き手も既知のものである可能性が高いです。既出の情報をわざわざ強調する必要はないので、
"The old lady..."は主語が既知の情報であり、おばあさんのとった行動が強調されることになるため「おばあさんは」となります。
"This is the pen"は英語では目的語、日本語では述語が既知の情報であり、主語のthisを強調することになるため「これが」となります。
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この回答へのお礼

なるほど!
1)の用法を取り違えたというのは、とても説得力があります!
なんだか、とてもすっきりしました!!
有難うございました!

お礼日時:2009/12/05 08:22

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