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議論の種となってしまうかもしれないのですが、疑問に思っていることがあり、ここに質問させていただきます。

なぜ、有機野菜という名称を用いることを、有機JAS認証という名目で管理するのでしょうか。

いや、そのいきさつは知っていますし、理解もしています。ぼくが質問したいのは、「農薬をこそ管理すべきではなかろうか」ということです。

つまり、順序が逆なのではないだろうか、ということなのです。

有機野菜を作って売るためには、お金をかけて認証を得なければならない。しかし、農薬はホームセンターなどでいくらでも売っており、いくら農家が厳密に管理しているといっても、それは使用後の管理体制がしっかりしているだけであって、購入時に医療用処方薬ほどの厳密さはありません。

農薬の使用に関してはある程度農家の判断にゆだねられ、有機野菜に関してはその名称の使用から厳密に管理される、ということが、どうにもむずがゆいのです。

結果的に、有機野菜を作っていても、その名称が使えないために「無農薬・無化学肥料野菜」という名称を用いたりと、依然として健康志向の消費者が混乱する事態を招いています。

この場合、農薬の販売・使用を認可制にして、その管理をするために農薬使用農家から管理料金を徴収し、販売の際に一定の名称やマーク(有機JAS認証のマークのようなもの)をつければいいだけの話だと思ったのですが、みなさまいかが思われますか?

ちなみに、国の推し進める方針や、大人の事情については、ある程度踏まえたうえで「あえて」質問しています。

ですので、大人の事情に乗っかるもよし、農薬の正義について語るもよし、ぼくの提案に乗っかるのもよし、全く別の切り口から攻めるのもよし、様々なご意見を伺いたく思います。

A 回答 (4件)

農家の立場から栽培した農産物を多方面に流通させる際に


手間隙を惜しまずに苦労して作った有機農産物に如何にして付加価値をつけるか?
を考えた場合、
一般の消費者が誰でも安心して購入できることを目的とした
『”国”が公認している』有機JAS認証
というのは、
認証取得の厳密さ故に、他の農産物とは比べ物にならないほど、非常に価値のあるものだと思いますし、それだけの付加価値をつけて然るべきものだと思います。

ただし問題なのは、混乱する事態を招くほど消費者への認知がなされていないことであって、
仮にこれがnouninさんがおっしゃる様な場合でもやはり混乱を招いてしまうのではなかろうかと思います。



ご存知かとは思いますが補足として、
農薬を使う際にはJA指導員etcによる使用可能作物の確認、使用回数、使用限度量、使用間隔(時期)、使用履歴提出の徹底。流通先(一部除く)においては抜き打ち検査により規定濃度の1000分の1まで残留農薬を調べ上げられて、検査をパスしなかった場合は流通の即時停止処分 といったことがなされています。
ですので、医療用処方薬ほどの厳密さ程ではないかもしれませんが、農薬を使う農家もきちん注意して使用していることをわかって頂ければ幸いです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

付加価値について考える機会を与えていただき、ありがとうございます。メリットについて考えれば単純なことだったはずなのに、盲点でした。

また消費者からのアプローチがなければ、あるいは消費者に知識を誘導する何かがなければ、混乱を回避するのは難しいというご指摘も、ごもっともだと思います。

抜き打ち検査は存じ上げておりました。このご時世、基準値を超える農薬が検出されれば、マスコミが動く可能性がありますし、農薬を過剰散布したところで、誰も得をしないことも理解しております。

ただ、一般的には「農薬は安全」という矛盾した言葉が横行し、一部の有機農業の本を読むと、「農薬は危険」という決めつけがあったりと、一方向に偏った情報があるのも事実です。

個人的には、農薬に危険性があるのは間違いないけれど、現在の農業や流通・消費のあり方を考えると農薬は必要悪であり、完全に排除するという考え方は望ましくない。そのうえで、人間が一生摂取しても健康に影響がない量を規定している、とぼくは考えています。

しかし一般的には消費者に対し、「農薬は安全」という言葉で片付けようとする動きがあること、そして有機農業を実践する一部の方で「農薬は危険」という思い込みを与えていることが、有機農法と慣行農法に対立関係をつくり、また消費者に式をすっとばした偏った答えを与えているのではないか、と思っています。

長くなりましたが、おかげさまで、突っ込んだご回答もいただけ、考え方がポジティブな意味で前進したと思います。また、ぼくの無知蒙昧に対して冷静なご指摘がいただけたことも、ありがたく思っています。

もちろん、他のご回答者さまからも厳しいご意見がいただけたことに感謝しています。議論を活発にと思うあまり、対立的な関係をわざと作ろうとしたことで、ご不快な気分にさせてしまったかとも思いますが、どうかお許しいただければ幸いです。

この場を借りて、みなさまにお礼申し上げます。ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/20 15:27

まず、私は国内の農業生産に用いられている農薬は適正に使用されていれば、安全性が担保されており、生産性にも大きく寄与しており、国内の農業生産には不可欠という立場で話をします。



おなじような理論を何人の方々から聞いた記憶があります。
農薬マイスター制で車の免許資格のように、知識や技能を有すると認められた人のみ販売すべきだという理論でしたが・・・・
(このレベルならまだ考えられますけどね?)

>農薬の販売・使用を認可制にして、その管理をするために農薬使用農家から管理料金を徴収し、販売の
>際に一定の名称やマーク(有機JAS認証のマークのようなもの)をつければいいだけの話だと思ったの
>ですが、みなさまいかが思われますか?

どのような販売・管理形態ですか?農薬を使用した場合のみ農産物に名称・マークを付けるのですか?
マークのないものはすべて「無農薬・無化学肥料野菜」ですか?
で輸入農産物も同レベルでの輸入制限しますか?(同レベルで輸入制限したならば、海外生産者自ら?マークを付けているオーガニック農産物ぐらいしか輸入できませんが?)

有機農産物について

>なぜ、有機野菜という名称を用いることを、有機JAS認証という名目で管理するのでしょうか。
一番勘違いしているかと思いますが、個人で野菜を配るときにまで無化学肥料・無農薬の有機野菜だと言えないわけではないのですよ。
市場出荷や店頭販売時に私の農産物は「有機JAS」認証を受けていますと表示できるだけです。
(自己主張ではなくて、第三者の認証を受けていると。)
ここから農薬の使用論に行くのは展開が飛躍しすぎる気もしますけど!

>農薬の使用に関してはある程度農家の判断にゆだねられ、有機野菜に関してはその名称の使用から厳密に管理される、ということが、どうにもむずがゆいのです。

すごく、端的な話ですが、100人の一般農家を管理するのと1人の有機農家を管理するのではどちらがコストがかかりますか?

あとNO1さんに対する発言ですが質問者さんはOKWave以外からの投稿でしょうか?
OKWaveは回答形態が変更され、補足要求とか、どんな人、自信とかの項目はありません。
ですから私の回答もgoo教えてとかではどのように表示されるかわかりませんので・・・・

この回答への補足

トンチンカンという部分において、補足説明なのですが、有機JAS認証が、「「有機JAS」認証を受けていますと表示できるだけ」だとしたら、認証が立ち上げられた経緯も含めて、ある誤解を生じます。

以下の一文は、http://eco.goo.ne.jp/food/organic/vegi/gs_01.htmlより引用したものです。

-----以下引用文-----
ここ数年、消費者は食の安全性を強く求め、農薬や化学肥料を使わない有機農産物のニーズが高まっている。それに伴い「有機」と称する野菜が市場に氾濫するようになり、「有機」農産物への信頼性がすっかり失われてしまった。そのため1992年、農林水産省は「表示ガイドライン」を制定し、表示の適性化を試みたのだが、法的な拘束力を持たず、罰則規定もなかったため、あまり効果がなくかえって混乱することになった。店先で「有機無農薬」「自然栽培」「天然栽培」など様々な表記が氾濫し、違いが分からず困惑した経験があるのではないだろうか。
 そこで1999年7月、「農林物資の規格化および品質表示の適正化に関する法律(JAS法)」の一部が改正された。この法律のもと、2001年4月から、農産物や農産物加工品に「有機」と表示するには「有機JASマーク」を貼ることが義務付けられた。「有機JASマーク」を貼るためには、有機JAS規格で定められた基準を満たし、オーガニック検査員による検査を受け、第三者機関である認定機関から有機認定を取得しなければならないのだ。だから、有機 JASマークがないのに「有機○○」と表示されていたら、JAS法違反により罰則が課せられる(ただし、畜産物、水産物、酒類は別)。
-----引用終わり-----

つまり、有機野菜という表示は、消費者と生産者の立場においてその名称が管理されているわけです。

さて、引用の最後の一文を読む限り、「個人で野菜を配るときにまで無化学肥料・無農薬の有機野菜だと言えないわけではない」とおっしゃいましたが、消費者と生産者における売買の条件上にない以上、その理屈でぼくが勘違いしているというのは筋違いです。

JAS認証を受けずに、「有機野菜」と軽トラックに旗立てて売るわけにはいかないでしょう。それを消費者と生産者の立場ではないところで、あるいはその立場であっても、こそこそと闇野菜でも売るように、「実はこれ、有機野菜ですよ」というのは大丈夫なんだから、ぼくは勘違いしているという主張は、条件が違う以上トンチンカンである、という補足でした。

補足日時:2010/01/19 11:48
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

最後の一文、ぼくの方で存じ上げませんでした。回答者さまにはお詫びしておきます。ご指摘ありがとうございます。

いろいろ書こうとしたのですが、やめました。ぼくが勘違いをしていると書かれていましたが、有機JAS認証の件については、知識としては存じ上げております。

当然、無農薬野菜として売ることができることも知っております。

というよりも、ぼくのほうで、

>結果的に、有機野菜を作っていても、その名称が使えないために「無農薬・無化学肥料野菜」という名称を用いたりと、依然として健康志向の消費者が混乱する事態を招いています。

と書いています。その回答が、

>一番勘違いしているかと思いますが、個人で野菜を配るときにまで無化学肥料・無農薬の有機野菜だと言えないわけではないのですよ。
市場出荷や店頭販売時に私の農産物は「有機JAS」認証を受けていますと表示できるだけです。
(自己主張ではなくて、第三者の認証を受けていると。)
ここから農薬の使用論に行くのは展開が飛躍しすぎる気もしますけど!

というトンチンカンなものだったことが残念です。

また、農薬の使用論などを展開したつもりもありません。

有機JAS認証と同じような認証が農薬の使用に対してあればどうだろう、という非現実的な理想を掲げたにすぎないのですが、それが農薬の使用論だと思われたなら、遺憾です。

ただ、農薬マイスターの件もふくめて、ぼくの案の非現実的な一面に対する指摘は、一部理解できるところもあり、一歩考え方が前に進んだように思えます。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/19 10:46

農薬そのもので制限するのは、実用上困難で、筋の悪い考え だと思います。


具体的に、
農薬購入の処方箋発行にはどのような機関を想定なさいますか?
購入後に実際に使いきったか、横流しなどが無いか をどのようにチェックしますか?
農薬を使った農家がマークを貼らないことを、どのようにしたら保証できるのでしょう?
マークを貼ることができる農家であることは、どのように認定するのでしょう?(無認定なら、当然偽物が出ます)
外国からの輸入を完全に止めることも困難です。
他にもたくさんの課題がありますが、
必要部分に限って半ば自主的に行われている現在のやり方を、強制的な法律の網で全て縛るやり方にとりかえるということが(提案者さんはこのことに気がついていないようですが)そもそも望ましくないことだと 私は考えます。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。

では、逆の意味において、ご回答者さまのおっしゃる「困難で、筋の悪い考え」「半ば自主的に行われている現在のやり方を、強制的な法律の網で全て縛るやり方にとりかえるということ」が、なぜか有機農業という名称においては行われているということになります。

すべて縛るやり方に対して気づいていない、と捉えられると心外なのですが、あえて言いますと、この質問そのものが「釣り」だというふうにとらえていただけると幸いです。

また、ひとつ言いたいのですが、現状を変えるのはどうだろう、という質問に対して、困難だから無理という決めつけは思考停止に近いものがあります。

少なくとも、理想論を掲げたことに対して、そのネガティブで非現実的な一面ばかりを取り上げるというのは、閉鎖的な保守思考だと思わざるをえません。つまり、代案すら出さず、議論を一歩たりとも前に進ませまいとする態度です。

ぼくの提案が理想的に過ぎ、非現実的というのは、じゅうぶん想定できることですし、自分自身意識して質問しています。ぼくの提案が実行可能で論理的なアイデアなら、国によってとっくに実行されているはずなのですから。

しかし、最後の一文は納得できるものでした。ぼくも、自主的に行われているものに対して、法の網を張り巡らせる(そして、たいていの場合は、それが問題をよりややこしくする)というのは、望ましくないと思っています。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2010/01/17 15:34

ちょっとお聞きしますが、


農家が農薬を使用する実態(回数、時期等)についてはどの程度ご存じなのでしょうか。

この回答への補足

大変失礼なのですが、答える必要がありません。

種類:回答
どんな人:一般人
自信:参考意見

となっていますが、なぜ補足要求にチェックがないのでしょう。このご回答では参考にはなりません。

また、ぼくがどの程度の知識を持っているかが、この質問の要点ではないはずです。

質問に関しては、質問文で完結しています。その文章内で、ぼくの質問そのものが無知で幼稚であると思うならそれで結構です。その旨をご回答ください。

補足日時:2010/01/16 13:11
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この回答へのお礼

回答No.3さまよりご指摘いただいたのですが、補足要求へのチェック項目は、ぼくが「教えて!goo」を利用しているからチェックできるだけで、他のQ&Aコミュニティでは項目自体がない可能性がある、とのことでした。

もしそうであれば、こちらの無知により、不快な思いをさせてしまったことだと思います。また、仮にそうでなかったとしても、回答形式にまでケチをつけるような真似をしたことを、大人げなかったと反省していました。申し訳ありませんでした。

お礼日時:2010/01/19 10:51

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