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いろいろと京急1500系の走行音を聞いて気付いたのですが、モーター音が全然違ったりするのはどういうことですか?
京成3000系のモーター音とそっくりなものもあれば全然違うものもある。はっきりいって全然どう見分ければいいか分かりません!

A 回答 (5件)

こんばんは。


現役で電車運転士をしております。

>いろいろと京急1500系の走行音を聞いて気付いたのですが、モーター音が全然違ったりするのはどういうことですか?

それは、制御装置が
○界磁チョッパ
○GTO-VVVF制御
○最近登場した、界磁チョッパ⇒IGBT-VVVF制御に改造した編成
…と、3種類があるからです。


>はっきりいって全然どう見分ければいいか分かりません!

見分け方は簡単。
ポイントは屋根のパンタグラフの位置です。

1500形は2両で走る装置が備わります(2両1ユニット)。
浦賀寄りから1号車、2号車となります。
パンタグラフを搭載しているのは奇数号車。
1号車、3号車…、となっています。


○4両編成は全て、界磁チョッパ車だけ。
○6両編成の界磁チョッパ車は、全てモーター付きの車両で組成しているので、1・3・5号車にパンタグラフが搭載されている。
○6両編成のIGBT-VVVF車は、3・4号車にはモーターの付いていない付随車(T車)なので、パンタグラフが1・5号車だけ。
○8両編成で界磁チョッパ車なのは1編成だけ。起動加速度が高いものの高速域での加速余力が無く120キロで運用するのは苦手なので、全てにモーターが付いている。その為、パンタグラフが1・3・5・7号車に付いている。
○そして、他の8両編成の1500形は全て、GTO-VVVF車。3・4号車にはモーターが付いてないので、1・5・7号車にしかパンタグラフが搭載されていない。

………上記が見分け方になります。

ちなみに、京成3000形と同じ制御器なのは、1500形でも東洋電機の制御器を搭載した6両組成のIGBT-VVVF改造車。

6両編成は、
各駅停車(普通電車)と、
朝夕ラッシュ時に京急川崎駅で種別を普通⇒快特・特急に変えて羽田空港行きで乗り入れる列車
……で運用していますので、普通電車を基本で探すと見つけられます。
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この回答へのお礼

見分け方も丁寧にお書きになってくれてありがとうございます。全ての回答者さんが申したことはかなりの参考になりました。まだまだ分からないこともありますが、ひとつひとつ丁寧に教えてくれたことがいかに
感謝すべきか本当に大事だと思いました

お礼日時:2010/02/09 19:36

余計な説明は省き簡潔にまとめます。


・制御方法が2種存在する(界磁チョッパ・VVVFインバータ)
・VVVFインバータに三菱と東洋の2社の電気品(電動機も)が存在する。
・2006年から界磁チョッパ車はVVVFインバータに換装を開始している(制御器・モーターは三菱・東洋の2社)。
・京成新3000の制御器・モーターも三菱・東洋の2社。
制御器・電動機のメーカーが違えば発する音もちがいますよ。
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1500形にはチョッパー制御のものとVVVFインバーターのものがあります。


1719・1725・1731編成はVVVFインバータ制御なので全く違う音になります。
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この回答へのお礼

ほかの回答と同様、分かりやすい説明ありがとうございます!!

お礼日時:2010/02/09 19:34

あくまで可能性なので、答えではないかもしれません。



同じ系式でも、細部が異なるケースは多々あります。

例えば、

1.一部に試作要素が含まれている場合
 これは私の家の近くを走る西武の場合ですが、2000系には、一部に試作的要素が入った車両が存在したり、過去存在しました。6000系が製造する前、2000系は本体はペデスタル式FS072/372A台車ですが、積層ゴム式支持装置を搭載したFS-542/542A台車、積層ゴム式支持装置、ボススターレス方式のSS114台車を使用した試作車両があったり(保守の関係で、現在は共に正規の台車に振り替えています。前者が10000系の台車の試験、後者が6000系以降の台車の試験でした)、第2197編成(クハ2197+モハ2197+モハ2198+モハ2297+モハ2298+モハ2397+モハ2398+クハ2198)は、モハ2197にはVVVFインバータ制御装置の試作装置が、モハ2297とモハ2397には2000系標準の他励界磁チョッパ制御機が搭載されています。

2.1形式でモーター出力が決まっていても、編成によってモーターの製造会社が異なる場合
 これも例は西武で申し訳ありません。西武での多両数形式は、今でこそ2000系ですが、過去には101/301系が最大でした。この車両は抑速制動装置付制御器三菱製MMC-HTB-20Eと統一されていましたが、モーターは3種類使用されました。初期の車両がHs-836-Nrb(日立)とTDK-8010A(東洋)の150Kwモーター、後期車が日立製のHs-22436-03RBでした。
 しかも、編成単位ではあったようですが、固定ではなく検査の状況で、東洋製モーター搭載車が入場し、検査完了後出場した際は日立製モーター搭載(台車ごと振り替えられていたようです)だったりしてました。

3.同一系式内の制御装置の相違
 試験要素が入ることがあるという1項の中に若干触れましたが、単純に番台区分のみで、同じ系式とされた車両内で制御装置が異なることがあります。
 京急1500系の場合、下記のように3種類の編成があります。
(1)鋼製車体に界磁チョッパ制御機搭載車
 車体が鋼製で界磁チョッパで運転している車両。番号では先頭車片側の番号で1501、1505、1509、1513、1517があたります。

(2)アルミ車体で界磁チョッパ
 車体がアルミになったタイプです。番号では1521、1525、1529、1533、1537、1541、1545、1549、1601,1607、1613、1619、1625、1631、1637、1643、1649

(3)アルミ車体にVVVFインバータ制御装置搭載車
 最終編成で、俗に1700系と呼ばれたりします。1701、1707、1713、1729、1725、1731とあって、1731が最終増備車です。

 あくまで可能性ですが、モーター音が異なる理由の多くはモーターの相違か制御器の相違が原因であることが多いようです。1の例であれば、制御器が異なる第2197編成が2197+2197のユニットのみ、VVVFインバータ制御装置搭載車特有の「ウィーン、ウィーン」という制御音が聞こえますが、他のユニットはチョッパのため、モーター音がするのみです。

2番目の例のように、同一系式でありながらモーターが異なるとき、特にモーターの製造メーカーが異なると、若干音が変化することは考えられますね。西武のように搭載車両が固定されない場合、ある時はこんな音だったのに、検査を出てきたら音が変わった、と言ったことは頻繁でしたね。

京急の使用するVVVF制御装置はドイツ製と日立製があり、2100系特急車製造後に使用されたドイツ製は音がドレミと聞こえるため、特に目立ちます。最近は日立製に交換してきているので、殆ど聞こえなくなり貴重ですが。

ご質問の件、1500系と言うことですから、可能性としては、モーターが複数メーカーで製造されており、このメーカーの相違で音が異なっている可能性、モーターの製造メーカーは同じだが、モーターの系式が異なっているため、音に相違がある可能性、制御装置の音が聞こえており、その制御装置の音に特徴があるが、何らかの理由(制御器や入れている箱の形状等の変更)で音が変化した可能性などが考えられます。

また改造によって、界磁チョッパからVVVFインバータ制御二編mこうになった編成もあるようです。

京成3000系と同じ音という車両があるということは、制御方式が同じあるいは制御器まで同じで、モーターが同じ出力であるため、同じ音がする車両が発生している、と言う可能性があります。

ちなみに界磁チョッパ車は直流複巻電動機、VVVFインバータ制御車両は交流誘導電動機ですので、1500系であっても1600番台車までと1700番台(VVVFインバータ制御車)では音が変わります。

出力も界磁チョッパ車は100Kw、VVVFインバータ制御車は120Kw、VVVFインバータ制御改造車は150Kwと変更されて変更されているようですので、音の変化がある可能性が高いですね。
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この回答へのお礼

返事がおそくなってすいません。本当に本当に細かい説明書きとモーター音の違いを教えてくれてありがとうございます!!
かなり参考になりましたし、今後私の大好きなモーター音を聞くのにも役立つと思います

お礼日時:2010/02/09 19:33

モーターの音が違っても正常に電車が動いているのなら問題ありません。


プロでないのだから音の判別が出来なくても良いです。
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