今回のオリンピックで唯一の金の期待を背負わされた浅田真央、そして本人も欲しくて仕方なかった金メダル。
でも、ジャンプの評価基準が変わった時から金メダルは無理だと以前から感じていました。
ジャンプの規定が厳しくなった事、アクセルジャンプの加点が少ない傾向、表現力やスケーティング自体の評価を重要視する傾向の為です。
そして、日に日にスケーティングの完成度を高め、選曲、構成、表現力、表情、要素の繋ぎも練りに練られたキムヨナ。
浅田真央本人に3Aへの拘りがあったのだとも思いますが、上記の傾向は明らかだったにも関わらず、一緒になって3Aに固執していたタラソワやその他のスタッフに問題があったと思います。
選手のポリシーも大事ですが、冷静に判断して時には選手の思いを抑えて勝利に導くのがコーチやスタッフのだと思います。
浅田真央の選曲や構成は以前までフィギュアの物と大差なく、非常に難しく男子並みと言われる構成も3Aを2回入れた事ぐらいにしか見えませんでした。
キムヨナの完成度や表現力にはかなわないと判断して3Aに磨きをかけたのかもしれませんが、タラソワは男子選手のコーチとして大きな実績のあるコーチではありますが、女子フィギュアの表現力、芸術性に疑問がある為、荒川静香はタラソワからニコライに変えました。
その結果、金メダルを取りました。
そして安藤美姫はニコライに『ジャンプに固執するのをやめろ』と言われ表現力重視に方向転換しました。
まあ、安藤美姫は故障、精神的な弱さや辞めたい病で、大きな結果は得ていませんが、傾向に沿った指導だと思います。
そして、キムヨナの演技が浅田真央より素晴らしかったのは感じましたし、あの演技は過去に見たキムヨナの中で最高の出来で金メダルは当然だと感じました。
『異様に得点が高いのではないか?』と感じたのは確かですがジャッジが贔屓しているとは思いません。
キムヨナの実力+コーチやスタッフによる演技構成、選曲、曲にベストマッチした各要素と繋ぎなど選手の能力を最大に生かして勝利する計算された戦略が非常に大きいと思います。
浅田真央が悔しくて泣きだしそうになるのを堪えてインタビューを受けて、でも耐えられなくなって泣きだし、その後も嗚咽を堪えながら答えていた姿。
小さな子供が大泣きした時になるような、何度も嗚咽をもらして体をピクピクさせながらしゃくりあげるのを抑える姿。
しゃくりあげる嗚咽なんて本気の大泣きを無理に堪えないと出ない。
キムヨナはこのまま引退すると噂が出ているから、もし本当なら一生キムヨナにリベンジできない。
そして、あんな姿の浅田真央を見せた『タラソワはチェンジだ!』と思うのですがいかがでしょう?
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
チェンジした方が良いと思います。
理由:
本日の朝刊で、「練習環境、点差に影響か」
こういう記事を見たからです。
共同通信社の配信なので、ネットで検索してもご覧になれるかもしれません。
以下、一部抜粋しましたので、どうぞ。
_______________________________________
日本の吉岡伸彦監督は、「ジャンプの入り方と着氷の流れの差が敗因」と分析した。
ジャンプの入りや着氷は、滑りのスピードに大きく左右される。
キムヨナを指導するオーサーコーチは、「一緒に滑れば、選手がスピードを感じられるから」と自ら氷に乗って指導することもある。
オーサーコーチには、男子世界ジュニア王者のリッポン(アメリカ)も師事しており、キム選手は一緒に滑る仲間にも恵まれていた。
浅田選手は対照的だ。
中央大のリンクは貸し切りのため、一人で滑ることが多く、男子のトップ選手らと一緒に滑る機会に乏しかった。
_____________________________________
記事は以上です。
タラソワコーチは、オーサーコーチのように自らジャンプして指導はできないと思います。
失礼ながら、あの体型ですから。
それに、タラソワが多忙なため、直接指導を受けられるのは、一年のうち数週間だそうです。
それを埋めるように支えているのは、日本オリンピック協会(JOC)専任コーチの小林れい子さんなのです。
だから、さっさとチェンジです!
No.9
- 回答日時:
No.1です。
補足します。音楽についてですが、タラソワから提案されたのは「鐘」と「愛の夢」なのですが、どっちもどっちだと思います。その時点でタラソワのセンスはヨナ陣営に負けています。
昨シーズンの「仮面舞踏会」で、この手の曲は点数が出ないということはわかっていたはずです。
いざシーズンインしてから選曲が失敗だったことに気づいても、曲は替えられなかったんですよね。すでに真央選手の名前入りで、「鐘」を収録したCDとDVDを発売してしまったからです。
マネジメント会社から契約したので、真央選手自身も替えたいと思っても口に出すことはできません。
そういった事情があってスポンサーとの契約でがんじがらめになっていた部分もありますが、やはりもともとのタラソワのセンスに問題はあるし、グランプリシリーズなどのヨナやロシェを見ていれば「こういう演技に点数を出しますよ」とジャッジはメッセージを送っているのに、それを無視し続けたタラソワに責任はあると思います。
曲が替えられなくても振付や衣装をもっとなんとかすることはできたはず。
私は、タラソワが真央の意向通りに3Aを跳ばせたことは間違いでなかったと思いますが、それはどんなコーチでもできることです。いえ、真央はコーチなどいなくてもメンタルはしっかりしているし(2008年ワールドの優勝もコーチ不在でした)、自分の意思で3Aは跳ぶので、コーチにジャンプ指導を求める必要はありません。
ですから真央に必要なのは選曲や振付のセンスある指導者だと思うので、タラソワはチェンジした方がいいと思ってます。
No.8
- 回答日時:
ANo.3の一部訂正
エキシビションは5位までの選手が参加するそうです。安藤美姫選手も参加して、エキシビション・プログラムの方の「レクイエム」を見せてくれるようです。
No.7
- 回答日時:
ANo.3の補足
チェンジしなくて良いということではありません。
ただし、浅田選手に銀メダルを取らせたことは偉業に違いありません。従って、チェンジの理由は、指導が不適切であったということでは無く、持病のためロシア国外での長期指導が困難なことと、次期のソチ冬季五輪の開催国であるロシアスケート連盟の顧問という要職にあるため外国選手の指導に支障がでる恐れがあるかもしれないからです。 でも、後任をモロゾフ・コーチにしない方が良いと思います。モロゾフ・コーチでは「角を矯めて牛を殺す」ことになりそうだからです。
浅田選手は銀メダルでも口惜しさを精一杯滲ませていましたが、これほどの闘争心の源泉こそがトリプル・アクセルなのだと思います。浅田選手からトリプル・アクセルを奪ったら、恐らく闘争心も失ってしまうことでしょう。 誰がコーチになるとしても、浅田選手のこのモチベーションをソチ・オリンピックまで大事にして欲しいと思います。
No.6
- 回答日時:
>女子フィギュアの表現力、芸術性に疑問がある為、荒川静香はタラソワからニコライに変えました。
荒川さんはタラソワに付いて表現力を身につけたと思います。ただ、ステップのレベルがなかなか上がらず、氷上で一緒に滑りながら教えてくれるモロゾフを選びました。
金はモロゾフの功績だと思っている方が多いと思いますが、タラソワなくして金はなかったと思います。ちなみにフリーを”トゥーランドット”で滑るように助言したのはタラソワです。
浅田選手は3Aにこだわり、3Aは彼女の一番得意なジャンプであり、代名詞です。
コーチが3Aを止めさせようとすれば、彼女は調子を崩し、コーチを変えることも辞さないと思います。
それ程彼女にとって一番大事なものなのだと思います。
OP用の選曲ですが、最初タラソワはリストの”愛の夢”を勧めたようです。浅田選手にとても合ったやさしい優雅な曲です。
しかし浅田選手はもう一つ提示された”鐘”を自ら選びました。
GPシリーズ途中、タラソワは曲を変えるように勧めたようですが、浅田選手は断固として変えなかったそうです。
”鐘”を完璧に滑った時、どのくらいの点が出るのか知りたかったためです。
今回はヨナ陣営の戦略勝ちだったと思います。
バンクーバーを見越してカナダ人コーチ、カナダを拠点に練習、北米に縁のある曲を選び、そして見事金を取りました。なので金は納得です。
今回はもう終わったことです。
自らを貫いて挑んだ結果が銀。立派だったと思います。
205点ですよ。
上位3人のうち、浅田選手のみ公平に採点された点数だと思っています。
次の五輪はソチ、ロシアです。
戦略として、ロシア人コーチにつき、ロシアやヨーロッパ縁の曲を選び演技する事が大変重要になると思います。ヨナ陣営を例にみればそうですよね。
重鎮のタラソワに付くことは次にとって良いことだと思います。
ここでタラソワから、たとえば北米のコーチにでも付いたら、今回の二の舞です。
希望はタラソワはこのままで、ジャンプコーチをつければいいと思います。また、振り付けを宮本ケンジさん辺りに作ってもらえば、ばっちりだと思います。
No.5
- 回答日時:
#4ですが、検索が下手なので4の回答の記事が見つかりませんでした。
代わりと言っては何ですが、五輪直前のこんな記事を見つけました。
日刊スポーツ五輪特集より。
「真央SOS!ミス続きのジャンプ教えて!!」
昨季、タラソワ・コーチに師事して以来、浅田にはジャンプ専門のコーチが不在だった。メーンに指導を受けているタラソワ氏のアシスタントのフォレ・コーチは振り付けが専門。ジャンプは、日本オリンピック委員会の小林れい子専任コーチや、日本スケート連盟フィギュア強化部の小林芳子副部長の助言を受けていたが、両氏は浅田が拠点とする愛知には住んでおらず、指導を受けられるのは多くても週2~3日。浅田は五輪直前まで、ナショナルトレーニングセンターに指定されている中京大のリンクで練習する予定。関係者は「(今後は)おかしなところがあれば、気付いた人に意見を言ってほしい」と、希望している。
参考URL:http://vancouver2010.nikkansports.com/figure/new …
No.3
- 回答日時:
少なくとも、オリンピックで銀メダルを取らすことが出来たタラソワコーチの指導は、決して間違えだったとまで言うことは出来ません。
今回、浅田選手が戦った金妍児選手は、2009/2010シーズンの参加試合を総て高得点で優勝しただけでなく史上最高得点を更新し続けてきて、オリンピックの舞台で、SP、FSとも計画どおりのプログラムを全くダウングレードすることなくミス無く演じきった史上に類のない強力な競争相手だったのです。今季の前半、絶不調だった浅田選手がオリンピックで銀メダルを取れるまでに立ち直ったのは、浅田選手のトリプルアクセルに抱く愛着と誇りによるものであったと思います。あの時、周囲が説得して浅田選手にトリプルアクセルを放棄させていたとしたら、恐らく闘争心も一緒に失ってしまい、銀メダルはおろか表彰台すら逃していたと思います。
今回のプログラムで浅田選手はフリーの後半のジャンプ2要素で痛恨のミスをしてしまいました。結果的にみれば、例えミス無く演じきれたとしてもなお、大きく水をあけられているように見えます。しかし、これは、ジャンプなどの技術的要素に起因するものより、プログラム構成点に起因するものの割合が大きいです。
私は、タラソワ・コーチに欠けているものがあるとすれば、選手の個性に合わせた選曲眼かもしれないと思います。 浅田選手の個性は、恐らく明るさと軽快さと若さだと思います。それに対して、浅田選手のSP「仮面舞踏会」は、「夫の嫉妬により殺される若妻の悲劇」と言った中世のロシア貴族の退廃を描いた暗い戯曲の音楽であり、FS「前奏曲モスクワの鐘」はクレムリン宮殿の鐘の音にインスピレーションを得たと言う大変重苦しい音楽です。明らかに浅田選手の個性とは相反しているので、浅田選手が如何に技術的に巧みに演じたとしても、審査員には「ミスキャスト」的な印象が残り、完全な芸術的共感を与えることは非常に困難だったと思います。
フィギュアスケートの芸術的側面を考えるならば、タラソワ振付でも、2008/2009シーズンのエキシビションのタンゴ「ポル・ウナ・カベサ(鼻の差)」のように浅田選手の個性を見事に引き出し、躍動感に溢れて、本人が生き生きと演じていることを誰が見てもわかるような音楽を、SPでもFSでも何故選ばないのかと不思議に思いました。
私は今回のオリンピックで、モロゾフ・コーチの指導の限界を感じました。モロゾフ・コーチはトリノ・オリンピックで荒川選手に金メダルを取らせたことで自信を深め、練習で高難易度の技を見せておいて、実戦でより難易度の低い技を実行すると言う戦略にはまり込んでしまったようです。 しかし、この戦略は、お互い、運や心理作戦によって勝ったり負けたりするような相手には通用しても、実力があって、あまりミスを犯さない相手には通用しないだけでなく、自身に安易な逃げ場所を与える両刃の剣です。
5種類の3回転ジャンプを跳び分けることが出来る稀有の才能をもち、4回転サルコ―に愛着と誇りも持ち続け、高得点11.0の3Lz-3Loを得意技としていた安藤選手は本来、負けず嫌いで、闘争心に溢れ、SPで失敗してもFSで果敢に挑戦するような冒険心を持っていました。しかし、彼女に難易度の高い技を避けるように指導した結果、安藤選手の闘争心と冒険心まで奪ってしまい、最近、散々練習してきた2連続3回転ジャンプ3lz-3LoがSPで回転不足を取られると、FSではたちまち安全策の3Lz-2Loに変え、表彰台どころか、エキジビションにも出ることも難しいような順位になってしまいました。
しかし、タラソワ・コーチ・チェンジに関しては、指導が不適切であったということでは無く、持病のためロシア国外での長期指導が困難なことと、次期のソチ冬季五輪の開催国であるロシアスケート連盟の顧問という要職にあるため外国選手の指導に支障がでる恐れがあるので変える必要があるかもしれません。でも、モロゾフ・コーチでは「角を矯めて牛を殺す」ことになるでしょう。
No.2
- 回答日時:
ロシアを基点として、表現力を磨けるコーチの元で練習したほうがいいでしょうね。
今回韓国人がカナダを基点としていたことは大きいです。
もし浅田選手がいなければ、韓国の点数は130点台後半~多くて140点前半でした。
トリプルアクセルをオリンピックで3回挑戦し、しかも成功させた。
この記録は今後の女子で破られることはないです。
挑戦したことは本当に価値があるし、回避するべきではなかったと思います。
その記録を作っただけでも奇跡的だと思うので、今回はこのプロで納得していることでしょう。
今後の課題としては、確かに選曲や繋ぎの部分を含めて点をとれるプロに改革していくことが必要ですね。
タラソワはあの韓国のコーチ程の熱意はなかった(十分の一もなかった)上に、旧採点方式でメダリストを出している人なので、コーチを変えることも当然検討しているのではないでしょうか。
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