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三環系=再取り込み阻害
四環系=再取り込み阻害
SSRI=再取り込み阻害
SNRI=再取り込み阻害

NaSSA=必要ないセロトニン受容体をふさぐ

抽象的な感じがするけど、ぶっちゃけていうとこんな感じなのですか?

A 回答 (2件)

うつ歴7年です。

5年目にしてやっと合う薬と巡り合いました。
SSRIの、ジェイゾロフトという薬です。

質問について分かりやすく説明しますね。

まず、うつ病と脳の関係をお話します。

うつ病とは、脳内のシナプスを繋げる神経伝達物質、
特にセロトニンやノルアドレナリンが足りなくて、
情報が上手く伝わらない状態、つまり脳がシステムダウンしちゃってるんです。

それで、それらの物質が脳に回収されるのを防いで、増やしましょうというのが
従来の抗うつ薬の考え方です。

三環系、四環系は昔から使われていましたが、
副作用が強いので、新薬が開発されました。

SSRIは、セロトニンが回収されるのを防ぐように働き、
SNRIは、セロトニンとノルアドレナリンが回収されるのを防ぐように働きます。

結果、脳内のそれら神経伝達物質が徐々に増えていき、情報伝達がスムーズになり、
うつの状態の改善を期待します。
副作用は従来のものに比べ、格段に減りました。

これとは逆の考え方で、NaSSAは、脳に直接働きかけ、(ポンと叩くようにして)
セロトニンとノルアドレナリンを分泌させちゃいましょうという薬です。

従来の待ちの治療から、攻めの治療に使うと薬効が期待できます。

蛇足
どちらを使うかは、医師とよく相談の上、自己決定できます。
患者には自己決定権があります。
難しい言葉で、インフォームド・コンセントといい
日本語では適切な訳語がないので、 説明と同意 と訳されています。
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従来薬の三環系、四環系にしても、新世代薬のSSRI、SNRIにしても、これまでの抗うつ薬は、セロトニンやノルアドレナリンが再取り込み(リサイクル)されるのを阻害し、結果として量を貯え、濃度を高めることで、うつ症状の改善を目指したものです。


新世代薬では、再取り込みされる物質を選択的に絞れるようになり、他の物質まで影響しないようになったので、副作用が減り、応用範囲も広くなったのは大きな進歩ですが、そのメカニズムは間接的といえます。

NaSSAは、「ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬」という非常にややこしい名前なのですが、作用機序が違います。
中枢神経のノルアドレナリンおよびセロトニン(5-HT)の神経伝達を積極的に増強します。また、セロトニン5-HT受容体のうち、5-HT2と、5-HT3の受容体を阻害する作用があるため、抗うつ作用に関連する5-HT1受容体だけを選択的に活性化します。
つまり、ノルアドレナリン、セロトニンの分泌そのものを増やすようなダイレクトな働きが期待できるということです。よって、効果の発現も早いとされています。
ちなみに薬剤名では、レメロン、リフレックス(それぞれ別メーカー)があります。
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