昨日見た夢を教えて下さい

伝聞の助動詞「そう」の過去形について

中国で出版されている文法書や教科書には伝聞の「そう」には過去と否定がないと書いてあるが、果たして絶対であるかどうか、疑問に思えますんで、日本の方々の知恵をお貸しください。

以下の場面でも、「そう」の過去はバツなのでしょうか。
A:日本留学中の張さんは?
B:えーとね、本来は帰って来ないそうだったが(張さんから直接そう言われたのではなく、ほかからの伝聞)、今週になって急遽変更になったそうですよ。

このような場面を想定したが、出てきた「そう」の過去には日本の方々なら、どれだけ違和感を覚えるのだろうか、それともぜんぜんだめ、あるいはまったくOK?

いかなる場合も伝聞の「そう」の過去はないという決め付けは果たして正しいでしょうか…
とても気になることです。
ありがとうございます。

A 回答 (6件)

口語(話し言葉)では、ありそうですが、いざ文字として書かれてみると(それが口語の形態であっても)過去形に関しては、違和感を覚えますね。

ただし、否定形はいいと思います。来ないそうです、来るそうです。どちらも使いますね。
「そう」は現在のことを言っているのではなく、伝聞から、未来のことを推察して言っています。推察したのが過去であっても、今推察しているような形式を取るのが一般的です。
単なる伝聞のみならず、そこから得られる推察が、本人の意見となっているところがあります。
彼によれば、彼女は帰ってこないそうだが…
例文のような場合は、単なる伝聞なので、「そう」より、「らしい」の方がいいでしょう。
本来は帰ってこないらしかったが…
らしいは、あくまで人から聞いた話では、という意味があります。「~らしいけど、俺はこう思う」、とはいいますが、「~だそうだけど、俺はこう思う」とは言いませんね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。目から鱗って感じです。

これまでに書き込んでいただいた方々の意見を総合してみると、すくなくとも日本人にとって「そうだった」という表現の受容度はかなり低いと見てよいかと思います。

「そう」には伝聞よりも認識という意味があるので、常に現在の認識として使われて過去がないというご説明もとても説得力があると思われます。

外国で出版された文法書には時々編集者の思い込みでものを言うので、わたしはそこに書かれた日本語よりも実際に使われている日本語のほうに興味があります。だから、このように、アンケートのようなことをやっています。その代わりに、日本の方々の中国語に関する疑問には、参考意見を言わせていただいています。

ちなみに、「そう」の否定というのは「そうではない」という類のものです。「と聞いていない」と言ったほうが自然な気がします。でも、「そうではないか」という見た目は否定、実際の意味としては肯定というものが立派な日本語ではないか思っています。

貴重なご意見を聞かせていただいてありがとうございます。とても参考になりました。

お礼日時:2010/05/10 20:38

日本語の学校文法では、活用のある語の活用形に「過去」や「否定」はありません。


  ・あるのは未然形、連用形、終止形、連体形、仮定形、命令形です。
  ・学校で教えているのを学校文法と呼んでいます。他にもいろんな
   人の考えた文法があります。

だから、この質問は「伝聞の「そうだ」という助動詞は、過去や否定を表す場合に使えるか」ということになります。

私なりの回答は、次の通りです。

「そうだ」の活用形には過去形や否定形はなく、この助動詞自体で伝聞したことの過去や否定を表現することはできない。しかし文章表現の中では他の助動詞「た」や「ない」を伴うことで、伝聞したことの過去や否定を表現できる。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます
これで「そう」の用法がずいぶんと見えてきました。

お礼日時:2010/05/11 19:41

 文法的なことは説明できませんが,「本来は帰って来ないそうだったが」とは言いません。


 伝聞であることを明確にするには,「本来は帰って来ないと聞いていたが」と言います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
確かに「と聞いていたが」と言ったほうがずっと自然ですね。
ここであえて「そうだった」を使ってみようかとするのは、「絶対にない」と言われたら確かめたくなるという人情ですね。W
ありがとう~~

お礼日時:2010/05/10 20:46

確信はありませんが、少し教材を調べてみますと、伝言のそうも、様子状態のそうも、


現在形の例文しかありませんでした。
伝言のそう
「~そうです」には過去や否定や疑問の形はない。(教科書には確かに書いてありますね)
× 祖母は若い時きれいだそうでした。
○ 祖母は若い時きれいだったそうです。
× 祖母は背が高かったそうではありません。
○ 祖母は背が高くなかったそうです。
× 祖母は背が高かったそうですか。
となっています。
過去の情報でも聞いているのは現時点という用法だと思います。
あなたの例文の場合
B:えーとね、本来は帰ってこない予定(つもり)だったそうですが、今週になって急きょ変更になったそうですよ。
とする方が日本人の私としては自然だと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳しく調べた上で、例文まで提示していただいてありがとうございます。

「聞く」という動作自身が過去のことなら、有り得るじゃないかとも思っていたが、どうやらないようですね。
やはり「聞く」という行為自体の時間に言及すると、「聞いた」や「聞いてた」としか使えないようです。

お礼日時:2010/05/10 20:52

確信はありませんが、


「伝聞」は常に過去の事柄に対しての内容以外にはあり得ないので、わざわざ「過去形」というものを想定していない用法なのかもしれません。

いずれにせよ、「本来は帰って来ないそうだったが」は非常に違和感を覚えます。
「本来は帰って来ないはずだったが」
「本来は帰って来ない予定だったが」
などであれば可です。
 
    • good
    • 0
この回答へのお礼

受容度のかなり低いこの表現を避けて、「予定だった」など日本語らしい表現でいいですね。

ありがとうございます。参考になりました。

お礼日時:2010/05/10 20:54

「帰って来ないそうだった」に違和感を覚えます。

私なら「帰って来ないとのことだった」と言います。
「今週になって急遽変更になったそうですよ」は自然な表現です。
だから、『伝聞の「そう」の過去はないという決め付けは』は正しくないと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

みんなの意見で見ると、確かに使われなさそうですね。

ないというよりも、過去形という形式自体はあるが、使われないと言ったほうがいいかもしれませんね。

速やかなご回答、ありがとうございます。

お礼日時:2010/05/10 20:58

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています


おすすめ情報