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鉄に導線を巻き、電流を流すと鉄は磁石と同じ性質をもちますよね!?
これは電流と磁石の間に何か関係があるのではないのですか?
物理に詳しくない私にわかりやすく説明お願いします!

A 回答 (2件)

>鉄に導線を巻き、電流を流すと鉄は磁石と同じ性質をもちますよね



厳密にはこれは間違いです。

銅線に電流を流すだけで銅線の周りには磁場(磁気の分布)が発生します。この磁場は棒磁石のような直線的な磁場と違って銅線の周りをくるくる回っている磁場です。これは次のような実験をすると解ります。
電池(1.5ボルト)と銅線(長さ30cmぐらい)と磁気コンパス(針が北を指す方位磁石です)を用意します。銅線を電池の+と-のつなぎます。これはショート状態ですが、銅線には電流が流れます。銅線の周りにコンパスを持って来てあちこち動かすと明らかに磁気が発生しているのが解ります。銅線がすぐに熱くなるのでやけどに気をつけてください。この実験に用いた電池は大変消耗しています。
銅線を輪にすると銅線の周りをくるくる回っている磁場が合成されて棒磁石のような直線的な磁場になります。鉄に巻く必要はありません。鉄に巻くことによって磁気が強くなりますが、本質的ではありません。

電流の周りには磁場があるというのが電磁気の根本なのです。

この回答への補足

とても、分かりやすかったです!!
ですが、また疑問が生まれてしまいましたw
なぜ、電流の周りには、磁場があるのでしょうか?

補足日時:2010/05/17 21:14
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導線に電気が流れれば磁界が発生します(フレミングの法則)。

この導線をコイル状に丸めてやると磁力は強くなります。更にこのコイルの中に鉄心を入れてやると、鉄心は磁化して磁石のようになります。しかしこの状態での鉄心は電流を止めても磁化したままで磁石の状態になったままです。そこで電流を流したときのみ磁石で、電流を止めたらただの鉄の状態にするには、鉄心を焼入れしてやると電流のオン、オフで電磁石になります。
 またこの磁力を利用して鉄心の反対側に同じようなコイルを作れば、このコイルにも電気が流れます。これかトランスの原理で電圧を変えたりしますし、普通の磁石をぐるぐる回転させる装置があれば、発電ができるのです。発電所はこの原理です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2010/05/17 21:15

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