プロが教えるわが家の防犯対策術!

 みなさん、いつもお世話になっております。
この質問は他のカテゴリーに分類されるものかもしれませんが、ここには特許関係の専門家や弁理士の方がおられるので、ここで、質問させていただきます。

 僕は、98年の4月に某特許事務所に正所員(特許技術者)として、入所しました。はじめは、明細書について余り理解していなかったので、なかなかうまく書くことができず、一年後になって、20ページ程度の明細書であれば何とか月に2~3件程度かけるようになりました。しかし2年たった2000年の10月に弁理士先生から「あなたは、この仕事にむいてないと思うので、事務所を辞めてもらう。」といわれてしまい。その事務所を辞めさせられてしまいました。このころ弁理士試験の勉強を始めていましたので、2002年の弁理士試験を半年間無職の状態で、受験したが、多肢で不合格でした。そして、不合格が決まった後に、就職活動をして他の特許事務所にアルバイトでしたが入所することができました。そして、その事務所の先輩に明細書の書き方の指導を受けて、何とかかけるようになってきました。しかし、今度は、事務所への依頼が激減し、月に10件以上きていた得意先の依頼が月に3件、依頼が来ない月もある状態になりました。従って、僕は、アルバイトから在宅勤務になってしまいました。そして、今年の5月までは月に1~2件程度、僕に依頼が来ていたのですが、6月からはきていません。更に、今年の論文試験のできは今ひとつだったので、来年に向けて受験勉強を始めたいと思っていますが、今の状態では、資金が余りないので、就職しないと、試験勉強が続けられません。
 そこで相談なのですが、
 このように2回も事務所を変わった人に対して採用者側(弁理士や事務所の採用担当者)は書類選考にてどのように見ますか。やはり、採用されにくいですか?その他アドバイスがあれば御願いします。

A 回答 (3件)

hisanoriさん、こんにちは。


前回のご質問も拝見してました。私は弁理士試験のことは知らなくて、回答はできなかったのですが、気になっていました。たぶんダメだろうとおっしゃっていましたが、一次試験は合格されたそうで、良かったですね。論文試験も合格であるように、お祈りしています。

私は専門が化学系で、特許の申請書類なども何回か書かされたことがあります。特許事務所の方とも接触したことがあります。
弁理士にも、たしかにセンスというものは必要なようです。優秀な方は、如何にして審査官にアピールするかを考え、時には発明者さえも気づかなかったようなセールスポイントを見出してくれたりします。売り込むための表現も上手です。ある意味では、特許関係の仕事というのは、レトリックの世界かもしれませんね。請求者は請求範囲をできるだけ広く取ろうとするし、後発の業者は何とかして特許を回避しようとします。そこにあるのは真理の追究とは程遠い、人間臭い、まさにレトリックの世界だと思います。
学問的にも技術的にも、また産業上のインパクトも大したことがなくても、「とりあえず特許を取っておこう」と考える申請者が多いので、できるだけ、その新規性、有用性をドラマチックに書かなければならないのです。大したことのないものでも、書きようでかなり印象が違ってくると言うことはあります。弁理士に求められるセンスとは、多分そういうものではないかと思います。言葉によってアピールする能力と言う意味では、弁護士の能力に近いものがあるかもしれません。
私は実験屋で、そういうレトリックの世界があまり好きになれませんでした。(論文や学会発表も、新規性・有用性を言葉でアピールするという面はあり、その意味ではレトリックの世界です。しかし、特許の場合ほど極端ではないと思います。)ですから私は、たとえhisanoriさんより頭が良かったとしても、弁理士は勤まらないでしょう。しかし、もしhisanoriさんがそういう仕事に魅力を感じるなら、がんばるべきだし、がんばれるはずだと思います。

ところで、ご質問を拝見して思ったのですが、今一番大切なことは何だとお考えですか? もし今年受からなければ、来年こそ絶対に受かりたい、ということですよね。
文面を拝見すると、来年も再来年もダメという前提で、長く今の補助的なお仕事を続けることを考えていらっしゃるように思えてならないのです。
受験、合格ということを第一に考えるべきではないでしょうか。今のお仕事はそれまでの生計を立てるための、つなぎでしかないと思うのですが。
とても失礼な言い方ですが、ちょっと腰が引けているような印象を受けます。
適性云々ということを弁理士さんに言われたのを気にされてますが、試験に受かればそんな批判は吹っ飛んでしまいますよ。

それからもうひとつ気になるのですが、特許事務所で資格なしのまま補助的な仕事をすることは、受験に役立つのでしょうか。たしかに将来の仕事につながることをしているという満足感はあるかもしれませんが、受験に役立つかということは、全く別のことだと思います。
何の試験でもそうですが、試験に受かる能力と、その職業についてから実際に必要な能力は、かなり違うのが普通でなないでしょうか。今は試験に受かることだけを考えるべきだと思います。
特許事務所で無資格ながらも経験を積み、便利に使われているうちに、弁理士さんが求めるような実務能力は身につくかもしれませんが、試験合格からはかえって遠ざかったりすることはないのでしょうか。それが私は気になります。私は弁理士試験のことはわからないので、ご検討いただきたいと思います。

素人が勝手なことを言ってすみません。もし見当違いだったらお忘れ下さい。
ともかく、試験合格を第一義に考え、他のすべてのことは、そのための手段と思って下さい。
試験合格を、心からお祈りしています。
(もちろん、今年の試験が受かっていれば、最高です。)

この回答への補足

>それからもうひとつ気になるのですが、特許事務所で資格なしのまま補助的な仕事をすることは、受験に役立つのでしょうか。
 受験に役に立つかどうかですが、役に立つ部分もあります。
 また、事務所にもよりますが、大体、事務所には受験生がいるので、そこで情報交換したり、更に、仕事をすることで、浪人よりもメリハリが着く生活を送れると言うメリットがあると思います。

補足日時:2003/07/13 22:32
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この回答へのお礼

 アドバイスありがとうございます。今回の論文試験の結果への不安と、今の状況の不安とが重なってこのような質問をしてしまいました。
 前回の質問と同様に年齢等のことを考えると、この先のことが不安になってきています。
 僕は、一年間民間企業に勤めましたがそれ以降は特許事務所だけできていたので、もし今年試験に合格しなかったら、どうなるのだろうと考えるとどうしようもなく不安になります。
 再度事務所に就職するか、フリータになって受験を目指すか。それとも、この業界から手を引くか。
 でもやはり、僕は、手を引くなんて嫌だ!まだ、あきらめたくないという気持ちでいっぱいです。

お礼日時:2003/07/13 19:42

>2回も事務所を変わった人に対して採用者側(弁理士や事務所の採用担当者)は書類選考にてどのように見ますか。



「多分」ですが、
 「能力があるにも関わらず、報酬が低いことが不満。だから、より一層の報酬を出してくれるところを求めている」と取るか、
 「能力がないために冷遇され、リストラ対象となっている」と取るか、
のどちらかでしょう。

 この職種、法律知識だけで明細書を作成することはまずムリだということは、よくご承知だと思います。技術の知識もさることながら、従来技術と出願する発明との相違点や、その相違点によって得られる作用効果を即座に把握するセンス、理路整然とした論理展開力、自分の言いたいことを相手に正確に伝える文章表現力などが必要です。
 他には、拒絶理由に対して応答する際、審査官が審査基準や裁判例に則った審査をしているか、していないかを即座に見抜くセンスも必要でしょう。

 少なくとも所長を名乗るからには、クライアントから全面的に信頼されて仕事をするプロとして、これは当然だと思います。
 また、たとえ所長でなくとも、この能力を身につけるための努力を何もしない人、したくない人、嫌いな人は、この職種には向きません(注・独断と偏見です)。

 しかし、「そういう努力は惜しまない。寧ろ好きだ。だから、この職種は自分に向いている」と自分で思ってはみても、特許事務所の評価基準は、結局は処理件数、もっと短絡的に言えば「売り上げ」です。
 通常は、上記の能力をいかんなく発揮している状態であれば、出願や中間処理もスムーズに処理できており、その結果、売り上げも順調なハズです。そういう人に対しては、事務所側も報酬などの待遇を厚くし、手放したがりません。

>弁理士先生から「あなたは、この仕事にむいてないと思うので、事務所を辞めてもらう。」といわれてしまい。

 私は、hisanori さんが作成した明細書を読んでいないので、その弁理士がいうように、hisanori さんが本当にこの仕事に向いていないのか、または、経験不足で未だ能力が存分に発揮できるに至っていないのに充分な指導もせずに勝手に見切りをつけてしまったのか、ちょっと分かりません。

 ですので、後は、ご自身の胸に手を当ててよ~くご賢察下さい。残念ながら、第三者からは、一般論に終始したこの程度のアドバイスしかできません。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。
やはり、事務所への転職は難しいですね。

お礼日時:2003/07/13 19:31

> このように2回も事務所を変わった人に対して採用者側(弁理士や事務所の採用担当者)は書類選考にてどのように見ますか。



職場を変えた理由、それによって得た物、現状分析、将来への展望、を踏まえて評価します。私どもは異業種ですが能力はさほど重視しません。適性と積極性の高い人をより歓迎します。

貴方は職場を変えたことで何を得ましたか?
それを採用担当者に自信を持ってアピール出来ますか?
貴方には武器がありますか?

…転職歴など、応募書類から分かる情報の一つに過ぎません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
 特許事務所の採用試験にはほとんどの事務所で書類選考があり、この業界は狭い業界であると聞いているので、この経歴を見ただけでどんなにアピールしてもアウトなのではないかと思えたので就職はできないのかなと不安になって質問させていただきました。

僕は、前の事務所では、機械・制御関係が中心の事務所でした。
でしたので、次に事務所に入るときは、僕が得意である化学系を中心とする事務所がないかと思って、今在宅勤務をしている事務所に入りました。
>貴方には武器がありますか?
 従って、武器と言うわけではありませんが、化学、材料系の明細書は、僕はひととおり書けるようになってきたと思います。
但し、
>貴方は職場を変えたことで何を得ましたか?
 特許の仕事をやるには、機械、制御等の仕事ができないと難しいと言うことです。ですので、今度、事務所に入るときは化学にこだわらない仕事がしたいと考えております。但し、最初に入った事務所で機械・制御の仕事で挫折しているので、かなり不安があります。

お礼日時:2003/07/13 19:05

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