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仏教説話かどうかも話の内容も不確かなのですが、
旅人が、死体を取り合っている鬼に出くわし、片方の鬼からこの腕はどちらのものかと尋ねられます。
それにどっちのものか答えると、片方の鬼が怒ってその旅人の腕をちぎりとって食べてします。
もう片方の鬼は気の毒に思い、死体の腕をちぎり取って、旅人のちぎれた腕の代わりに付けてあげます。
足、胴体、頭と続く内に全部付け変わってしまうといった内容だったと思います。

『人間の存在』とは何なんだろうと考えてしまう話でした。
この話は、何かの説話だったと思うのですが、知っている方がおられましたら、お教えください。

A 回答 (3件)

出典は『雑宝蔵経』という経典です。

サンスクリット語の原典は現存しませんが、5世紀後半に中国で翻訳されたものです。

まとまった思想を説く経典ではなくて、いろいろや譬喩や釈迦の前世物語など、わかりやすく一般受けする物語が雑多にまとまめられた全十巻の経典です。日本で言えば、「日本霊異記」とか「今昔物語」などに似た感じですね。

わかりやすい話が多いですから、他にも「1階、2階は要らないので3階だけを作れと命じた長者の話(=修行を怠って悟りだけを求める愚者を戒める)」など、法話によく流用される有名な話のネタ本ともなっています。
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この回答へのお礼

情報ありがとうございます。
『雑宝蔵経』をネットで検索してみましたが、詳しくはないので、図書館をあたってみます。
私にとっては、自分とは何かを考え始めた時にこの話を読んで、目から鱗であった記憶があります。
漠然と自分というものを捉えていたことからの変換点の話でした。
似ている話ですが、アメリカのスタートレックというSFテレビ番組で、ドクターマッコイという登場人物が、物質転送機で移動した自分は以前の自分とは違うのでないかと疑問を呈する場面がありました。
禅問答的で面白い題材です。

お礼日時:2003/07/09 06:00

そのような内容の話は、法話の中で見たことがあるような気がします。


ちょっと検索をかけてみたら、その話は特定の仏教説話集にあるものではなく、釈迦の教え(諸法無我の教え)としていろいろな人が伝えているようでした。仏教用語辞典や、各宗派の開祖に関する書籍(全集)などに当たれば、見つかるかと思います。
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この回答へのお礼

情報ありがとうございます。
たぶん釈迦の教えの説明としてあったような気がします。
仏教思想としては、非常に面白い設定のように思います。

お礼日時:2003/07/09 05:38

腕を取るというのは知らないんですが、内容自体は「こぶとり爺さん」と酷似してますね。


もしかしたら出典は同じなのかも。
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この回答へのお礼

なるほど、こぶとり爺さんも似ている面はありそうですね。

お礼日時:2003/07/09 05:35

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