限定しりとり

4枚のカードの問題という、心理学では有名な心理テストがありますが、それについて気になったことがあり、質問させていただきました。

4枚のカードの問題というのは・・・
→つぎの4枚のカードはそれぞれ一面に文字、他の面に数字が印刷してある。ここで、
「もし一面の文字が母音であれば、他の面の数字は偶数である」
という法則が成り立つかどうかを調べるとすれば、裏返さなきゃいけないカードは次のうちではどれか?

表に
「E」と書いてあるカード
「K」と書いてあるカード
「4」と書いてあるカード
「7」と書いてあるカード

どれかというと、答えは「7」なんです。
この問題は一挙に解決できるものではなく、自分で問題にいくつかの操作を加えて変形させ、推理しないと解決できません。このような問題では自分の行う操作にとかくバイアス(偏向)が入り、解決を困難にさせているといいます。

そのバイアスについてなのですが、成人の場合、推論にどういったバイアスがはいることから正解が得にくいのでしょうか?心理学分野のお話で答えてくださると嬉しいです。どうか宜しくお願いいたします。

 

A 回答 (1件)

おそらく「確証バイアス」のことを聞いているのでしょうか?



思考研究で非常に有名なこの四枚カードでは,それまでの人間の大人の思考が,当初仮定されていたよりも,抽象的で科学的な論理的思考ができない,ということを決定的に示したものです.

科学的思考というのは,「原因Aがあるときに結果が発生する(1)」のを確かめるのと同様に,「原因Aが無いときには結果は発生しない(2)」という原因があるときないときの両方を考える必要があります.すなわち仮説を証明する証拠を挙げると同時に,仮説を反証するかどうかの証拠を挙げなければなりません.
この問題では,(1)を調べるために「E」を,(2)を調べるために「7」をめくる必要があります.

しかし,実際の人々は,確かに「E」をめくるものの,仮説を反証しようとはせずに「4」のカードをめくってしまいます.

このように,人間は仮説反証をしない,すなわち,自分の都合のよい考えを支持する証拠だけをたくさん挙げてしまうという人間の特徴を浮き彫りにさせるのがこの研究の醍醐味です.
    • good
    • 0
この回答へのお礼

お返事が遅くなり、申し訳ありません。
回答有難うございます。
確証バイアスということがわかり、
本やインターネットで、
より深く調べたりなどもできました。

お礼日時:2003/07/23 21:48

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!