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国債の仕組みと国家の破綻について教えてください。

◎個人向け国債は中途換金ができるようなんですが、最近、例えば将来中国が日本の国債を買うようになって一気に売られたら日本は破綻するということが言われていますが、「売る」というのは「中途換金」と同じ意味でしょうか?


◎引き続き、将来中国が日本の国債を買うようになって一気に売られるということを想定して、

 ・まず持っている分の現金を全部払いますよね?

 ・日本は円の他にもドルやユーロいろいろ持っていると思います、これらをすべて元にして返すのですか?

 ・日本のすべての銀行の国民の預金は日本政府によって差し押さえられますか?

 ・現金で返せない分は国有の不動産を売ったりするんですか?

 ・国有の不動産価値はどうやって決めるんですか?

 ・それでも返せない場合は国民の財産が差し押さえられますか?

 ・財政用語としては国家は標準財政規模に対して赤字額が何パーセントになると財政破綻になるのでしょうか?

A 回答 (5件)

>たとえば、日本が日本の国債を発行して、それを日銀に買わせると円の流通量が増えるから貨幣価値が下がってインフレになるということか?



その通りです。デフレのときは国が国債を発行して公共事業をする。その国債を中央銀行に買わせると言うのがケインズの政策です。ただし、戦争などで極端に多い国債を発行すると好景気を超えてインフレになってしまいます。

>投げ売りした国の預金口座とは中央銀行の預金口座のことですか?

普段は中央銀行同士の決済用の口座を使うのでそうなるでしょう。
別に普通の銀行の口座を使っても同じです。
たとえば日本国債では証書はなく「国債口座」を開設してそこにお金を出し入れして(アメリカの場合は帳簿記載式)で解約時はそこから銀行の口座に振り込まれるだけです。

>預金口座を一時凍結すると何故買い方がゆっくりになるのですか?

現金の引き出しを一時的に制限するので、現金流通量の急激な増加を防げます。
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この回答へのお礼

レスありがとうございました。

わかりました。

お礼日時:2010/07/24 23:31

>中央銀行に買い取られた国債は消化されて無くなってしまうのでしょうか?



 どうにでもなります。通常は期限まで所有して中央銀行の所持金が増えるだけです。中央銀行は通貨の流通量も調整しているので、準備預金の額などを調整して相殺することも増やすことも可能です。ただし、普通は市場を見ながらもう一度売りに出すこともあります。
 国債償還時には利息は銀行の利益になりますが、基本的に中央銀行は国営なので利益は国に収めさせて事実上無利子と同じ状態にすることはできます。

 中央銀行が自国通貨建ての国債を買取ったとき、買い取った分だけ通貨の流通量が増えますがの問題は以下の2点です。

・インフレ
 投売りして得たお金で大量の買い物をした場合などはインフレの可能性があります。その場合は、投売りした国の預金口座を一時凍結して、ゆっくり買うように仕向けるしかないでしょう。
 あとは、準備預金の額などを増やして通貨流量の調節をすればいいでしょう。

・自国通貨安
 投売りしたお金を送金する場合換金します。たとえば中国が日本の国債を売った場合、得た円を売って元を買うことになります。そうすると元高、円安になりますが、日本にとっては輸出がしやすくなります(輸入は割高になる)。中国は円安によって受け取る元の額が目減りし損するだけです。日本にとってはありがたいことですね。
 実際には中国はそれほど日本の国際は所有していませんが。

 日中のアメリカ国債所有や中国の日本国債所有は相手国通貨での債権なので為替リスクがあり、売ったあと自国通貨変換時に相手通貨安になって金額が目減りします。投売りは自国にとっても損です。自国が経済破綻して資金が緊急で必要な場合以外大量の売りはしないでしょう。さらに政治的には敵対して売りを浴びせれば資産凍結(差し押さえ)されるでしょう。
 ちなみに韓国などは、経済破綻時にウォン安になり増したが、債権がドル建てだったために返済額は目減りすることなく大変だったようです。ギリシャ、アイスランドも同様です。ただし、これらの国は民間債権が主です。
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この回答へのお礼

レスありがとうございました。

>・インフレ
> 投売りして得たお金で大量の買い物をした場合などはインフレの可能性があります。
>その場合は、投売りした国の預金口座を一時凍結して、
>ゆっくり買うように仕向けるしかないでしょう。

・たとえば、日本が日本の国債を発行して、それを日銀に買わせると円の流通量が増えるから貨幣価値が下がってインフレになるということか?

・投げ売りした国の預金口座とは中央銀行の預金口座のことですか?

・預金口座を一時凍結すると何故買い方がゆっくりになるのですか?


・・・・・
他はわかりました。

お礼日時:2010/07/23 08:40

 日米の場合は基本的に「自国通貨」で国債が発行されているので、中央銀行が買い取れば、発行した国債分だけ買い取れます。

(その分、現金の流通量が増えます)
 中央銀行は通貨自体を発行しているので、国債の売りが大量に出てもわかりやすく言うと「円」や「ドル」を刷れば基本的に買取可能です。
 ただし、市場に現金があふれるのでインフレの可能性がありますが、日本やアメリカはデフレがらみの不況なのでちょうどいいかも知れません。

 基本的に「国債を売れば相場が下がってうんぬん」というのはまゆつば物で、普通の相場と勘違いしているのでしょう。通貨の生産者=中央銀行が買い取る場合には事情が違います。
 たとえば、中国や日本がアメリカの国債を売れば相場は確かに一時的に下がるでしょうが、その場合はFRB(アメリカの中央銀行)が買い支えに入ります。中央銀行が買いに入れば無限に買い取れるでしょう。あとは、対価として市場に出た通貨でインフレが起こるかどうかですが、売った側がアメリカで買い物をしなければ、自国通貨に戻すための元・円買いドル売りになってドル安と言う形になるでしょう。同様に、日本の国債を中国が売れば最終的には円安となるだけでしょうね。

>まず持っている分の現金を全部払いますよね

 自国通貨の場合には一時的でよければいくらでも刷れます。
 結論として、国債大量売却時は、中央j銀行が買い取る。インフレか円安などの形で帰ってくるもののコントロールは可能。国の財産の投売りはないです。

 国債ではありませんが外貨建て債権の破綻(デフォルト)の場合は以下の通りです。

 やかつての中南米や韓国、東南アジアの破綻は、基本的にドル建て債権でいわゆる「外債」です。最終的には自国通貨安で輸出を伸ばし、債権を返済する形になります。
 ギリシャの場合はユーロであり、中央銀行はドイツにあります。欧州中央銀行はギリシャの債権を買い支えることはありませんでした。ギリシャ独自の通貨はないので、自国通貨安はありえず、外貨建て債と同じように支払いを続けなければなりません。ユーロ導入が裏目に出ました。
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この回答へのお礼

レスありがとうございます。

>日米の場合は基本的に「自国通貨」で国債が発行されているので、中央銀行が買い取れば、
>発行した国債分だけ買い取れます。(その分、現金の流通量が増えます)
> 中央銀行は通貨自体を発行しているので、
>国債の売りが大量に出てもわかりやすく言うと「円」や「ドル」を刷れば基本的に買取可能です。

中央銀行は通貨を発行できるから、発行した通貨を原資に国債を買い取ることができるということですね?

中央銀行に買い取られた国債は消化されて無くなってしまうのでしょうか?

>基本的に・・・
から以下の部分はよくわかりました。

お礼日時:2010/07/22 22:38

国家破綻に明確な定義はないので、一般的な破綻とはその国の国債の大暴落とその国の通貨の大暴落が起こった時を意味します。



世界中のどの銀行でも、健全であっても不健全であっても取り付け騒ぎが起これば潰れます。国の発行する国債もこれと同じです。
市場で何らかの情報が流れそれを材料に売り叩かれれば、その情報が正しかろうと誤っていようと、一定量の売りが行われればパニックと共に国債は暴落し、同時にその国の通貨も暴落し 破綻 という状態になります。
おかしな言い方ですが通常の正規の国債暴落は、約束が守られず約束の金利が払われない国債償還が行われないといった場合です。

日本の場合、基本国内向けて円建てで国債発行が行われ市場規模も大きいので大きな暴落が起こる事はまずないでしょう(仮にパニックがあったとしても、せいぜい長期金利が1%跳ね上がる程度で、中央銀行の対応ですぐに沈静化されるでしょう)。
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この回答へのお礼

レスありがとうございます

>おかしな言い方ですが通常の正規の国債暴落は、約束が守られず約束の金利が払われない
>国債償還が行われないといった場合です。

わかりましたケーズバイケースということですね。

お礼日時:2010/07/22 22:25

まず、日本国債はすべて円建てです。

ここ押さえておきましょう。

あと、仮に中国が日本国債を大量に保有したとして(この仮説自体、現実味が現在のところないが)、それを売るというのは、国債の解約ではありません。国債という証券の売買のことです。買うのは誰かしりませんが、最悪の場合は日銀が買うでしょう。あくまで最悪の場合で予想する必要もないですが。ということで、ほとんどの質問は質問になっていません(前提に誤解があるため)。

最後の財政破綻については何%という数字での決まりはありません。現実の国家経済、国際経済の個々の状況によって全く違います。先だって国家破綻したアイスランドは財政赤字のない健全な国家でしたが、リーマンショック一発で国家財政が破綻しました。

私の目には、日本政府は確かに破綻してますが、日本国は全然破綻なんかしてません。破綻しそうな国家の通貨がこんなに強いわけないでしょう^^;

現状の国債で話すと簡単ですが、国民の財産を政府が差し押さえて、返済する相手は国民ですよ。まあ、貧乏人のカネが国債もってるカネ持ちや企業にいくのですが、国富自体に変化があるわけではありません。
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この回答へのお礼

レスありがとうございます。

>それを売るというのは、国債の解約ではありません。国債という証券の売買のことです。
>買うのは誰かしりませんが、最悪の場合は日銀が買うでしょう。

国債の買い取り先が日銀以外ない場合は日銀が買い取るということは、売り側の国債を売るタイミングは拘束されないということでしょうか?

お礼日時:2010/07/22 22:21

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