
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
お風呂というのはだいたい38~42℃くらいで人間の体温は36℃程度ですね。
人によってはお風呂はもっとぬるい温度かもしれませんが、ようは人間の体温を上回る液体の中に使ってるわけです。
水というのは熱の伝導が空気よりも大きいので、お風呂に使ってると本来は人体がダメージを受けるほどの温度に熱されてるわけです。
なので人体は代謝を下げたり、汗をかいたり、血液循環を活発にしたりして熱を体から出そうとします。
人体の熱を下げる方式の一つに、体表(皮膚)の血管を拡張し、そこに血液をたくさん通すことで熱を排出するというものがあります。
熱が出ると顔が赤くなるのはこのためです。逆に寒いときは熱を出さないように皮膚の血液を少なくします。寒いと顔が青くなるのはこのためですね。
これを長時間行うと心臓に負担をかけます。
なのでお風呂に長時間つかると、代謝の低下と心臓への負担、汗をかくことによる水分不足で体が疲れるわけです。
なので熱い長風呂はあまりお勧めはできません。
ぬるめにするか半身浴がいいですね。
ちなみに熱いお風呂なのにそれなりに長く人体が耐えられるのは頭はお湯から出ているため、脳は熱されていないからです。
試す人はいないでしょうけど、酸素ボンベでも用意して頭までお湯につかっていたら比較的短時間で耐えられなくなると思います。
ちなみに、水というのは空気よりも容易に温度を奪うので、空気中ならなんでもない15℃くらいの温度でも15℃の水の中に数時間つかっていると体温を維持できなくなり体力を急激に喪失して溺れてしまうそうです。
No.2
- 回答日時:
>参考までにですが、暑いこの季節、うだるような暑さの外へ出ると体がだるく感じますが
>それも体温がぐんぐん上がって体内での代謝が上がっている(細胞のタンパク質の分解が亢進している、糖質の代謝が亢進している)という理解でよろしいでしょうか。
違います。
体がだるく感じるのは、熱によって脳の機能が低下しているのが一つ(脳は温度変化に弱い)、そして、余分な熱を生み出さないように代謝を下げているからです。
代謝が上がると体温が上がります。ただでさえ暑い(外気温が高い)ときに代謝を上げたら体温が上がりすぎて死にます。
人体のタンパク質は42~45℃くらいで非可逆的変化を起こすので、それくらいになると確実に死にます。
なのでそこまで体温が上がらないように代謝を下げようとします。
湯冷めという現象があります。これはお風呂に出たあと、急に体が冷える現象ですが、体温より熱いお湯につかっていたため、体は体温が上がらないように代謝を下げている状態で急に室温の空気中に出たために起こる現象です。
逆に冷凍庫などにこもって仕事をしたあと、室温に戻ると体が熱く感じます。これは寒い場所で体温を上げようとして代謝を活発化していたためです。
このように、体は、暑いところにいると体温を下げようとして代謝を下げ、寒いところにいると体温を上げようとして代謝を活発化するなど、体内環境を一定に保とうとする働きがあり、これを恒常性(ホメオスタシス)の維持、と言います。
この回答への補足
ありがとうございました。すばらしい説明です。よく理解できました。
では、風呂に長く入ると疲れるのはなぜですか?これも代謝と関係がありますか。

No.1
- 回答日時:
アミノ酸だけではありません糖分も脂質も必要です。
体温が上がるのは免疫系が働くのを助けるためです。だから無暗に体温を下げるのは不適切。
体温が38℃位ならそのままが良いです。
それを超えると脳が41℃で死ぬので、身体の末端だけ冷やします。
栄養素が必要なのは免疫系を維持するためです。莫大な白血球族が消費されますし、体内のペプチドホルモン系も働きます。
また、分解物を肝臓や腎臓がフル回転して体外に排出します。
足りないときは点滴が必要です。
この回答への補足
的確な回答ありがとうございます。
参考までにですが、暑いこの季節、うだるような暑さの外へ出ると体がだるく感じますが
それも体温がぐんぐん上がって体内での代謝が上がっている(細胞のタンパク質の分解が亢進している、糖質の代謝が亢進している)という理解でよろしいでしょうか。
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