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いっしょう餅・かさの餅についてご存知のことがあれば、なんでもいいので教えてください。

A 回答 (3件)

とりあえず「笠の餅」の習俗についてのみ回答します。



笠の餅というと柳田国男が注目したことでも知られていますが、普通これは葬式の際に作るものではなくて、四十九日の際に作るものです。葬儀の際に作るのは俗に「引っ張り餅」とか「引き合い餅」と呼ばれる方ではないでしょうか。よく混同されるのですが。

笠の餅は、お盆に四十九個の小餅をついて乗せ、その上に薄い大きな笠状の餅をかぶせて、四十九日法要の仏前に供えるものです。
小餅は寺へ上げる場合もありますが、大体は近所に配って食べてもらう場合が多いでしょう。笠になった薄い餅のほうは、兄弟や親戚が引っ張りあい、これを親類だけが味噌や塩をつけて食べたり、後ろへむかって放り投げる、ということになっています。これは必ずしも近畿だけの風習ではなく、九州や島根、青森など広い地域で報告されています。

葬送儀礼に詳しい五来重先生の説では、四十九個の小餅は死者の身体を表現したものだ、とされます。例えば壱岐地方では「肘の餅」「膝の餅」というように、餅を身体に対応させる習俗が残っていますし、佐賀にも似た発想の風習があるようです。

重要なのは薄い笠のほうで、これはその小餅で表された身体を覆って忌を隠す「忌隠し」の意味を果たしていたもので、これを依り代として荒魂をよりつかせたうえで遠くへ放り投げたのが原型ではないか、と推測されています。要は餅が持つと信じられた霊力によって死者のケガレを遠く祓いやろうとした習俗だろうということです。

この考え方によると、笠の餅をちぎって食べるのは本来なかったことで、葬儀の際に行われる、死者との「食い別れ」の意味をもった「引っ張り餅」の習俗に文字通り引っ張られてしまった、ということになります。
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かさの餅はお葬式のときに作るお餅のことだと思います。

小さい小餅を作った後平べったい餅をつくり上にかぶせますが、そのお餅をかさの餅といったような気がします。近畿地方の風習として聞いたことがあります。(奈良県)

この回答への補足

さっそくのご回答ありがとうございます。さて、小さい餅、またかさになる餅の意味はご存知でようか?また、なぜ近畿地方限定の風習となったのかご存知ですか?

補足日時:2003/07/28 10:17
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かさの餅は?なのですが「いっしょう餅」は「一升餅」のことでしょうか?


いっしょう餅は子供が1歳の誕生日に背負わせ、祝う風習だと思うのですが・・。
うちは風呂敷に「餅」を包み背中に背負わせ何歩歩くか?なんてことをやりました。 
重みに耐えかね「ひっくり返った亀」状態になった娘の写真があります。
「一生ものもちでいられる」なんて言葉遊びからきているようですが・・。(近畿です。)
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