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古川和男著「原発安全革命」によると


トリウム熔融塩炉なら福島・チェルノブイリのような原発事故は起きなかった


と書いてある。
トリウム熔融塩炉は本当に安全なのだろうか?

A 回答 (4件)

Wikipediaには


プルトニウム発生量は、年間100万kwの軽水炉で約230kgに対して、トリウムは約0.5kgである。
このように廃棄物中のプルトニウム発生量が少ないため、核兵器に転用するのが困難であり
途上国への導入が期待されるが、
使用済み燃料に含まれるタリウムの同位体が強烈なガンマ線を放つため、
遠隔操作によるタリウム分離といった高度な技術による再処理が必要であり、
これには巨額の設備投資を必要とする。
また放射性ヨウ素、放射性セシウム等の核のゴミは出るため使用済み燃料や高レベル放射性廃棄物の処理は必要となる、と書かれています。


何をもって「安全」と定義付けるのかが問題ですが
高レベル放射性廃棄物の処理が必要なら
なんら「安全」とは言えないと個人的には思います。

なお、仮にトリウム熔融塩炉で運転中に今回と同じ津波が押し寄せた場合
結果は同じであった、と思います。

今回の事故の原因は「安全」に対する過信と
原子力を推進したいがための「検証」放棄です。

どんな施設でも安全な運営を「監視する」チェック機能が正常に働かなければ結果は同じです。
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世の中に安全な物等一つも無い。


在るのは危険を減じた物だけ。

たとえば包丁は柄を付けて危険
を減じている。服を着て素肌が
傷つく危険を減じている。

台風で垂れていた電線に触れて
死んだ人が出ました。電線一つ
で死者が出るのが普通なんです。

毎年大勢が感電事故で死んでます。
安全な電気などありません。
安全な原発という言い方は安全な

毒物というのと同じで意味が無い。
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たかじんのそこまで言って委員会 #110612 によると、放射性同位体のセシウムやヨウ素が精製され、事故の際には原発と同様に空中散布すると放送していました。



結局、安全な核○○は存在しませんので、出来る限りあらゆる事故を想定しながら対策、対応、対処を採る。
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・再臨界事故が発生しない。


トリウムは自然臨界(自ら核分裂を起こす)しないので、一旦核分裂を止めると再臨界となることが無い(反面、起動時には核分裂を起動させる火種が必要)。

・核分裂反応を簡単に停止できる。
燃料が液体(溶融塩)なので、地震時には燃料(液体)の供給を止めれば反応が停止する。

・空冷炉も可能なので、冷却電源喪失による事故を避けられる。
小型炉であれば空冷炉も可能なので、空冷炉であれば今回の地震のように冷却用の電源喪失による暴走という事故が発生しない。

・炉が破壊され燃料が漏れると核分裂が停止する
トリウム溶融塩炉は400度Cの液体(溶融)状態で反応させるので、もし炉にひびが入り燃料が漏れると大気温で燃料が固結し反応が止まってしまう。

・炉の構造が簡単なので故障が置きそうな箇所が少ない。

・1960年代に4年間無事故で運転した実績を持ち、基本技術は確立しており、実現性が極めて高い。

しかし
・放射性廃棄物は、ウラン型軽水炉の1/1,000であるがゼロではない。

以上よりトリウム熔融塩炉は、暴走しないように反応速度を抑えながら運転しているウラン型原発より遥かに安全ですが、原発の一種であることには間違いが無く、火力発電所のように安全とは言えないので、それなりに安全策(ハード・ソフト)が必要
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