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準天頂衛星「みちびき」本当に必要なの?
 「児童見守りや観光地案内…期待高まる新サービス」の記事が日経新聞(2010/9/11 23:52)に出ていました。それによると「登下校中の児童を見守るシステム」「史跡の案内やレストランの料理メニューが表示されるシステム」「無人農機を自動運転するシステム」など「など多彩なサービスの可能性を探る」とあります。
 しかし、これらは、インターネットなどですでに実現されているか、そもそもほとんど意味のないものばかりと思えます。
 また、「米GPSを補完、高精度に『みちびき』打ち上げ」(2010年9月12日東京新聞朝刊)によると、「GPSの電波……を補う電波を真上から出して受信障害を解消する。精度は現在の十メートルから一メートル以下に向上する」が「専用端末が使われるため、現在のカーナビ装置などでは受信できない」「日本上空を通るのは一日のうち八時間だけ。このため二十四時間体制で使うには三基が必要となる。二基目以降の開発は決まっておらず」「打ち上げや地上の関連設備の費用も含めた開発費は約七百三十五億円」とあります。
 カーナビに利用するなら現在の十メートル程度の精度で十分のように思えますし、受信障害解消の効果の程度も不明です。「みちびき」は本当に必要なのでしょうか?

A 回答 (7件)

報道などで言われている「新しいサービス」というのは、実はまだ大して深く考えられた物ではありません。


そもそも、この衛星の計画は「産業界」からの提案があって始まったもの。
http://mainichi.jp/select/science/news/20100907d …

つまり、「新しいサービス」を開拓して、新しい儲け口を開発しようと言う財界の魂胆に乗っかった物です。現在100社以上の企業が実証実験に参加。なにか新しい使い道はないかと模索が始まりました。
つまり、はっきりした目的があって打ち上げられたのではなく、これから何に使おうか、という逆立ちした議論がまかり通っているのです。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/1047
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/1047?page=2

ですから、われわれ庶民がいくら考えても「本当に必要なのか」わかりっこありません。必要としているのは企業なのです。
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GPSは、軍事用のシステムで、本来の目的はミサイル誘導です。


車や人のナビは応用に過ぎません。
有事には、使用に制限がかかるかもしれません。
交戦国に破壊されるかもしれません。
平時でも、絶対に故障しないとは限りません。

「みちびき」は、将来日本が独自のGPSシステムを為にも必要で、意味があると思います。
現在の日本は独自のシステムを持っておらず、アメリカに依存している状態です。
アメリカの都合が変わったり、外交関係が悪化した場合、使用を断られるかも知れません。
使用の対価や、外交での譲歩などを、要求される可能性もあります。
これらの可能性だけでも、外交では友好なカードになります。
技術に限らず、他国に何かを依存しているということは、それだけで国を危うくしているということです。
私は、そんなものはないに越したことはありませんし、それらを減らす努力を無駄とは思いません。
逆に、日本がリードしていれば、これらを要求できる立場に立てます。
国家に真の友人はいません。友好とは双方にメリットがある場合にしか成り立ちません。
世界は未だに友愛で動いてなどいません。
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民生利用面での必要性はほかの方が述べておられますので、別の角度から見た必要性について書きます。

それは国防面での必要性です。現在日本は人口過密地域も多く、侵入した敵性勢力を実力排除するにしても、精度の高い誘導兵器でピンポイントに攻撃を加える必要がある局面が頻出すると考えられます。年々微減傾向にある防衛費の中で、このような高度兵器を一定数揃えるには、安価に生産可能なGPS誘導兵器の導入が最も効果的ですが、現在の誤差10メートルと言う低い精度は全く話にならない水準です。準天頂衛星の整備によって、この問題は解決します。イージス艦一隻の建造費用は約1200億円、むらさめ型汎用護衛艦が約600億円と言いますから、735億円プラス衛星2基分の費用で、国防力を大幅に補強でき、さらに民間にも多大な恩恵が得られると考えると、なかなかどうして無駄の無い良い買い物であると思います。
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No.4さんに同感です。


これだけ技術が進歩しても、自然災害は後を絶ちません。
起こってしまった目に観える災害の被害の損失は算出できますが、GPS波等の解析で防止された災害、または防止されるであろう災害は分かりにくく、関心も薄いです。
 「みちびき」の供用開始で観測精度向上は確実で、災害の予知に貢献出来ることを期待します。
 アメリカの植民地状態のままでよいのか。
 メヂィアに踊らされることなく、現場技術者の真実の姿に注視してもらいたいです。
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みちびきはカーナビの精度向上に作られたわけではありません。


GPSは測量、地震予知、津波予知、船舶航行などに用いられています。これらは10mの精度では不十分であり、特殊な方法(補正電波の受信や後処理補正)によりGPSの精度を数cmまで高めているのが実情です。
みちびきが利用できれば、特殊な方法を用いずに1mの精度で観測が可能になり、補正を行えば数mmの精度も期待できます。
マスコミは自分たちに知識が無いのと、一般市民にわかりやすくするために、カーナビを例えにしているだけです。
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各国地域が自前の衛星を上げているの、日本も!って感じがありますが。



都市部などでは、ビル陰などで衛星捕捉の確実性を上げる事で精度があがる。

ゴルフ場などで無人の芝刈り機(10Mの誤差では困る)
農場などでは無人のトラクター(より高精度が必要)

など、精度を要求される使用目的も考えられているようです。

何れにしても新衛星を活用する使用方法を模索している状況なのでは無いかと。

この辺は、鶏と卵論と同様に、衛星が先か?活用方法(機器)が先か?という議論は常に起きます。
今回の費用だけを見れば無駄遣いに見えるが、それが本当に無駄遣いか、必要な投資だったかは

今後の衛星やその利用技術の工夫の仕方次第では無いか?と考えます。
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>インターネットなどですでに実現されているか


実現って・・・GPSが動いているから実現してるわけで、今回はその機能を補完する目的であげてるわけです。
これもアメリカがGPS衛星を打ち上げて日本が恩恵を受けてる訳なので当然の支出だと思います。

カーナビのGPSってアメリカにおんぶにだっこって知ってるのですか?。
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