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失恋すると未練タラタラの男性、すぐに切り替えられる女性について
一般的に男性は失恋すると引きずりがちですが、女性はすぐに切り替えて新しい恋人を見つけます。
この現象は、本能的なものなのですか?
主観ではなく、きちんとした理論から説明していただけると嬉しいです。

A 回答 (3件)

 「男は数」、「女は質」という繁殖の基本戦略はそのとおりだと思うのですが、それだけだと一度選んだ繁殖相手に対する執着は女の方が強いはず、という考察になってしまいますよね。

もう少し深く考察する必要があると思います。

 人類の「繁殖」の基本形態は一夫一妻制です。
 それは人類が直立二足歩行を獲得した代償として骨盤の構造が変わって産道が狭くなったこと、また人類が知能を発達させる方向に進化したことで脳容積すなわち頭蓋骨の大きさが増大したこと、などの要因によって、人類がほ乳類の中ではダントツに「難産」で子供を産む動物になったことが関係している、と言われています。
 同時に人類は子供を「超未熟児」で産む動物に進化しました。出生後1年以上も自力で立つこともできない動物なんて他には例を見ません。まして人類が進化したアフリカでは、初期人類は生態系の頂点どころか「被捕食動物」だったでしょうから、この「難産+超未熟児」という繁殖形態は、とてつもなく危険だったでしょう。

 これはつまり、繁殖にかかる「メスのコスト」が非常に増大することを意味します。たいへんな難産の末ようやく産んだ子供は1年以上も自力で立つこともできないわけですから、「オスの継続的かつ緊密な協力」がなければ、人類は増えていくことができなかったわけです。

 というわけで、人類のメスの繁殖戦略が「質」だとしても、それは単に優秀な遺伝子というだけでなく「自分と子供の世話を誠実にしてくれるか否か」ということも重要な「選択基準」になったはずです。
 オスにしても、状況さえ許せば産ませっぱなしで次々と他のメスに子供を産ませた方が繁殖的に有利なのは確かなのですが、それだと次々産ませた子供が育たない可能性が高く、結果的に「あまり浮気せずに誠実に妻と子供の面倒をみるオス」が有利になった(つまり子孫の数が多かった)から、一夫一妻制が成立したのでしょう。

 メスは質、とはいってもメスにはメスの「数の戦略」はあるわけで、生涯に同じ数の子供を産むとしても、すべて同じオスとの子であるよりもすべて父親が違う方が「遺伝的多様性」では有利です。
 だからオスメスとも、単に「自分の遺伝子を残す(産む、産ませる)」ことだけを考えれば、次々と相手を変えた方が有利なわけです。
 ただ、人類の難産+超未熟児という生物学的な特殊事情を考慮すると、どれだけ産んでも、あるいは産ませてもその子が育って初めて「遺伝子を残した」ことになるわけですから、そのために「決まった相手と生涯強固なパートナーシップを結ぶ」すなわち一夫一妻制が必要だったわけです。

 という「本音と建て前の繁殖戦略」を考慮すると、オスの場合「浮気」がばれてパートナーに捨てられた場合の「繁殖的な損失」がメスより圧倒的に少ないわけです。メスはオスに捨てられれば子供どころか自分の命すら危ないわけですが、オスは最悪でもそのメスに投資した「自分の精液」が無駄になるだけですみますから。

 だからオスは「本音の部分の数の戦略」をメスより多く残しておけたわけです。
 メスはより強固なパートナーシップを必要としたので、過去のパートナーではなく現在のパートナーに集中する傾向がオスより幾分強い、ということなのではないでしょうか。

 まあ身も蓋もない考察で、しかも現代では「繁殖にかかるメスのコスト」もかなり軽減されてきているので、そういう性質も変わってくるはずだと思いますけど。
 現代社会ではシングルマザーで子供を育てることは決して難しくありませんし、そうだとすると1人の男に執着するより次々と父親を変える方が進化論的に有利になるかもしれませんよ。
 そのとき、新しいパートナーシップを結ぶ際に古いパートナーの未練を持っていても繁殖上特に不利にならない(それが原因で捨てられることが少ない)ということになれば、「過去の男を引きずる女性」がどんどん増えてくるかもしれません。許されれば過去も現在も含めてめぼしい相手はとりあえず確保しておいた方が「有利」なのは確かなわけですから。
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むずかしいですね。

人類学者なら答えを持っているのかもしれませんが、人類学のカテありませんからね。

最初から、動物として置き換えるのも、ヒトの知性が関与しているので、まずいような気がします。

ヒトの恋愛は男が主導する場合が多いので、男は考えすぎの傾向があると思います。これが引きずることにつながる。一方、女は受身の場合が多いので、考えてもしょうがない部分が多い。 、、、かなあ~(笑い)。
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いわゆる、「オス」と「メス」に置き換えてみますと。



★「オスの本能」は、基本、多くのメスと関わって、「より多くの自分の遺伝子」を残したい。
★「メスの本能」は、基本、「優秀なオス」を選び、「より優秀な遺伝子(子供)」を残したい。
この違いなのでは?。

勿論「例外」は有るでしょうが、哺乳類や鳥類クラスの多くに、上の理論は当て嵌まると思います。

人間も動物ですから、「本能」としては、基本、上の理論が当て嵌まる。

男性は、「失恋」したとしても、その女性から、よっぽど邪険に扱われない限り、ついつい、
『もう一回くらい、「遺伝子を残す行為(s●x)」をしてもいいだろう』
なんて、調子のいいコトを考えてしまう。
だから、「未練タラタラ」のケースが多くなる。

一方、女性は、「より優秀なオスを選ぶ本能」が有りますから、気持ちを切り替えれば「次なる優秀なオスを選ぶ作業」に入って行ける訳です。
即ち、
「過去のオスになど、もう用は無い」
って訳ですね・・・。
ノコノコ会いに行って「肘鉄」食らうオスが多いのは、このせいじゃないのかな?。
(^^;
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