初めて自分の家と他人の家が違う、と意識した時

「新幹線開通に伴い、並行在来線はその地区の自治体が経営をしなければならない」
という条件があるので
青森に開通した新幹線とは引き換えに、在来線の経営赤字から青森は苦しい・・(たぶんこういう内容)
というニュースを見ました。


JRは新幹線を開通して利益がもらえるから良いでしょうが
その代わりに赤字路線を急に受け渡すなんてひどいと思いました。

民営化したJRとしては、地方の赤字路線は必要ないから切り離そうという利益重視の考え方なのですか?
本当にこんな理不尽な話があるのか
私のニュース解釈が間違っているのか

誰か教えてください。

A 回答 (8件)

No.7の続きです。



JRは民間会社であって、かつての国鉄のような赤字が雪だるま式に増加しても生活路線を維持しなければならない公営企業ではありません。
JR東日本は株式上場している民間会社であって、赤字ローカル線を経営分離などで廃止せずに無理に維持した結果、
会社の収益を減らして、株価が減少したら、配当金減ったりなど高く売れないなどで株主は困り、
場合によっては株主総会で赤字ローカル線を配意しなかった経営陣は叩かれ、首になるでしょう。
ちなみに困る株主の中には、政治家もいるでしょう。
そもそも、株式会社は、地域住民の生活を何が何でも守る行政や慈善事業団体ではありません、株主重視です。
経営分離する赤字ローカル線の沿線住民何かよりも、株主様重視です。
それが、国鉄分割民営化なんですよ。
で、未だに、国鉄の長期債務は数十兆円単位になって。現在も日本政府の膨大な借金の一部として存在しています。

まっ、整備新幹線着工を決めた当時とは違って、21世紀の今、経済効果は、当時の思ったほどにはないでしょう。
今更、新幹線が開業したって、かなり昔の高速道路開通に伴って誘致した工場が、
中国などの生産コストの安い外国に移転しまっている現状、工場が再び戻ってくるわけ無いでしょう。
観光での経済効果で税収が増えたって、
JRから経営分離されたローカル線の赤字補填に直接使われずに、地域住民の社会保障へと最優先に回されて、
昔の国鉄みたいにローカル線の赤字が雪だるま式に増えて、累積債務が増加して、限界に達して、いずれは存廃問題に発展するでしょう。
結局、別の形で第二の国鉄を作ってしまっています。
あなたが仰るとおり、本当に理不尽な話になりますよね。
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JR東日本は株式上場している民間会社であって、


そもそも、株式上場している株式会社自体、地域住民の生活を何が何でも守る行政や慈善事業団体ではありません、
経営分離する赤字ローカル線の沿線住民何かよりも、株主様重視です。

JRの前身は、日本国有鉄道という公営企業でした、いわゆる国鉄です。
国鉄の財政が兆円単位の大赤字で破綻しかけて、社会的な大きな問題の一つになった1980年代前半に、
東北(大宮・盛岡間)と上越(大宮・新潟)新幹線が開業しました。
その前の東海道新幹線が開業した年(1960年代)に国鉄は黒字から赤字に陥り、徐々に赤字が雪だるま式に増えました。
国鉄は公営企業なのですが、民間企業並みの独立採算制で、税金の補助を原則求める事は出来ませんでした。

これらの国鉄時代最後に開業した東北上越新幹線は、今の東北盛岡・新青森区間などの整備新幹線とは大いに違って、
建設費に関しては、税金による補助が一切無く、郵便貯金などの政府系金融機関や民間からの高い金利の借金を財源にし、
なおかつ並行在来線の赤字区間も経営分離などで廃止されず、新幹線と一緒に運営されました。
これら新幹線の並行在来線は、東海道・山陽と違って人口密度が稠密ではなく、過疎地も多く、
稼ぎ手の特急が新幹線に移行すると、赤字ローカル線に転落しました。

その結果、せっかく新幹線で利益を上げても、高金利の借金(建設債務)と並行在来線の赤字で相殺されてしまい、
国鉄の経営には何ら貢献せず、国鉄の赤字(債務)がさらに雪だるま式に増えてしまいました。
これらの新幹線に続く、東北盛岡・新青森区間などの整備新幹線は、もっと条件が悪く、
従来の建設のやり方では、大赤字になると予想されま、整備新幹線建設は凍結されました。
要するに、人口が少ない地方(田舎)では、鉄道事業者にとっては、新幹線と在来線は両立出来ず、共倒れになってしまいます。
無論、この当時、世の中では、整備新幹線イコール大赤字との認識も生まれました。

東海道新幹線が開業した年(1960年代)から国鉄は黒字から赤字に陥り、徐々に赤字が雪だるま式に増えました。
赤字の主な原因の一つは、赤字ローカル線などの経営上非効率な在来線であり、
我田引水ならぬ我田引鉄で政治家の票田に経営上非効率な赤字ローカル線をあちこち建設しました。
国鉄の財政が兆円単位の大赤字で破綻しかけて、社会的な大きな問題の一つになった1980年代、
もはや大赤字ローカル線を維持出来ず、国鉄改革として鉄道としての使命を終えた日本全国の大赤字路線の廃止が積極的に断行されました。
そして、ついに、1987年に、国鉄はJRとして分割民営化されました。
国鉄の巨額の赤字(長期債務)の大部分は、JRが承継せず、政府が何らかの方法で解消する事になりました。

その数年後、東北盛岡・新青森区間などの整備新幹線を建設して欲しいとの地方の熱い要望に応え、整備新幹線建設が再開されました。
再開にあたって、先述の国鉄時代最後に開業した東北上越新幹線の教訓から、
建設費の財源は、高金利の借金ではなく、事実上最終的に税金で、開業後、JRは新幹線が赤字にならない程度に返済すれば良い、
次に、開業後に新幹線の利益を食い潰す並行在来線の赤字区間はJRから経営分離する自由が認められました。
先の国鉄改革で赤字路線の廃止を徹底的にやりましたから、そののりで、経営分離が認められました。
つまり、これは、JRをかつての国鉄みたいに赤字にさせない為です、第二の国鉄にさせない為です。
ちなみに、長野新幹線と九州では、並行在来線の内で、大赤字では無い区間だけはJRが引き続き運営しています。
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>民営化したJRとしては、地方の赤字路線は必要ないから切り離そうという利益重視の考え方なのですか?



青森などという田舎に高価な新幹線が欲しいと言う地域住民のエゴが問題。

東海道新幹線に比べると恒常的に利用するビジネス客が遥かに少なく、当たるかどうか分からない観光客という水物を期待するのは非常にリスクが高いので、安定経営を考えると民間企業としては避けたい事業のはず。

>その代わりに赤字路線を急に受け渡すなんてひどいと思いました。
赤字なのは地域住民が鉄道を利用しない(つまり必要性が低い)だけでしょ。住民が車を使わず鉄道を使って黒字化すれば良いだけの話。それに急ではないでしょ。

民間企業であれば、赤字では鉄道路線の維持・運営のための支出や社員の給与も出せず経営継続は困難。

ろくに利用もしないのに赤字でも鉄道の廃止は嫌だという地域エゴ丸出しの地域住民が多ければ、そのような地域住民の出費(=地方税)で運営するしかないでしょ。

青森県の人口が100万人として、一世帯3人として33.3万世帯。鉄道事業費100億円あたり3万円/1世帯ほど負担すれば良い計算になる。その出費も嫌であれば廃止しか選択の余地無し。

>本当にこんな理不尽な話があるのか
こんな地域エゴ住民のため、青森とは何の関係も無く利用する可能性も殆ど無い青森行きの新幹線に、我々の支払った税金が使われるなんて、こんな理不尽なことはない。

新幹線が欲しければ、地域住民が地域住民の負担で新幹線を建設し保守運営費を捻出し、JRを下請けに使って電車を走らせれば良いだけの話。他人の懐に期待するという卑しい心は捨てよ。
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どら息子「親父、新車買ってくれよ!」


ダメ親父「おまえ、クルマ持っているじゃないか。」
どら息子「あの古いのじゃなくて、全国のみんなが持っている新型が欲しいよ!」
ダメ親父「そんなこと言ったって、ウチは借金だらけで買ってやれない。」
どら息子「じゃあ、おれもバイトして3分の1位は出すから、買ってくれよ!」
ダメ親父「しょうがねえなあ、じゃあ、三分の一は自分で出すんだぞ」
ダメ親父「新しいの買ったら、今の車どうするんだ?」
どら息子「今のはスピードがでないけど、街乗り、チョイ乗りするには必要なんだ。」
ダメ親父「おい、おい、お前、二台もスネかじりなんて有り得ねぇ。今のは全部自分で維持管理しなきゃダメだ」
どら息子「わかったよ。古い方も使い道が有るんだから自分で維持すりゃ良いんだろ。」

というような愚かな会話が有ったのかどうか知りませんが、古い方の列車は実際には費用対効果からみて不要なので廃線にしたうえで、その線路跡とバス専用道路として路線バスを走らせた方が実質的に地元の為になると思うけど、地元の政治家は選挙のことを考えると鉄道の廃止なんて言い出せないんでしょうね。ですから、選挙民が怖くて県税をつぎ込んだ第三セクターをつくって維持管理させることにする。でも、当の地元民はそんな鉄道のりませんよ。18歳以上は一人一台車持っているんだし、75歳以上はあまり出歩かないしね。”高校通学専用電車”になってしまうのは火を見るより明らか。運賃収入も学割通学定期ばかりで60%引きぐらいですか。
結局、第三セクターも赤字続きで県民の税金で赤字補てんをし続けるのでしょう。

一番理不尽なのは、新車かってもらったのに古い車も廃車しないと言い張るどら息子(=地元政治家)ですよ。
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赤字路線を切り離せるのはその通りですが、「青森は苦しい」というのは嘘です。




本当に赤字の引き受けにしかならないのなら
自治体が新幹線に反対していれば済むだけの話です。
拒否されたら新幹線建設など出来ません。

しかし反対する自治体は一つとしてありません。なぜか?

新幹線開通により莫大な税収増が見込めるからですよ。


地方が過疎化している原因の9割以上は「交通の不便」によるもの。

都会に出るまでに時間がかかる場所は、
都会とのコンタクトが必要な企業が本拠を置けないし、
企業が無ければ人が住むメリットも少ない。

新幹線が開通されれば「安い土地で都会にも出られる場所」として企業が集まります。
そうすればその企業で働く人は近くに住みます。

住んでる人からは住民税、企業からは法人税が入りますから税収が増えます。


在来線引き受けに文句を言うのは、
100億円増えて10億円減ることに文句を言っているようなものです。

ただ、「在来線を利用している地元民」にとっては
運賃値上げなどが起こりやすいのでデメリットのほうが大きいですけどね。
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東北新幹線のうち、盛岡以北の「整備新幹線」区間は、青森県が要望してつくることになった区間です。


その費用負担については、従来から「整備新幹線のスキーム」というルールがあり、建設費の3分の1を地元が負担することや、赤字になる並行在来線はJRから切り離すことはそこで決まっているのです。青森県はそれに納得して、それでも新幹線がある方がよいと判断・選択し、その結果としてめでたく12月4日の開通を迎えることができたのです。

参考URL:http://www.mlit.go.jp/tetudo/shinkansen/shinkans …
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Corei7のPC買ったら今まで使っていたPen4のPCを手放すのと同じで理不尽でもなんでもない。

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元鉄道屋です。



質問者様の解釈が間違っています。
パソコンでよく検索してみてください。

鉄道も好きで新幹線を造っているのではないのです。

回答がドッサリつくでしょうからこの辺で。
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