
象は鼻が長い。
という文について、昔(35年~40年位前)、小学校の国語で、
「象が」が主語で、「鼻が長い」が述語
述語の中の「鼻が」が主語で「長い」が述語と習った記憶があります。
これに対し、「象は」は主語ではなく、主題という説があり、かなり有力になっています。
中国語の文法で言えば、
名詞述語文
形容詞述語文
動詞述語文
に加えて、主述述語文があります。
名詞述語文
形容詞述語文
動詞述語文
の3つは日本語にもあります。
中国との2000年以上の深い関係を考えると、
日本語にも、
主述述語文
があり、その典型例が、「象は鼻が長い。」となる思います。
これなら、小学校で習った考えと合致します。
にもかかわらず、最近、「象は」は主語ではなく、主題という説が有力になっているのはなぜなんでしょうか?
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
「~説」や「~論」というのは、自然科学でいえば「事実についての見解」のことですが、文法などでいう「説」では「これから展開する理論のよりどころ」と考えるべきでしょう。
つまり「ウソかホントか」という議論ではなくて、これから家を設計する人が「玄関を北向きにするか東向きにするか」というような問題です。つまり「主語」とするか「主題」とするかによって、いろいろな問題をどれだけ秩序良く組み立てて説明し、大方の賛同を得られるか、という話です。私はシロウトですが、三上氏の著書をはじめ、たくさん読みあさりました。今のところ「主題」説を中心に据えて考えております。「象は鼻が長い」のほかに、「ボクはウナギだ」も、よく取り上げられていますね。
No.4
- 回答日時:
国語や言語、文法は門外漢ですが、関心はあります。
現在私たちがいろいろな分析に使う文法や言語論の手法って、どうなんでしょうか、欧米語などで生成してきたものを、日本語に適用して発達させてきているのではないでしょうか?
素人の投稿を許してもらえれば、欧米の言語生活での主語っていう言語心理は日本語でも全面的に当てはまるものかどうか物すごく疑問です。
主語って言語心理の重要なファクターだと思いますから。
日本語には欧米的主語観念はないのではないでしょうか?
事例の象さんも、お鼻も主語という位置かもしれませんが、話題を指示するためのおことわりに掲げた語である以上でも以下でもない。
だから“象さんのことですよ”とだして、文章形式としては、“鼻”を主語とした文章にしているのだ、ともいえるのではないでしょうか?
No.3
- 回答日時:
三上章の『象は鼻が長い 日本文法入門』という本がありまして、それが主題説のはしりです。
この本は1960年に出版されたもので、最近出てきた学説ではありません。
学者は自分のキャリアを否定するような新説を嫌いますから、古参の学者が学会の多数を占めている間は、新説は黙殺されがちです。
学者の世代交代に伴い、徐々に議論されるようになってきた、ということです。
文法を議論することに興味はないので、ここで私の考えをどうこうとは言いません。
従来の説明法とどちらがより説得力があるかは、ご自身で比較されるといいでしょう。
No.2
- 回答日時:
文法というものは、考え出した人によっていろいろあるのです。
分類の仕方が人によって違うのです。現在の学校で教えられている文法では、述語の主体が主語、ということになっていますから、「長い」のは何かを考えれば、それは「鼻」だということになります。よって、「鼻が」が主語です。象が長いわけではありませんから。
ただ、別の考え方もあって、「鼻が長い」という状態を「象」の述語ととらえることも可能でしょう。(その場合は述語ではなく述部と呼びますが。)その場合は、「象」が主語となります。これが質問者様の言われる「主述述語文」ですか?
ただ、これは、現在の学校文法では傍流の考え方です。
よって、直接の答えは「その考え方は現在の学校文法とは違うから」だと考えます。
また、日本語と中国語は、日本語と英語と同じほど、文法的に異なります。どの言語でも、主語よりあとに述語が来ること、述語には名詞・様子・動作がくることは、共通なのではありませんか?
この回答への補足
ありがとうございます。
その考えが、「主述述語文」ですね。
そうそう、「述部」といっていたように思います。
「鼻が長い」を述部というのは、当時の主流だったと考えていいわけですね。
この考えは、いつごろから傍流になったのでしょうか?
英語では、名詞文、形容詞文では、
S+V+Cになり、必ず動詞が入ります。
日本語や中国語では動詞は入らないので、
日本語と中国語はかなり近いように感じます。
昔、中国出身のタレントが、
日本語は読めないけど、文を見れば、漢字が使われているので、意味は大体わかる、
ようなことを言っていました。
日本語と中国語は文化的によく似ているように感じます。
No.1
- 回答日時:
歴史的に見れば「は」は係助詞なんです. そして, それを受け継いで現代文でも格助詞ではなく副助詞です.
ということで, 「『は』が格助詞ではない以上, 文法上特別な位置を示すものではない」と考えられるわけですね.
あと, 日本語と中国語は文法上全く関係なし.
この回答への補足
日本語の漢字は、中国で生まれ、日本に伝わったものですし、
ひらがなは、漢字の草書体から生まれ、
カタカナは、漢字の一部の省略であることを考えると、
日本語と中国語は、源泉は同じように思います。
文法も似通っているように思います(名詞述語文、形容詞述語文、動詞述語文は、主語+名詞、主語+形容詞、主語+動詞で文法的に全く同じ)。
韓国語でも、主述述語文に相当する文があります。
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