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汚くてすみません

この「なむ」(係助詞)はどこに掛かるんですか??
強意ということですが、訳を見ても強意さ?が
感じられません。どの辺が強意なのでしょうか?

「汚くてすみません この「なむ」(係助詞)」の質問画像

A 回答 (2件)

「なむ」がかかっていくところは、次の行の「ある」で、強意は、「父 大納言は亡くなったので、母の北の方が」つまり「父ではなく母が」というところです。

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結びは流れ(消失・消滅とも言います)ています。



母北の方なむいにしへの人のよしある(人)にて、《親うち具し、さしあたりて世のおぼえ はなやかなる御方がたにもいたう劣らず、》なにごとの儀式をももてなしたまひけれどとりたててはかばかしき後見(うしろみ)しなければ、事ある時は、なほ拠り所なく心細げなり。

「母北の方」は主語ですからこれの述語(述部)があればそこに結びが来るはずです。追いかけていくと、まず、同格の「の」を用いた「いにしへの人のよしある(人)なり」という部分で述部「人なり(=人である)」に遭遇しますが、接続助詞「て」が来ているために「なり」->連用形「に」となって結ぶことができずに流れています。

次に《 》の部分は長いですが、他の親の揃った親子に見劣りしないように、という後の「もてなし給ふ」に掛かる連用修飾句で、母北の方の述部にはならないので読み飛ばします。

「母北の方」に対する述語は、結局「もてなしたまひけり(=取りはからいなさった)」の部分にあるのですが、ここも接続助詞「ど」が接続したために已然形となって流れています。

「とりたてて」以降は「母北の方」が主語ではなく、桐壺更衣を主語とする文となっており、これ以上結びを追っていくのは無意味です。

結ぶチャンスは2度あったことになりますが、いずれもスルーされてしまいました。
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