本を読むのが好きなのですが、最近いいかげん読む本がなくなってきました。今まで色々読んできましたが、面白いと思った本逆に期待はずれだった本、元々あまり興味のない本を簡単に羅列しますので参考にアドバイスしてください。
★面白かった本
・司馬遼太郎(こんな字だっけ?)・真田太平記
・大沢在昌 ・西村寿行 ・戦国・幕末・明治の歴史小説
及び仮想歴史小説(反関ケ原等)・マイケル・クライトン
・トム・クランシー ・山際淳二 ・金子達人 ・ごく一部のスポーツノンフィクション ・つかこうへい ・三谷幸喜 (作家名の物はほとんど読んでいます)
★期待はずれだったもの
・西村京太郎 ・歴史剣豪物 ・大多数のスポーツノンフィクション ・京極夏彦 ・不夜城(馳星周) ・大薮春彦
・外国のベストセラー(どれも名前を言われれば「それそれ」と言う程度しか印象がない)
★興味なし
・恋愛物 ・人生訓的な物 ・宗教物
以上
No.2
- 回答日時:
文字通りの面白い本、というのがないようですが、
清水義範さんの短編集なんか、単純に面白いですよ。「蕎麦ときしめん」とか「永遠のジャック&ベティ」とか「スシとニンジャ」とか。
SFだと筒井康隆さんの昔の短編集。「にぎやかな未来」とか「将軍が目覚めた時」とか「宇宙衛生博覧会」とか。長篇も昔のは面白いです。「俺の血は他人の血」とか七瀬シリーズ。虚構船団以降の最近のは難解すぎて私には解りませんが。
司馬遼太郎さんのは他の作品も読まれたのでしょうか。私は「国盗り物語」が最高でしたが。
うーむ、ジャンル違いの見当違い、という気もしてますが、ま、御参考までに。
回答ありがとうございます。筒井康隆さんのは少しだけ読んだ事がありますが試してみます。それから司馬遼太郎さんのは最初に読んだのが「国盗り物語」でそれからはまりました。それからは片っ端から司馬作品を読みましたが中でも一番だと思うのは、「燃えよ剣」と言う土方歳三の話でした。当時自分自身、府中近辺に住んでいてどちらかと言うとナンバー2的な人物に魅力を感じる性格のようで、私の中ではこれが最高傑作だと思いました。
No.3
- 回答日時:
おなじような質問に何回か回答してる本なんですけど、やっぱりお勧めなのであえてまた紹介します。
(1)スー・ハリソンのアリューシャン黙示録三部作・第一部「母なる大地父なる空」上・下、第二部「姉なる月」上・下、第三部「兄なる風」上・下です。
超古代のアラスカが舞台の大河小説です。
よく「エイラ」シリーズと比較されて、勝るとも劣らないとか言われているので、このシリーズを読んだあと、「エイラ」シリーズを読んだんですけど、つまらなくてすぐ読むのを止めました。
(2)佐藤賢一の「双頭の鷲」。フランスの武将・ベルトラン・デュ・ゲクランを描いた戦記もの
(3)宮城谷昌光の「花の歳月」。漢のとう皇后(とうの漢字が見つからない)とその弟の数奇な運命を描いた物語。
ちなみに西村京太郎はぼくも大嫌いです。小説家って言うより「もの書き職人」って感じですよね。題名を見ただけでぞっとしちゃいます。あと山村美紗も・・・
No.5
- 回答日時:
ある程度kenichi8さんの嗜好を踏まえて絞った上で、自分の好みを素直に書きます。
現代の人の書いた歴史小説よりも原書の方が遥かに面白いというのが私見です。1、「日欧文化比較」。ルイス・フロイス著。岩波書店「大航海時代叢書」に所載。
・項目が非常に細かく分かれており、非常に短い文章で、読みやすい。辞書替りにもなる。
・ルイス・フロイスはポルトガルの宣教師で安土桃山時代に日本に滞在。日欧とも、この時代から大きく変わった点と、全く変わっていない点があり、大変面白い。たとえば、
a)この当時は西洋ではまだ手掴みで食事をしていた。
b)日本人は当時から酒癖が悪かった。
c)日本では馬は右から乗る。
d)喪服は当時は白。西洋では黒。
e)顔の刀傷は西洋人からはみっともないが、日本人にとっては名誉。
f)服の裏地に贅沢をする。
g)(未婚)女性の貞操観念は希薄である。--->「良妻賢母」幻想は、江戸時代の武家社会や、明治以降大日本帝国での道徳観念に過ぎない。(私見です!)
など。
2.絵本通俗三国志(羅貫中「三国演技」の邦訳)
・言わずと知れた通俗小説で、吉川英治の「三国志」もこれ(=「三国演技」)がベース。
・私のは、江戸時代の和綴じの「読本」だが、潮出版社からも洋綴じで出ている。
・言葉は文語体の名調子で、原作(=中国語、古い文語的な口語)の名調子に劣らぬ仕上がり。
3.日葡辞書:岩波書店:
・安土桃山時代の日本語の宝庫。原書はアルフアベット構成だが検索しにくいので、日本語の索引が付いている。
No.6
- 回答日時:
スケールの大きな歴史物を紹介しましょう。
「銃・病原菌・鉄」上下 ジャレド・ダイアモンド著 倉骨彰訳 草思社刊
各巻 1,900円
一万三千年にわたる人類史の謎
文化人類学、考古学、生物地理学などの知識を駆使して、アフリカ、ヨーロッ パ、アジア、アメリカの人類史を説きつつアジア、太平洋に力点をおいた珍しい 書。
目次からの抜粋
*1万3千年前のスタートライン
*平和の民と戦う民の分かれ道
*スペイン人とインカ帝国の激突
*食料生産にまつわる謎
*文字を作った人と借りた人
*オーストラリアとニューギニアのミステリー
*中国はいかにして中国になったか
*アフリカはいかにしてアフリカになったか
回答No.5で紹介された「日欧文化比較」は岩波文庫から「ヨーロッパ文化と日本文化」の題で出ています。定価400円。文化の違いに興味をもつ人、あるいは外国人に日本文化を説明する立場にある人などには欠かせない本です。例えば500年前、日本では女性が供の男性の前を歩く習慣は、男性が女性の先を歩くのが普通の当時のヨーロッパ人には不思議に写ったようです。理由は日本のほうが治安が良かったからで、男尊女卑思想や宗教とはなんら関係のないことが分かります。
回答ありがとうございます。
うーん、かなり難しそうですね。通勤途中や昼休みにはちょっと向いてないかも知れないですが、休日家でじっくり読んでみようと思います。
No.7
- 回答日時:
本をたくさん読んでいる方なので、もうとっくに読んだか、
「おもしろくない!!」本にはいってしまったのかもしれませんが、
沢木耕太郎の「深夜特急」
私もあまり期待せず読んだのですが、とてもおもしろかったです。
No.8
- 回答日時:
峰慶一郎の時代物は読まれましたか?ちょっとどぎついけれど、物語としてはすごくおもしろい(タイトル忘れたけれど、家康の影武者の話とか…)です。
同じく、山田風太郎の明治ものも、物語の腕力を感じます。辺見庸の「もの食う人々」は、エッセイですが、中味が濃いです。人間が食べるって、凄くて、かなしい、と思いました。全然説教してない、ノンフィクションの重みです。
アドバイスありがとうございます。
決め付けてはいけないとは思うのですが峰慶一郎さんは確かコミックの原作もやってましたよね。(前田慶次の話だったかな)どうしても司馬作品(造形(?)の深さと言う点で)と比べてしまうので敬遠してました。山田風太郎は忍者者を読んだような気がします。辺見庸は前から少し気にはなっていたので、早速読んでみます。
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