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バラなどは本来非常に香りの高いものだと思うのですが、
ここしばらく花屋に行っても全く香りのない花しかないことが多く、
とても不思議に思っています。

こういった香りが消える原因とは何なのでしょうか?

A 回答 (1件)

まずは品種によります。


品種改良された、切花向き/流通向きの1本立ちの茎の強い薔薇は、香りのないものも多いです。
オールドローズといって、流通では取り扱いにくい茎の柔らかい、切花にすると花がの重みで茎が枝垂れて花が下を向いてしまうような薔薇のほうが、強く香る場合が多いです。

次に、摘む時期や時刻、産地から花屋までの期間も関係してきます。
バラは咲いた直後、また朝日の昇る前が最も香りが強いのですが、切花用はそんなタイミングでは摘みません。
花屋で丁度花弁がひらくよう、蕾のうちに摘み出荷します。朝日が昇る前に起きて摘む事もしませんよね。
また、出荷され花屋で売られるまでの間に、香りの成分がだんだんと揮発していってしまいます。

ですので、一般的な花屋には「香りがないバラ」が出回るのではないでしょうか。

馥郁たる香りのするバラも、数多くありますよ。
流通にのりにくい品種については、その香りを楽しめるのはバラを育てる手間をかけた人のお楽しみ。でしょうか。
もしくは、開花時期にバラ園へ行かれてみては。
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この回答へのお礼

ずっと気になっていた花の香りの質問に、大変丁寧に
ご回答いただき感謝いたしております。

幼少の頃実家にあったバラは本当に豊かな香りがしていましたので、
昨今店先で買う時はいつも寂しい気がしていました。
土や肥料などが変わってきたのかしらと思っていたのですが、
いろいろな要因があったのですね。

「開花時期のバラ園で馥郁たる香り」を、次のシーズンには
探して行ってみようと思います。
わかりやすく説明していただき、大変有難うございました。

お礼日時:2011/01/13 22:12

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