音楽鑑賞用にフォステクスFE126eというユニットで、BS-10(長岡氏設計)という箱を作り、小さな真空管アンプキット(6AU8Aシングル)で鳴らしています。
高音質を求めているわけでもないのですが、低音に不満があり、ウーファーを探しています。たまたまAV用のウーファーが有ったのでつないだのですが、やはり再生音域が低すぎるのでしょうか。ほぼ音楽的には再生されません。
ベースギターの音がすきなので、音楽的低音域を再生しやすいウーファーが市販されていれば、それを購入しようかと思っているのですが、検索してもあまりこれというものが見つかりません。
工作の楽しみも含めて、自作も考えています。入門用に安価なユニットと、コイルと、小さい真空アンプをつなげて、鳴らしてみたいとも考えました。
http://dp00000116.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=70 …
http://www.fan.hi-ho.ne.jp/~ikeuchi/Audio/TIC4_1 …
1.しかしベースギターの音域を鳴らすウーファー、という主旨で製作をするのに、何をポイントとするべきかが、今ひとつ分かってきません。ウーファーの口径でしょうか、コイルでパスする音域でしょうか、それとも他に具体的なポイントがあるでしょうか。
2.またツィーターとクロスオーバーさせるポイントの違いで来るのでしょうか。2khzと3khzのクロスポイントの差でどういう違いがでてくるでしょうか。
オーディオに詳しいわけでもなく、工作も初心者で、質問も安易で要領を得ていないと思うのですが、知識のある方にお力を貸しえていただければ、幸いです。どうかよろしくお願いします。
No.7
- 回答日時:
>> SL-D500はなんとも音楽的には、厳しい感じ //
SL-D500を持っている訳ではないので、断定的なことは言えませんが、そんなに酷いでしょうか?
音量やクロスオーバー、位相などを切り替えても上手く繋がらないようであれば、BS-10のほうのバスレフポートに詰め物をしてみてはどうでしょう?
バスレフというのは、ポート共振周波数以外の周波数では位相が逆転します。端的にいえば、共振周波数以外では、むしろドライバ正面の音を打ち消すように働きます。従って、メインスピーカーもサブウーファーもバスレフだと、それらが干渉し合って上手く繋がらない、ということが考えられます。
また、ポートとドライバが音を打ち消し合う結果、バスレフ型は、共振周波数付近では音圧が上がる反面、全体的には低音が早く減衰します。BS-10は、もともと10cmフルレンジ(FE103、FE107系)用に設計されているので、FE126Eだと合わない可能性があります(FE126EはQtsが低くVasもあまり大きくない、いわゆるオーバーダンピング型のドライバなので、バスレフ向きではないのです)。そのため、バスレフポートが空いているほうが、かえって低音の出方が不自然になっている可能性も考えられます。
CW200Aは密閉型なので、バスレフのような干渉は起こりにくいはずですが、高音側(メインスピーカーとのクロスオーバー)が上手く繋がるかは、メインスピーカーの低域の特性によります。従って、BS-10のほうに詰め物をしてみて、SL-D500との繋がりが改善しないか試してみるのは、ムダではないと思います。
No.6
- 回答日時:
真空管アンプがネックのような気がします。
3~4万円程度のトランジスターアンプの購入を考えてはどうでしょうか。
トーンコントロールのBASSをブースとすればそこそこ低音が出るはずです。
とはいってもFE126E+小型バスレフなので限界はありますけど。
自作サブウーハーはお勧めできません。
ウーハーユニットは最低でも20センチは欲しいところです。
それを使い密閉型としてもそこそこの大きさになります。
試験的に作るにしては大きくなりすぎると思います。
組み合わせるのが小型真空管アンプ(のキット)ということなので
SPの低音域の駆動力が不足気味なのでかえって低音感が乏しくなるでしょう。
あのタイプの真空管アンプは中高音域の艶やかさが売りなので真逆の傾向です。
市販のサブウーハーが使い勝手からもベストです。
FOSTEX CW200Aが価格的にもお手頃です。(二番煎じで申し訳ない)
No.5
- 回答日時:
1.低音域を再生するウーファーは、スピーカコーンの直径が大きいほど、より低い音域が再生できます、しかし繊細な中音域の再生を望むなら、スコーカースピーカユニットと、ツィータースピーカーユニットを組み合わせたスリーウェイスピーカセットが望ましいです、スピーカユニットが1個ですと能率よく再生できないのです又、真空管アンプは必ずマッチング用出力トランスを使うため、これがフィルターの働きをして低音域や高音域を減衰させて音質を劣化させるので、マッチング出力トランスを使わない、全段直結で信号系にコンデンサーを一切使わない、半導体素子で構成されたDCアンプをお勧めします、市販のICオーディオステレオアンプキットを通信販売で購入して組み立てれば、価格は安く、組み立ては簡単、高音質で楽しめます、又、真空管アンプのように、寿命が短い真空管を使わないので、交換用真空管はいりません、ダンピングファクターという低音域の歯切れのよさは内部インピーダンスの低い半導体アンプの良いところで、半導体素子のアンプに変えることも一つの方法でしょう
クロスオーバー周波数は、ウーファースピーカーとツィーターの再生音がクロスオーバーして干渉することで生まれ、歪みを発生する周波数です
2khzか3khzかはウーファーとツィーター再生特性によります、大きなウーファー程低いクロスオーバー周波数になります、この周波数でクロスオーバー歪みがで増すので、アンプから増幅された信号をデバイディングネットワークのフィルターでツィーターに高音域、ウーハーに低音域に振り分けて相互が干渉して歪みの発生するのを抑えるのです、
丁寧なご回答ありがとうございます。スリーウェイが本当はいいのですね。そもそもFE126Eのセットから、スリーウェイに乗り換えたくなってしまいました。これはこれで、予算上難しいのですが。クロスオーバー周波数が干渉すると歪みがでてしまうのですね。この設定は難しそうですね。トライアンドエラーでやってみようかなあ。
No.4
- 回答日時:
はじめまして♪
BS-10って、、、
#1回答のgunma1948様がおっしゃる通りのFE-103を基準にした箱、、、
http://www.diyloudspeakers.jp/3000html/3140bs10/ …
こんな研究者も居ますね。
ユニットの取説に書かれていたと思いますが、理想的な箱の容積とチューニング、とりあえず、ここがsタートラインです。
個人的にFe-126eはまだ利用経験が有りませんが、見るからにシグマシリーズ同様の、超特化モデルでしょうかねぇ。
http://www.diyloudspeakers.jp/5000html/fostex/12 …
もし、そういう想像が有っていたら、それなら「低音感が少ない」と想像いたします。
レベルは低いのですが、低音は出てますけれど、中高音が大きな音でしょうから、低音不足に聞こえるはずですね。
マルチ化するなら、良い中域ユニットに成りますでしょう。 今聴いている音の印象を忠実に低音行き拡大と考えた場合は、追加ウーファー関係で数十万の可能性すら有りますね。
(個人的には、アルテックのウーファーと専用アンプ、その前にチャンネルデバイダでしょうか、、)
とにかく、マグネット強化でレスポンスが良いはずですが、中高域の濃い鵜率が高く成り、低域の共振が押さえ込まれて素人には「低音が聞こえない」ユニットの部類ですね。 しかも低音が確保出来にくいサイズ違いの箱では、、、 かなりバランスが、、、
本来の音色、音の質を無視しますと、マグネットを弱くするとボンボンと響く低音感が増える物です。 同じユニットでも振動板の質量を大きくする事で、動きにくく成り低音感が多く成った様なバランスに成ります。
自転車でも最高速度を求めた場合、だららと遅く走りにくく、商店街で買い物の荷物もつに込みにくい、、 真逆は「ママチャリ」で、最高速度は求めず、住宅街や商店街で周囲を眺めながらスパーで買った荷物も積める、、、
自転車に例えましたが、どっちが良いかは人それぞれですね。
オーディオが趣味のカテゴリーなのは、人それぞれの趣向によって、選択方法が様々なんです。
御質問者様の場合、「低音感」を、質を優先するか、量を優先するかで、方向性に合う様々な手法が有ると思います。
あせらず、じっくり考慮してみてください。
易しい文章で、分かりやすい例えで教えていただき、うれしい限りです。ありがとうございました。オーディオは深みがあって面白い分、最初のハードルも高い気がしますが、諸先輩のアドバイスがソレを助けてくれるようで、ありがたいです。FE126Eは、そもそも低音が弱いのですか。うーん、残念です。どうやってカバーするか楽しみながら、探します。重ねてありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
>> ベースギターの音域を鳴らすウーファー、という主旨で製作をするのに、何をポイントとするべきか //
ベースギターの帯域は、6弦のエレベで30Hz付近から500Hz付近までです。
30Hzというのは、小型のスピーカーにはかなり厳しい帯域です。現代的な設計のウーファーだと、7~8インチクラスのウーファーを20~25リットルのバスレフ箱に入れて、辛うじて再生できるかどうか、です。
サブウーファー専用に設計されたウーファーなら、5インチクラスでも出せないことはありません。ただし、密閉箱に入れて、パワーアンプで低音をブーストして無理矢理鳴らす感じになるでしょう。従って、真空管アンプではパワー不足、ダンピング不足になり、適しません。
使うドライバは、FOSTEXだとFW208N辺りでしょう。占い(シミュレータ)の結果だと、30リットルのバスレフでポート共振周波数を35Hz辺りに設定すれば、30Hz辺りまで辛うじて実用に堪えると思います。アンプは、音量にもよりますが、20Wくらいは出せるトランジスタアンプでないと厳しいと思います。
しかし、現実問題としては、市販のアクティブサブウーファーのほうが扱いやすいでしょう。クロスオーバーや音量、位相、パワーアンプの設計などを考えると、サブウーファーの自作は「労多くして報われず」になりがちです。たとえば、FOSTEX CW200A辺りを挙げておきます。
>> ツィーターとクロスオーバーさせるポイントの違いで来るのでしょうか。2khzと3khzのクロスポイントの差でどういう違いがでてくるでしょうか。 //
ウーファー(とツイーター)の性能によります。
ウーファーは、高音の再生に適しません。分割共振といって、高音に対しては振動板の中央部分だけが反応し、歪みを生じるのが1つ。もう1つ、高音の指向性が極めて悪い(少しズレると高音が弱くなる)という問題があるからです。
従って、高音の再生には、できる限り小口径のほうが適しています。小型スピーカーではフルレンジや2Wayが多いのに対して、大型スピーカーでは3Way、4Wayとなって行くのは、そういう理由からです。
一般論として、8インチ以下のウーファーだと、優れた設計のもので2000Hzくらいが実用に堪える上限です。欲をいえば500Hzくらいで切って、3~4インチ程度のミッドレンジに繋ぎ、2000Hzくらいからツイーターに渡したいところです。
しかし、こうすると、帯域によって音源位置がズレるという問題も生じます。スピーカーから離れるほどその弊害は解消するので、距離がとれるなら深刻な問題ではありません。フルレンジスピーカーが好まれるのは、1つには音源位置が揃うことが理由でしょう。ほかに、分割共振によって独特の音色が生まれること、設計が比較的簡単で初心者でも手を出しやすいこと、などが考えられます。
もっとも、サブウーファーの場合、担当する上限は200Hz程度までです。この帯域になると、音波はほとんど指向性を失うので、その点はあまり問題になりません。しかし、位相やクロスオーバー周波数の問題が残ります。その辺りも含めて、市販品のほうが使い勝手が良い訳です。
求めるレベルにもよりますが、サブウーファーの自作は本当に大変なので(2Wayもメーカー製品に張り合おうとすると、測定器やら工具やらだけで10万円以上かかりますが)、市販品を買ったほうが良いですよ(私は心が折れました)。
大変親切なご回答をもったいないくらいの長文でいただき、誠に恐縮です。ありがとうございました。基礎知識が増えました。それにしても低音を手に入れるというのは、本当に労の多いものですね。市販品に傾いています。それにしても、自分の持っているAV用のオンキョーSL-D500はなんとも音楽的には、厳しい感じです。FOSTEXを試聴したいと思います。(が、店で見つかるでしょうか)
No.2
- 回答日時:
本当の低音は、100Hz以下の音です。
12cmのユニットではこれは無理で、できれば30cm以上のものがほしいところです。小さなユニットで低音が出るということをうたい文句にしているものがありすが、これらは多くが共振を利用して特定周波数帯を強調するものです。どうしても独特の癖のある低音になりがちです。
長岡氏の設計の殆どはこういうタイプですね。
低音をある程度自然に再生するには、口径の大きなユニットを余裕のサイズの箱に入れることが一番無難です。
最近ではFOSTEXくらいしかアマチュアが手に入れるユニットはなくなりました。そこのホームページを見るといろいろなウーファーと、それに使うネットワーク用のコイル、コンデンサー載っています。またキャビネットの設計資料もありますので、一度ご覧になったらいかがでしょうか。
ご回答ありがとうございます。やっぱり30cmは必要なのですね。厳しいな、という感じです。FOSTEXのサイトに言って勉強したいと思います。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
長岡教信者の一人です。
サブウーファーの使用は、音色、位相など、クリヤーすべき点が多く
意外と難しい物ですね、ピアノの低音部が左の端から高音部が右端から
聴こえた事有りました。
BS-10はFE-103使用したブックシェルタイプで、本棚に入れて
バッフル面を大きく見立てて、低音を稼ぐ設計なのですが、JAZZや
クラッシクなどの低音部のエネルギーが必要な音楽には低音不足は、
いなめません。
長岡教祖が良く用いていた回路紹介します。
中高音域を下げて相対的に低音の量感を増すという物です。
エレキベースの迫力は増すと思います。
1、スピーカーの口径です、30CM以上は必要です。
只、日本の家屋を考えると大きな物を置けるの人は多くないですよね、
そこで長岡教祖みたいな方が、小さくて低音もそこそこな物を設計、
しかも安価での自作の世界・・・
2、ツィーターのクロスオーバーは人間の声の範囲外でないと、耳に
障って、だめです。
ツィーターの性能にもよりますが、7KHZ以上になります、7Khzは
ピッコロの最高音付近なので、クラッシクを聴く人には耳に障るかも・・・
Jazz、Pop、Rockの音楽では、シンバルの音の世界です。
個人的な考えなのですが、ツィーターの役目は高調波の補正が主じゃないかと
思っているのですが・・・
昨年、JSPなるスピーカーの存在を知り、FE-126Enで作成してみました。
40CMクラスの低音再生に驚きました、しかし100点満点のシステムは無い物で
形から予想した通り、定在波が・・・只今、格闘中です。
低音の再生は時々の定在波の影響を補って余り有る物です、試す価値有りです。
http://www.jsplab.jp/index.html
素早く丁寧なご回答ありがとうございました。低音が聞こえないと、音楽を半分損した気分になります。
JSPは噂では聞いていましたが、なかなか難しいのですね。
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