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東京都、茨城、群馬の放射線量の数値を見ると、風向きの関係でしょう、15日をピークにその後は収まっていますね。ピークでも、茨城4.8マイクロシーベルト、新宿で0.8程度。胸部レントゲンの50マイクロシーベルトと比べると微々たるものです。

しかし原発正面では別の数値になっています。要するに15日後も継続してるわけです。

どうなったら収まるのでしょうか?いつまで続くのでしょうか?

(それと具体的にどの炉から漏れているのでしょうか?)

A 回答 (1件)

現在すべての核反応は止まっていますが、燃料棒は長い間加熱しており、常に冷却水にさらして


冷却しなければなりません。
この冷却がうまくいっていません。
冷却システムは設計上、水冷ガソリンエンジンにおけるラジエター、あるいはエアコンや冷蔵庫
の冷媒のように、同じ冷却材をぐるぐると循環させて冷やしています。
今回、この閉じた循環系が働かず、いわゆる開いた形での冷却をしています。

ガスコンロにやかんをかけて、お湯が沸きますよね。
コンロを止めずに、次々と追加で水を入れている状態です。
すると放射線を帯びた水蒸気が出てきます。これがろ過されていないため、大気中に
放出されています。

このままこの方法でしか冷やせないのですが、温度が下がるまでには数ヶ月かかりそうです。


また、今現在最も危険なのは、3、4号機の使用済み核燃料プールと呼ばれる施設です。
これは水にさらした豆腐のように、本来はひたひたの水で常に冷やし続けなければなりません。
豆腐を空気にさらすとやがて乾きますね。使用済み燃料棒の場合は熱を持ってきます。
このまま放置すると再臨界といって、核反応が再び起きてしまいます。
こうなると放射線量は激増し、作業は不可能となり、空気中で核分裂反応が起きることに
なります。

原爆のように一気に爆発はしませんが、じわじわと燃えつづけ、今後数年から数十年にわたり
大気中に放射能を撒き散らし続けます。
福島第一発電所にはかなりの量の燃料棒が蓄積されています。
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