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昨日の選挙もそうですが、共産党はなぜ勝てる可能性が無いのに候補者を出すのでしょうか?

A 回答 (15件中1~10件)

はっきり云えば共産党は勝つことを目的に候補者を擁立しているわけでもないし、候補者も勝つことを目的に立候補しているのではない。

あくまで党活動の一環として選挙戦を位置づけているだけです。候補者の方もそれを割り切っている。そもそも共産党の公認を得て候補者となる人物は長年の党歴を持ち、党に対するご奉公という感覚で立候補しているのです。だから当選するも良し、落選するも良しなのです。
共産党は議会主義を看板として活動している建前があるので、もし候補者を出さなかったら党員に対する裏切り行為という感覚があります。本気で当選したいと考える政治家志望の人物は最初から共産党には入党しないし、共産党から公認を得ようとも考えません。考えたところでにわか共産党員は党から公認されません。そうではなくて本気で共産党志望で入党してそれなりに党で活動実績を積まない限りはいくら当選確率が高かろうが、知名度が高かろうが共産党の公認を得る確立は0なのです。だから共産党はタレント候補を口説くなんてのは全く無い。古参党員の中からしかるべき人物を選ぶのが共産党のやり方だからです。
共産党にとっては選挙活動そのものが目的で、選挙結果は選挙活動に対する採点という感覚もあります。
得票率を他党候補と比較するのでなく前回比、当社比で評価するわけです。それがプラスなら躍進ですし、それがマイナスなら停滞と表現します。議席も増えれば大躍進となる。
選挙は党活動としてのイベントであり、党引き締めの機会であり、党勢維持・党勢拡大を目的としたキャンペーン活動でもあるのです。しんぶん赤旗の拡販でもあります。
また共産党支持者は、共産党以外の候補がどんなに魅力的であろうとどんなに当選確率が高かろうとどんなに知名度が高かろうと、決して浮気をしない。共産党候補に投票するのが党に対する忠誠心を示すことだと信じているのです。投票するほうも当選か落選かは度外視しているのです。そういう忠誠心の高い党員のいる選挙区に候補者を擁立しなければ、自分は党に必要とされていないのかとがっかりして忠誠心もなえてしまう。
また共産党は選挙戦をそれで終わりとも位置づけていない。東京都知事選で一敗地にまみれた。しかし、それでどの区や市でどれだけの得票があったかというデータを得たわけです。そのデータを元に次ぎの区議会議員選挙や市議会議員選挙でどれだけ候補者を立てられるかという計算もできる。そういう市場調査費の意味もあるわけで選挙費用は決して惜しくない。また、そう選挙にお金をかけるわけでもない。

自民党や民主党は、政治家志望の人物の互助会です。政治家を志す人物が自民党公認の方が当選しやすいか、それとも民主党公認の方が当選しやすいかと風向きを見ながら、ふらふらしています。自民党や民主党はあくまで個人の互助会であって、普段の党活動など何も無い。普段の活動は個人の売名行為だけです。だから何かの来賓になってスピーチの一つでもかまして名前を売ろうと躍起です。自民党も民主党も個人活動はあっても党活動など何も無い。党員といっても、そうした個人のファンクラブの連合体に過ぎない。後は選挙の時に浮動票をどれだけ勝ち取れるかというだけの話。個人の互助会ですから、派閥などの人脈的結合も生まれます。

こういう党としての性格が共産党は全く異なる。普段の党活動の一部が選挙戦なのだということに尽きるのです。共産党としての主義・主張を訴えることに意義があるのであって、浮動層に迎合しようとした思いつき公約など掲げることもない。といったところで回答になっているかな。
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 共産党にとっては自分たちだけが唯一絶対正しい考えです。

唯一絶対の正義です。
 出馬しないという事は、唯一絶対の正義が実現される可能性が無い事です。不正義が実現される事です。
 黙ったままで出馬しないのは不正義の実現に手を貸した事になります。
 少なくとも正しくないことへ対しての抵抗の行動は行なわなければならない、と考えます。
 そのため候補者を立て出馬します。
 彼らなりの美学なんです。

 それに、普通の人は生業をやめて立候補することが多いので落ちたら、いきなり無職になりますが、共産党の場合は元々が党の職員として働いてお給料もらってる人が出馬するので、落ちても元の党職員の仕事に戻って、また党からお給料がもらえるので、立候補者としては生活の不安がありません。
 都知事選に出た小池さんも、そのちょっと前に国会議員選に落ちましたけど、接戦で落ちちゃってかわいそうって同情感じてたら、落ちた翌日から党政策委員長だったか何かの党の役職でテレビに出てて「何だ、全然かわいそじゃないじゃん。」です。
 都知事選に落ちた今回も、また党の職員として元の席に戻っていらっしゃいます。
 落選が本人の人生自体のリスクになりませんから気軽に出馬出来ます。

 総得票数の約10%は、多いですね。大体いつもこのくらいです。うちの県でもこのたび、約9%でした。
 共産党員の知人が複数いますが、この約10%というのが彼らにとって大変なはげみになっています。総得票数に占めるこの数字をいつも自慢げに話しています。
 結構投票する人がいるんですね。他候補に対する批判票でしょうか?何なんでしょうね?
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 ANo.9補足コメントいただきました:


 一つはアメリカからの独立、彼らの先輩が残虐な拷問にあった天皇制という信仰心性からの脱却、そして大企業の横暴のコントロールでしょう。
 しかし私はどの一つもとても難しい、人類そのものの大変革ではないかと存じますが。

この回答への補足

度々ありがとうございます、今回の震災でどこの国家が一番信頼できるか普通の人ならば理解できたと思いますよね、ひとつ考えているのは共産党を支持する一つとして、現代社会への反発からでは無いでしょうか、共産主義を信奉するのではなくて今のシステムの否定をするとそこにあったのが共産党だったと。
当事者ではないので答えは分からないとは思いますが、私の疑問にいろいろ助言いただいて本当に感謝します、ありがとうございました。

補足日時:2011/04/12 23:28
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たしかに不思議な政党ですね。



そもそも市場経済を導入し西洋型民主主義国家を標榜している国に、どうして共産主義政党が存在するのか、それすらも不思議に感じています。

また、政党助成金の受け取りを拒否しているにも関わらず潤沢な活動資金があるようです。

彼らは憲法、とりわけ第9条の死守がモットーとなっています。 それに基づき自衛隊は憲法違反として解散、また日米安保の破棄を謳って数十年経ちます。

そこで素朴に感じる疑問として、「自衛隊も在日米軍もいない国となって、もし他国から武力攻撃を受けた場合、一体どうやって日本国民の生命と財産の安全を守ろうというのか?」 という事を感じますよね?

共産党に限らず社民党も同じなのですが、彼らは一度もこの質問にまともに答えた事がありません。 ただの一度も。

せいぜい苦し紛れに 「そんなあ、他国から攻撃されるなんて、どうしていつもそんな物騒な事ばかりを考えるのか、そうなる前に外交で話し合うべきだろう!」 と、訳の分からない屁理屈をこねる程度です。

あと大企業からガッポリと税金を取り上げ、そして貧窮層に分配したいようですが、そんな事をして一体どうやって日本企業の成長をサポートし、そして国際競争力を上げようと言うのか? これも不思議な事を言っています。

長くなりましたが、私が知っている範囲の公職選挙で共産党が立候補を諦めたり、あるいは他党と連合を組むなんて事は一切ありません。

過去の選挙によくあったのですが、たとえば共産党を含めた全野党の票数を合計すれば自民党推薦の議員が獲得した票数を上回っていた事があります。 「共産党がOKすれば自民党の候補者を倒す事が出来たのに ・・・」 と言われようが、それでも共産党は野党共闘を断固拒否するわけです。

私は共産党員ではないので明確な回答は難しいですが、これは、やはり選挙を通じて自党の勢力を確認しているものだと考えるべきでしょう。

彼らからすれば、いくら口で一生懸命協力していると言われても、やはり 「票数」 というもので判断したくなるのでしょうね。 数字は嘘をつきませんからね。

彼らも馬鹿ではないので、本気で知事選や市長選で勝てるとは思っていないでしょう。 たしかに30年以上も前の日本では、東京や大阪などで革新系の知事が多く誕生した時期がありましたが、ことごどく膨大な負債を抱えさせただけで逃げてしまい、その後を受けた知事がどれだけ苦労した事かと思います。

今の日本は共産党が伸びるような国ではありません。 日本人は馬鹿ではないからです。 学習能力があるからです。

ただ、日本人のごく一部に自分の人生の全てを共産党に賭ける人がいるので、今でも細々とやっていると考えた方が良いでしょうね。  

どこの国でも 「物好きな人間」 はいますから。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます、確かに共産党を維持している資金はどこから来るのかは私にも謎です、以前はロシアなどの共産国家から流れているのだと思われていたこともあったと思いますが、東側国家が崩壊した後も変りなく活動しています、生協や新聞でそれほど資金が稼げるかも謎です。
9条の件も仰る通りです、今までの共産国が強大な軍事国家であった事は誰もが知っています、最近特に近隣の国家が話せばわかるお人好しの国家ではない事も世間では理解されるようになりました。共産党を支持する人間は主観的に見て1%くらいに考えるのですが先の選挙で市議で見ると当選者の10%、自民党の半分くらい獲得しているのです、どうにも理解できません、個人的には団塊の世代が交代した時には消えるように思うのですがどうなのでしょうか、同じような考えの方が居られて安心しました、ありがとうございました。

補足日時:2011/04/12 23:18
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カネが余っているんだろうw 考えても無駄ですな。

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 勝てると思って居ますよ。

ただ、毎度の事ながら必死ですが。

 現実と理想とがあまりにもかけ離れているし、小さい自治体レベルでは役に立つ事も有ります。福祉など。しかし都道府県や国レベルになると任せられない危うさがありますから。

 ある意味宗教的な部分があるのが共産党ですね。


 だんだん議席が減っているので余計に候補者を立てている感じですね。で毎度の事ながら落選し続ける方がいます。かわいそうになってきますが。
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 ANo.7:それに他の党が有権者、国民の前にでてきているのに、そして常に国政と自治体政治での理論を主張しているのに、隠れているわけにはいかないでしょう。


 そして彼らは有権者、国民を信頼するという理論を堅持しています。
 戦いもしないで、負けるからという結論をだして引っ込んでいる事は彼らは自己否定になります。
 国民の信を問う、国民に訴える。これが何よりも彼らには大切だ。
 という事ではないでしょうか。政党助成金も憲法違反だと否定し、受け取り拒否しているし、収入といえば新聞代と党費だけで金もないのに供託金やガソリンを使ってもったいないけど。
 候補者っていったって、そして何とか委員長っていったって新聞配達と集金をしているんですね。
 議員だのなんだのになっても、生活費と活動費を残して党の活動へ出しているようですね。

この回答への補足

ある意味党の理念がしっかりしていて、それを固く信じる党員がいるんですね、しかしその決意は何を目指しているのでしょうか?共産国が中国と北朝鮮を残してすべて崩壊した今、彼等はどこをゴールに置いているのか?良くわかりません。

補足日時:2011/04/12 11:10
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意味の無い質問かもね。



選挙に出ること自体が宣伝になるからでしょう。 票がゼロになることもありません。
それに、外国人参政権などで、得票数が変わってくる可能性もありますよ。

候補者は、地域で新聞配りなどをやっていたりします。
そして、党の収入は、新聞で成り立っています。

マスゴミ連中も、政党単位で議員をTVに出演させて、宣伝に協力しています。

この回答への補足

宣伝になるからなら、他の政党は何故無駄な選挙区へも立候補者を擁立しないのでしょうか?共産党の当選率は今回30%です、自民は90%、社民党は67%、民主党は60%、公明党は100%近いです、共産党の数字は突出しています。お金も人も労力も無駄だと思います。
このような疑問を持っている人は多いと思いますよ。

補足日時:2011/04/12 11:02
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 私も疑問におもうのですが、この党派は反対の立場の議案でも議事のボイコットや欠席もしないそうです。


 選挙もボイコットしない、自分達の立場の表明はする。という事だそうです。選挙の参加し民主主義に参加することだそうです。
 そして党員や支持者に棄権をさせない。同じように選挙と民主主義に参加することだそうです。

 以上はある地域党員に質問した時の回答で、つまり伝聞です。

この回答への補足

そうなんですか、良い方に取ると、立派に感じるのですが、共産党が民主主義に参加する意気込みを持っているというのは面白いですね。

補足日時:2011/04/12 10:55
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制限選挙であるため、供託金が必要であるので、人数そろえれば、えらく金がかかるはずですが、どこからそんな金が出てくるのでしょうね。



自民党と裏でつながっていて、票割れを狙っているのではないかと、勘ぐってしまう。

この回答への補足

そうなんですよねえ、金も人も労力を使うので大方の政党は勝てる見込みのないところに候補者出したりしません、出る方も嫌だろうし。その特異な体質の謎が知りたいです。

補足日時:2011/04/12 10:46
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