
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
まず、制作する印刷物の仕様(用紙・サイズ・体裁・加工・色数・その他)を説明します。
もし、質問者様が口頭及び文書による説明が不可能であれば、作りたい内容と全く同じ印刷物をサンプルとして渡し、これと同じに作って欲しい旨伝えるしかありませんが、これは、知識がないけれどやむを得ず印刷物を制作しなければならない「奥の手」と理解ください。質問者様がプロの作り手なら、最終的には、口頭説明だけでちゃんと入稿が出来るようにスキルを積んでいただきたいものです。
入稿データには、出力見本の添付が必須です。また写真製版が必要な場合は、色見本も併せて添付します。
最近では、下記リンク先のような入稿仕様書への記入を求められるケースも増えています。入稿データの作り方は、常識として「文字は必ずアウトラインをとる」「レイアウトにリンクする画像データは、イラストレーターのデータと同一階層に置く(同じフォルダにまとめる)」などがあります。このあたりは印刷会社に確認したほうがいいでしょう。
入稿後、初校が出ます。初校では、印刷段階での不具合(ゴミやピンホール)を指摘し、インクの濃度もチェックします。ちなみに校正には、校正機で刷る本機校正と、DDCPといったデジタルコンセの2タイプあります。これも、印刷物の内容によってどうするかは印刷会社との相談になります。DDCPのみであれば製版代が安く済むケースもあります。また、写真に色見本を添付している場合は、見本通りに色が出ているか確認してください。
入稿データに直しがある場合は、印刷会社から初校と一緒に戻ってくる製版済みデータのほうに上書きします。初校に赤字を入れたものと、データに修正がある場合は、そのデータと出力見本の3点セットをまとめ、印刷会社に戻します。
再校で初校に入れた赤字が訂正されているかをチェックし、問題なければ校了。再校でも満足いかない場合は、再度赤字を入れて、3校を出すかどうか印刷会社と相談ください。
大まかな流れはこういう感じですが、細かい部分は印刷会社によっても様々ですので、結局は打ち合わせが重要となります。
価格に関しては、仕様が確定した段階で、入稿前に見積もりを取るようにして下さい。
書いていくとキリがないので、この辺で。
参考URL:http://www.miura.com/pdf/nyu-ko.pdf
この回答へのお礼
お礼日時:2011/05/09 23:04
回答ありがとうございます。
とてもくわしく説明していただき勉強になります。
やはりプロの人はとても詳しいですね。
質問してよかったです。
ありがとうございました。

No.2
- 回答日時:
入稿と発注・見積り等が混乱してるようですね。
>値段、紙の種類、部数
・・・これらは見積り時に条件を提示して、発注時には決定しているものです。
>使ったソフトの種類・バージョン、使ったコンピューターの種類・バージョン
・・・これも契約時に確認していなければいけません。
つまり、ご質問にある内容はすべて入稿前に決定済みであるべきことです。
入稿時にはせいぜい校正の出る日を確認するだけです。
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>入稿の時デザイナーさんと印刷会社さんの間ではどういったお話をするのでしょうか?
「先日の件、これがデータで、これが出力見本と出力依頼書です。色校はいつになりますか?」ですね。
付け加えるとすれば、せいぜいが「もう少し安くならない?」くらいです。
この回答へのお礼
お礼日時:2011/05/09 23:06
回答ありがとうございます。
>「もう少し安くならない?」くらいです。
すごい現実的なお話で大切なことかもしれませんが、それくらいしかお話をしないことが少し悲しかったです。
ありがとうございました。
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