アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

電車の集電用パンタグラフについてですが、一編成に同じ数の車輛を連結しているのに架線から集電するようにパンタグラフを揚げている数が編成された電車でまちまちなのは何故ですか?
電車の編成で「モ」つまりモーターを積載している車輛は全てパンタグラフを揚げて走行しているのでしょうか?

A 回答 (3件)

こんにちは。


電車運転士をしております。

コチラにわかりやすい資料がありましたので、挙げておきます。
http://journal.mycom.co.jp/series/trivia/049/ind …

今でも、相鉄(相模鉄道)の8000形・9000形以前の車両では、各電動車にパンタグラフがあるのですが、ここ最近の鉄道車両は車両同士で電線が引き通され、電動車に必ずパンタグラフが付いているわけではありません。
新幹線では、10両編成で使用しているパンタグラフは1~2個、16両編成では2個だったりします。

同じように見える車両でも、製造時期によって制御方式が異なり、電動車の数が異なる事もあります。

パンタグラフが架線と離れてしまうと集電できない、
また、今の電車はブレーキ時は電動機を発電機として発生した電気を架線に返している(回生ブレーキ)ので、架線から離線してしまうと回生ブレーキも使えない状況になってしまい不都合があります。

パンタグラフは上に架線を押し上げています。
少ないとパンタグラフが離線した時に上記のとおり不都合がありますが、多すぎると周りのパンタグラフが架線を押し上げる状況となり接地する力が弱まり、離線しやすくなります。
また、パンタグラフの接地面はカーボンなどで消耗品。消耗品も増えてしまいます。
騒音の原因でもあります。

その為、最近の電車ではパンタグラフの付いている車両が少ないのです。
電動車であっても、引き通し回路によってパンタグラフが付いていない事があるのです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

電車の運転に携わっていらっしゃるとのことで非常に詳しいご説明有難うございました。わたくしにとっては知らなくても困る問題では無いのですが子供のころから電車を見るたびに疑問に思っていたことが解消いたしました。

お礼日時:2011/05/10 08:18

「同じ数の車両を連結した一編成」と言っても、


その車両の形式や、編成の組成によってパンタグラフを持つ車両の数が違います。
もちろんモーターを持つ車両の比率も異なりますし。

また、全てのモーターを持つ車両がパンタグラフを持っているわけではありません。
形式によっては、モーターのない車両にパンタグラフを乗せることで、
各車両の重量を平均化している物もあります。
    • good
    • 0

色んな条件で使う数を決めていると思います。


沢山使えば架線とパンタグラフ(の擦り板)の消耗が激しいですから。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!