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北朝鮮も韓国も朝鮮半島全域が自国の領土であるという解釈で、現状は、北朝鮮としては南を、韓国としては北を、不当に実行支配されているという解釈だそうですが、

人民も、両国が朝鮮半島全域の人民が自国の国民で、それぞれが片方に実行支配されているという解釈なのでしょうか?

A 回答 (1件)

 ちょっとちがいます。



 北朝鮮は、指導部も人民も
 ⇒ 朝鮮半島全域が自国の領土であり、南朝鮮部分は米帝(アメリカ帝国主義)が建てた傀儡政権(かいらいせいけん)である南朝鮮政府が不当に実効支配している、と考えています。 ※1

 韓国は、憲法上のみ朝鮮半島全域が自国領土であると解釈していますが、
 韓国の政府は
 ⇒ 北半分を北朝鮮に不当に実効支配されていると考えていません。 ※2
 韓国の国民は
 ⇒ 北半分を北朝鮮に不当に実効支配されていると考えていない国民がほとんどです。保守派(※3)の一部のみが、北半分を北朝鮮に不当に実効支配されているととらえています。


 ※1: そのため、南朝鮮人民を米帝(アメリカ帝国主義)から開放してあげなければならない、と考えています。
     北朝鮮が赤化統一(共産主義による南北朝鮮の統一)の旗を降ろしたことは今まで一度もありません。北朝鮮による朝鮮半島の赤化統一事業は現在も進められています。北朝鮮にとって、北朝鮮による朝鮮半島の統一こそが正義の実現です。
 
 ※2: 1990年頃にノ・テウ大統領が、「 韓国は北朝鮮の政権を倒す(北朝鮮という国家をなくす)意志は無いから安心して韓国と付き合ってくれ。 」という発表を北朝鮮に向かって発表しました。
     その後の全ての政権が政権が変わっても同じ趣旨の発表を北朝鮮に向かって言って来ています。
     韓国はだいたい1980年代後半までは、北朝鮮を1つの国家として認めておらず、世界(国際)共産主義に踊らされて作られた共産主義者たちによる傀儡政権(かいらいせいけん)だととらえ、北朝鮮を「北傀(ほっかい)」と呼んでいました。
     1990年代になってから韓国は北朝鮮を1つの国家として認め、上記のノ・テウ大統領の対北発表などがあり、1990年代に北と南が同時にそれぞれが国として国連に同時加盟をしました。
     今のイ・ミョンバク大統領も北朝鮮をなくすつもりはなく、北朝鮮が核兵器を放棄して改革・開放をしたら大規模な経済援助をすると何度も演説しています。

 ※3: 上記1990年頃のノ・テウ大統領の発表から既に約30年経ち、韓国国民が北朝鮮という国家をなくすつもりが無いのは、ほとんどの国民の共通の考えになっています。
     韓国では1998年に北朝鮮に融和的な政策を取る金大中大統領が大統領になってから、北朝鮮に融和的な政権が10年間続き、その間に北朝鮮に親しみを感じ北朝鮮を擁護する、親北朝鮮の人が大変に増加しました。私の見方ですが、北朝鮮を擁護する親北朝鮮の人の方がそうではない人よりも多数派になっているように見受けられます。
     保守派(朝鮮日報、中央日報、東亜日報などを購読している人たち)の一部が北朝鮮に厳しい目を向けていますが、それら新聞が報道する北朝鮮内の人権侵害などは一般大衆の関心をあまり引いていません。
     親北朝鮮政権10年の間に韓国人はすっかり北朝鮮に対する警戒を解いてしまいました。
     ですので一昨年の北朝鮮によるヨンピョン島攻撃は韓国人にとってショックでしたが、それも今はもう忘れちゃったみたいで、ヨンピョン島攻撃前の意識にほぼ戻ってます。
     韓国人ってすぐ忘れるんです。( でも、日本に関しては忘れませんね。豊臣秀吉のことも謝れとか、言ってます。「中国から数千回攻められた歴史がある」と言ってるのにそっちのほうは、謝れというのを聞いたことがないので忘れたみたいですが。 )
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この回答へのお礼

非常に参考になりました

今後、更に自分でも勉強していこうと思います

また機会がありましたら、よろしくお願いします

ご回答ありがとうございました

お礼日時:2011/09/06 19:53

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