「あり」「ある」が動詞なのに、「なし」「ない」が形容詞なのはなぜですか?教えて下さい。

A 回答 (4件)

直接の回答にならないかもしれませんが。



言葉を組み合わせて、一つの文やひとまとまりの談話が作られていくとき、そこにどんな規則性・法則性があるかを明らかにしようとする学問が「文法論」です。

「文法論」には、例えば
山田文法(山田孝雄〈やまだよしお〉の文法論)、
松下文法(松下大三郎の文法論)
橋本文法(橋本進吉の文法論)
時枝文法(時枝誠記〈ときえだもとき〉の文法論)
など呼ばれているように、研究者の考え方や視点の違いに応じて、さまざまな、「文法論」があります。小学校や中学・高校で教わる、いわゆる「学校文法」は、そんなさまざまな「文法論」の中の一つにすぎないということをまずご理解ください。

さて「あり」と「なし」についてです。一般には「あり」は動詞、「なし」は形容詞と扱われますが、「あり」を形容詞の仲間と考える文法論がありますので紹介いたします。

江戸時代の国学者で、本居宣長の門人だった人に鈴木朖(すずきあきら、1764~1837年)という人がいます。この人は『言語四種論(げんぎょししゅろん)』を著して、語を以下の四種に分類しました。
1、体ノ詞(たいのことば)
2、作用ノ詞(しわざのことば)
3、形状ノ詞(ありかたのことば)
4、テニヲハ
「作用ノ詞」は、現在の用言のうち終止形がuで終わるもの、つまりラ変動詞以外の動詞です。「形状ノ詞」は、現在の用言のうち終止形がiで終わるもの、つまり現在の形容詞とラ変動詞です。鈴木朖は「あり」を形容詞の仲間と考えたわけです。

石垣謙二(1914~1947年)という人は、鈴木朖の影響を受けたのでしょう、用言を「作用性用言」と「形状性用言」に分けます(『助詞の歴史的研究』所収「作用性用言反発の法則」)。そして「形状性用言」には、「意義上からは事物の形状を表すもの」ということで、以下の語が所属します。
1、形容詞(ク活用、シク活用)
2、動詞(ラ行変格活用、見ゆ、聞こゆ、思ほゆ、侍ふ、候ふ、おはす、といふ、になる)
3、助動詞(形容詞型活用の助動詞、ラ変型活用の助動詞、き、じ、ず、む、らむ、けむ)
やはり、「あり」は形容詞の仲間になっているわけです。

「形状(状態)を表す」ということで、「あり」を形容詞の仲間にするという考え方は、ある意味で合理的・魅力的な考え方だとお感じになりませんか?

ちなみに「山田文法」では、「あり」をはじめとするラ変型の活用語は「存在詞」と位置付けられています。
    • good
    • 0

あらず、ありたり、あり、あるとき、あれば、あれ


=動詞・ラ行変格活用

あらない(?)、あります、ある、あるとき、あれば、あろう=動詞・ラ行五段活用

ない&なし=形容詞・ク活用

文法なんて、しょせん、すでに存在していた言葉を法則化したものですから、民衆の力で文法が事実上破壊されてる場合も多々ありますよね。「れる」「られる」なんかは、そうですよね。
    • good
    • 0

> 「あり」「ある」が動詞なのに、「なし」「ない」が形容詞なのはなぜですか?



そうだったんですか。おもしろいですね。質問者に点数を付けられるになら 20 点差し上げていたのですが。
    • good
    • 0

難しい質問ですね。


言葉というものは、文法にもとづいてできたのではなく、今まで使っていた言葉に規則性があることに気づいた人が、その言葉を分類したらこうなった、ということでしょうか。
つまり活用があって「し」「い」で終わるという規則を発見して、これを「形容詞」と名づけ、同じく「ウ段の音」で終わるものを「動詞」と名づけたに過ぎないのだと思います。
で、たまたま「なし(い)」が前者、「あり(る)」が後者に分類されたのでしょう。
文語文法では「あり」は「ラ行変格活用」というなんだかものものしい名前がつけられていますが、それも、「動詞」のカテゴリに分類しようとした結果「これ特殊だよね」という感じで名づけたのではないでしょうか。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人が検索しているワード

このQ&Aと関連する良く見られている質問

Q古典の動詞のことです。 動詞の活用と動詞の活用形は、 なにが違いますか? 活用→四段・ラ変....

古典の動詞のことです。

動詞の活用と動詞の活用形は、

なにが違いますか?

活用→四段・ラ変....

活用形→未然・連用.....

でいいのですか??


「動詞の活用をしっかり覚えておきましょう!」

というのは、四段、ラ変などを覚えておけば良いということでしょうか?

くだらない質問ですみません

Aベストアンサー

動詞の活用形→未然形・連用形・終止形・連体形・已然系・命令形
動詞の活用…動詞の活用の型とかパターン→四段活用・上一段活用・上二段活用・下一段活用・下二段活用・ラ行変格活用・ナ行変格活用・サ行変格活用・カ行変格活用

それでいいのですが高校で「動詞の活用をしっかり覚えておきましょう!」と言われたら
カ変→「カ変の動詞は「来」のみ」「基本形=来」「語幹=(来)」「未然=こ・連用=き・終止=く・連体=くる・已然=くれ・命令=こ(よ)」
あたりをしっかり覚えましょう!ということです。

しかし高校古典で本当に大変なのは助動詞や助詞ですね。
例えば『京にはあらじ、あづまの方に住むべき国求めにとて行きけり。』の「じ」は?
→打消し意志の助動詞「じ」の終止形「ないつもりだ」です!
あるいは『同じものの、中心には当たるものか。』の「ものか」は?
→終助詞「ものか」で「意外」を表します。…とは驚いた!という意味で、活用語の連用形に接続します!
などという文法問題に相当苦しみました…

Q形容詞と形容動詞は同時に名詞を修飾すると、形容詞と形容動詞の接続はどうなりますか。

例えば広いきれいな町です。この句は正しいですか。この「広い」はなぜ連用形をつかないか。

Aベストアンサー

 ちょっと考えが違うので、あえて回答します。
 広いきれいな町です。
 広く、きれいな町です。
 広くきれいな町です。
 広くてきれいな町です。
どれも意味的には同じです。形の上では「広くきれいな町」の場合、「広く」は「きれいな」を修飾しているように見えます。しかし、意味が分かりません。
 これが「えらく」や「すごく」の場合だと、この形容詞の連用形は「きれいな」という形容動詞を修飾しています。しかし、逆に意味的には「すごい町」とか「えらい町」ということにはなりません。
「形」をとるか、「意味」をとるかで考えが変わって来るようです。

Q動詞の活用について(スペイン語)

動詞の活用の本を読むと
「直説法現在」「直説法過去未来」「接続法現在」…
その他もろもろ八つほど書いてありますが。
スペイン語の動詞の活用は書いてあっても、
日本語の活用が書いてないので、動詞の活用が理解できません
教えて頂けないでしょうか
よろしくおねがいいたします

Aベストアンサー

スペイン語に限らずラテン系の言葉は動詞の活用に悩まされますね。英語では時制をマスターすれば動詞の活用はそれほどでもありませんが。

*動詞の活用
 直説法と接続法の二系統ありますので、まず直説法の現在、過去、未来をしっか り覚えることです。次に接続法の現在、過去、未来の活用と用法をたくさんの文 例を読み、自らも訳してみることです。基本活用をマスターすれば命令形、可能 法などが理解しやすくなるでしょう。
*時制
 日本語の時制は欧米語と異なるので冠詞のケースと同じように反復練習が必要で す。その中で現在完了、過去完了、不完了過去(半過去)などが自然と身につく ようになります。

活用が多いことと対応する日本語の文章に戸惑っておられるようですが、今は文法用語としては、そんなものもある・・程度の理解にとどめ、基本形から順を追って覚えるべきです。8つ(実際はそれ以上ですが)の変化形を初歩の段階で理解するのは無理だし、その必要もありません。(すでに習って試験対策なら別ですが)

*日本語の活用
日本語の動詞の活用も時制も独特のものなので、文法書にある日本語訳は普段使わない日本語になっています。(英語で慣れていると思いますが)本来存在しない活用や時制を無理に当てはめようとするからです。
例。
1)Partire manana
未来形・・私は明日出発するでしょう(時制説明用の日本語)
     日本語では現在形「明日出発します」となる。
2)Parti ayer
過去形・・私は昨日出発しました⇒出発は昨日です。昨日出発しました。日本語は     時制に厳しくないので両方使える。

他の時制は省略しますが、直説法未来形、過去形だけでもこのような違いがあります。従って、日本語訳だけを読んでも動詞の活用、時制、用法はわかりにくいでしょう。文法書の「説明」を、文例を見ながらよく理解してください。文法書は基本をまとめた本と訳文(例文)を重視した本とあるので最低二種類必要です。

スペイン語に限らずラテン系の言葉は動詞の活用に悩まされますね。英語では時制をマスターすれば動詞の活用はそれほどでもありませんが。

*動詞の活用
 直説法と接続法の二系統ありますので、まず直説法の現在、過去、未来をしっか り覚えることです。次に接続法の現在、過去、未来の活用と用法をたくさんの文 例を読み、自らも訳してみることです。基本活用をマスターすれば命令形、可能 法などが理解しやすくなるでしょう。
*時制
 日本語の時制は欧米語と異なるので冠詞のケースと同じように反復...続きを読む

Q「賛成」と「異議なし」、「反対」と「異議あり」再考

 日本語を勉強中の中国人です。先日こちらのサイトで、「賛成・反対」、「異議あり・異議なし」の使い方についてお伺いしました。前回の質問は下記のリンクへご参考になさってください。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7713609.html

 皆様の前回のご回答は全員大変まじめです^^。日常で友人などとカジュアル雰囲気の会話のなかで使いたいなら、どのように使い分けるのか、もう一度教えていただけないでしょうか^^;。つまり、仲が良い友人のある言葉に対して、「賛成!」、「反対!」、「異議あり!」、「異議なし!」のように一言で返すようなシチュエーションです。私は賛成=異議なし、反対=異議ありと理解していますが、「賛成」と「異議なし」、「反対」と「異議あり」に微妙な違いもあるようです。

 また、質問文に不自然な表現がございましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

Aベストアンサー

厳密に言えば、結構ニュアンスは違うと思いますよ。
ご要望(?)にお答えし、少し不真面目に回答します。

「海へ行こう!」に対し、「賛成!」と言えば、賛成者も海に行きたいと考えられます。
発議に対し、積極的な支持と言うことです。
逆に「反対!」は、「海には行きたくない」か「海以外に行きたい」など、積極的な反対です。

一方で「異議」と言うのは、異なる意見・見解であって、「異議あり/異議なし」は、異なる意見の有無を述べています。

従い、「異議は無い」と言う言い方は、「海に行く」と言うことに対し、「自分は違う意見を持たない」「特に反対では無い」と言うだけでの表現であって、積極的な賛成を示しているワケではありませんね。
たとえば「海に行くことについて、別に異議は無いですよ・・」などと言えば、「決して大賛成と言うワケではないが、他に対案も無いので、一応は賛成しますよ・・」と言うニュアンスになるかと思います。

但し、「異議が無い」は二重否定構造(違うが無い)で、二重否定による肯定は、強調などに用いられますので、株主総会などでは、強い肯定を示す目的で「異議なし!」を用いるのでは?と思います。
これを真似て、強い賛成の場合に「異議なし!」と言う状況は、一般でも用いられていますね。

「異議あり」については、最も用いられるのは法曹界でしょう。
これには「私は弁護士の意見に『反対』です」などと言う、全否定のニュアンスは無いと思います。
そもそも弁護士と検事が対極に位置することは、裁判が始まった時から当たり前だし。

弁護側の立証等に対し検事(逆の場合も然り)が、相手方の弁証・論証等に、法的不備などが見受けられる場合、「異議あり!」と、相手側主張を遮るワケで、「ちょっと待って下さい!それって法的にオカシイですよ!」くらいのニュアンスでしょう。

またこちらは、その後に異なる意見・見解を示さなくては意味を為しません。
実際、株主総会において、「異議なし!」とか「議事進行!」は常套句ですが、反対意見者は「異議あり!」などと叫び続ける姿などは余りなくて、「社長としてそれで許されると思っているのか!」などと、もっと具体的に野次ることになります。
「異議あり!異議あり!」などと連呼しても、「ちょっと待ってよ~」と言ってるだけですから。

「海に行くのは反対だ」は、他の場所に行きたいのか?、あるいはどこにも行きたくないのか?は判りませんが、とにかく海に行くことに賛成では無い点は確かです。

しかし「海に行くのには異議がある」と言う場合は、直ちに賛成は出来ないと言う立場を表明したに過ぎず、最後まで意見を聞かないと主旨が判りません。

たとえば「この時期は、もうクラゲが発生しており、刺されると危険ではないか?」と言う、局所的な反対かも知れませんし、「そもそも小さな子供たちだけで行くと言う点が無謀である」と言う、大局的な正論を述べるかも知れません。

厳密に言えば、結構ニュアンスは違うと思いますよ。
ご要望(?)にお答えし、少し不真面目に回答します。

「海へ行こう!」に対し、「賛成!」と言えば、賛成者も海に行きたいと考えられます。
発議に対し、積極的な支持と言うことです。
逆に「反対!」は、「海には行きたくない」か「海以外に行きたい」など、積極的な反対です。

一方で「異議」と言うのは、異なる意見・見解であって、「異議あり/異議なし」は、異なる意見の有無を述べています。

従い、「異議は無い」と言う言い方は、「海に行く」と言う...続きを読む

Q動詞・形容詞・形容動詞 活用

こんにちは.
古文の動詞・形容詞・形容動詞活用の仕方でわからない問題がありました.解説よろしくお願い致します.

(1)「をさなけれ」ば→形容動詞のク活用でしょうか.
(2)「見つけ」て→ 動詞の終止形がわからず困りました.
(3)「豊かに」→形容動詞のナリ活用 なら-なり,に-なり-なる-なれ-なれ
(4)「大きに」→どうやればよいのかわかりませんでした。

どうぞ,よろしくおねがいいたします。

Aベストアンサー

>(1)「をさなけれ」ば→形容動詞のク活用でしょうか.
「形容動詞」ではなく「形容詞」です。
「ク活用」か「シク活用」かは、連体形にしてみればすぐわかります。その場合、わかりやすく口語に直して考えてもかまいません。
例A「おさなけれ」→連体形は「おさなき」、口語は「おさない」
例B「美しければ」→連体形は「美しき」、口語は「美しい」
活用語尾が文語で「き」、口語に直して「い」ならばク活用、
活用語尾が文語で「しき」、口語に直して「しい」ならばシク活用、
となります。先日、次のようにご説明しましたが、わかりづらかったでしょうか。
>最近、次のようにご説明したはずですが……わかりづらかったかな。
> 形容詞の活用形の種類は「ク活用」と「シク活用」しかありません。
まずク活用の活用形「から/かり・く/し/かる・き/けれ/かれ」を暗記しましょう。「シク活用」の場合は、終止形は「し」で、あとはク活用の上に「し」を付ければよいのです。「しから/しかり・しく/し/しかる・しき/しけれ/しかれ」
形容動詞の場合も活用の種類は「ナリ活用」と「タリ活用」だけです。まずナリ活用の「なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ」を暗記します。タリ活用は「な」を「た」に変えればいいのです。

>(2)「見つけ」て→ 動詞の終止形がわからず困りました.
口語で言えば下一段の「見つける」ですが、文語の下一段活用動詞は「蹴る」だけです。よって、口語で下一は文語の下二、と覚えましょう。「見つけ」は下二段活用「見つく」の連用形です。

>(3)「豊かに」→形容動詞のナリ活用 なら-なり,に-なり-なる-なれ-なれ
もちろんナリ活用の形容動詞「豊かなり」の連用形です。これは簡単です。どこがおわかりにならないのかがわかりません(嫌みをいってごめんね)。

>(4)「大きに」→どうやればよいのかわかりませんでした。
これは難しいかもしれませんね。というか、これだけでは答えが決まりません。次のような可能性があります。
A「大き○○に」の略(「○○」は体言)、「大き」は形容詞連体形で、「に」は格助詞。
B形容動詞「大きなり」の連用形。
口語では「大きい」という形容詞と「大きな」という連体詞(非活用語)しか用いられませんが、文語では形容動詞「大きなり」が主流でした。形容詞「大し」もありましたが、「大き○○」という連体形でしか用いられなかったようです。

>(1)「をさなけれ」ば→形容動詞のク活用でしょうか.
「形容動詞」ではなく「形容詞」です。
「ク活用」か「シク活用」かは、連体形にしてみればすぐわかります。その場合、わかりやすく口語に直して考えてもかまいません。
例A「おさなけれ」→連体形は「おさなき」、口語は「おさない」
例B「美しければ」→連体形は「美しき」、口語は「美しい」
活用語尾が文語で「き」、口語に直して「い」ならばク活用、
活用語尾が文語で「しき」、口語に直して「しい」ならばシク活用、
となります。先日、次のよ...続きを読む

Q形容詞と動詞で、あとに「ない」がくるときの前の活用形が異なるのはなぜ?

動詞「走る」に「ない」がつくと「走らない」となり、「走ら」は未然形。
形容詞「美しい」に「ない」がつくと「美しくない」となり、「美しく」は連用形。

この考え方は正しいでしょうか。
また、どうして動詞・形容詞によって「ない」に接続するときの活用が異なるのでしょうか。

Aベストアンサー

動詞「走る」は五段活用、つまり
走ら(走ろ)・走り・走る・走る・走れ・走れ
となり、おっしゃる通り「ない」がつくと未然形です。
形容詞「美しい」はシク活用です。
美しく・美しく・美し・美しき・美しけれ
よって、「美しくない」の「美しく」は未然形となると思います。
古文と現代文がごっちゃになってたらすみません。
ただ、考え方(?)はこれでいいと思います。

Q活用しない動詞「およすく」について

古語の「およすく」または「およずく」は、活用しない動詞ということのようですが、活用があるから動詞なのではないでしょうか? なぜ動詞に分類されるのですか? こちらは理系の人間で、古文は全くの素人ですので、よろしくお願いします。

Aベストアンサー

 決して「識者」ではありませんが……。

 「およずく」が動詞かどうかは、No.2さんのおっしゃるように、「他の活用形で使用された例が本当にないのか?」ということになりますよね。
 小学館の「日本国語大辞典」(今のところ、日本最大の国語辞典です。残念ながら私が今見ているのは第1版で全20巻。最新のものは第2版です。)には、「(連用形『およすく』だけが使われる。(中略)『すく』の清濁不明)」とあります。確かに連用形以外は用いられないようですね。
 問題は、他の形がないから活用しないと考えるかどうかです。
 まず、日本国語大辞典に挙げられた用例は連用形のみですが、「今はおよすけて」「清らにおよすけ給へれば」「およすけたる事は」等々、「て」・「給へ(終止形『給ふ』」)」・「たる(終止形「たり」)などの動詞の連用形につく助詞・助動詞とともに用いられています。
 また「およすけ」という名詞として「およすけのあしげさも」「こよなきほどの御およすけなり」などの用例が挙げられていますが、これも「光る→ひかり」「泳ぐ→およぎ」というような動詞の名詞化の規則に合致しています。
 さらに「およすけまさる」という複合動詞で「日々におよすけまさりつつ」等の用例があり、動詞+動詞で複合動詞になる場合は当然、、前の動詞は連用形で後ろの動詞に続きますから、これも「およすけ」が他の品詞ではなく、動詞の連用形であることの証左になります。
 確かに他の活用形は見られないものの、だから活用しない、動詞ではないと考えるより、日本語が文字として記録される時代には、他の活用形がもはや使われなかったか、用例が少なくたまたま文献に残らなかったか、と考える方が合理的だと思います。

 よい例を思いつかないのですが、たとえば「百聞は一見にしかず」の「しか」は「及ぶ」という意味の「しく(漢字で書けば『如く』)」という四段活用動詞の未然形ですが、現代では「~にしく」とか、「~にしきます」といった形では用いません。(「しかない」はまれに用いますかね?)
 しかし、他の形を用いないからといって、「しか」を他の品詞と考えるよりも、動詞の未然形に付く「ず」が付いている点を重視し、なおかつ、文語での「~にしくものはなし(漢文訓読で使います。あっ、これは現代語でも全く使わないことないですね(^^;)。やはり、いい例じゃなかったな。)」などという用例を考えれば、現代語でも動詞とする方がいいわけです。

 ということで、N.o.1さんもご指摘のように、辞書では動詞の扱いをしているのだと思います。

 あとは、本物の「識者」の回答をお待ちください。

 決して「識者」ではありませんが……。

 「およずく」が動詞かどうかは、No.2さんのおっしゃるように、「他の活用形で使用された例が本当にないのか?」ということになりますよね。
 小学館の「日本国語大辞典」(今のところ、日本最大の国語辞典です。残念ながら私が今見ているのは第1版で全20巻。最新のものは第2版です。)には、「(連用形『およすく』だけが使われる。(中略)『すく』の清濁不明)」とあります。確かに連用形以外は用いられないようですね。
 問題は、他の形がないから活用しな...続きを読む

Q動詞の場合は後に「ない」が来ると、その動詞の活用形は未然形だが、形容詞では連用形になる

動詞の場合は後に「ない」が来ると、その動詞の活用形は未然形でしたが、形容詞では連用形になります。

どうして、とその理屈を家庭教師先の生徒から聞かれて答えられませんでした。
どうか優秀な方々、教えてください。
僕は国語は素人以下です。

Aベストアンサー

>「ない」を「ず」または「なし」で置き換えて意味が通るようにし、次のように判断すればいいと教えてもよろしいでしょうか。

行かない→行かず→「行か」は動詞の未然形
深くない→深くなし→「深く」は形容詞の連用形
静かでない→静かでなし→「静かで」は形容動詞の連用形

便宜的にはそれでいいでしょう。実際、塾の現場や参考書でもそのように教えて(書いて)います。
なお、補助形容詞の方は、直前に副助詞がある、あるいは入れられれば→形容詞・形容動詞の連用形+(副助詞+)形容詞「ない」と教えるのが普通です。「なし」の代入法がだめというわけではありませんが。

ただし、「行かなかった」や「行かなければ」などに活用した場合、機械的に「ず」に置き換えただけでは見分けが付きませんね。その意味では、代入法はあくまで「便宜的」なものにとどまります。「ず・ぬ・ね」に置き換えられれば助動詞、とすれば、守備範囲は広がりますが、それでも完璧ではないし、それを覚えるのなら、動詞の未然形、形容詞・形容動詞の連用形という基本(学校文法が掲げる本質)を覚える(理解する)ほうに力を注いでほしいと思います。

口語の国文法が中学生の普段の学習や高校受験にとって大きな位置を占めるものでないのは理解しています。よって、国語専門の人間のないものねだりかもしれませんが、もし時間が許すなら(生徒の能力や志望にもよりますが)、便宜的な識別法を超えるところまで学習していただきたいものです。特に、将来高校(大学受験)で古文(文語文法)を学習する際には、口語文法に関する知識・理解が大いに役立ちます。

>「ない」を「ず」または「なし」で置き換えて意味が通るようにし、次のように判断すればいいと教えてもよろしいでしょうか。

行かない→行かず→「行か」は動詞の未然形
深くない→深くなし→「深く」は形容詞の連用形
静かでない→静かでなし→「静かで」は形容動詞の連用形

便宜的にはそれでいいでしょう。実際、塾の現場や参考書でもそのように教えて(書いて)います。
なお、補助形容詞の方は、直前に副助詞がある、あるいは入れられれば→形容詞・形容動詞の連用形+(副助詞+)形容詞「ない」と教える...続きを読む

Q形容動詞の判別の仕方と活用(古文)

今中3なのですが、学校で古文の形容動詞について習いました。ナリ活用やタリ活用のことです。しかし、例えば「夕暮れのいたう霞みたるにまぎれて」の”霞みたる”や、「いと白うあてに痩せたれど」の”痩せたれ”を形容動詞のタリ活用と混同してしまうのです。先生は”霞みたる”で一語ではなく”霞み”で動詞の四段活用、”痩せたれ”ではなく”痩せ”で下二段活用だといっていました。”堂々たり”などの形容動詞との分かりやすい判別の仕方を教えてください。(あと、なぜそう判別できるのかも)

Aベストアンサー

「たり」は
・形容動詞の一部
・助動詞「たり」
で分けられます。

形容動詞についている「たり」は、現代語に置き換えてみると、
「静かだ」「きれいだ」「ゆかいだ」の「だ」の部分です。
物事の様子を表しています。

助動詞の「たり」の方は助動詞という名の通り、動詞の後に来て意味を付け加えるんです。
現代語でいうと、「~てある(いる)」「~てしまった」という状況や過去を表したり、「~である」という断定を表したりしています。

「霞みたる」は
現代語に訳しても、「霞ん・でいる」となって、動詞と助動詞に分けることができます。
ということで、「霞みたる」は形容動詞ではなく、「霞む」(動詞・マ行四段活用・連用形)と「たる」(助動詞・存続完了・連体形)に分けられるんです。

分かりやすい判別の仕方ですが、
訳を考えれば自然と分かってくると思います。
でも、どうしても分からない場合は、
「たり」の前に着く語が漢字だけで構成されている場合、形容動詞のことが多いと思いますので参考に☆

あと、関係ないんですが、
単語の働きや種類を判別することは、「識別」ということが多いです。(文法用語だと思います)

インターネットなどで検索して調べる時には識別って入れてみてくださいね(^^)

「たり」は
・形容動詞の一部
・助動詞「たり」
で分けられます。

形容動詞についている「たり」は、現代語に置き換えてみると、
「静かだ」「きれいだ」「ゆかいだ」の「だ」の部分です。
物事の様子を表しています。

助動詞の「たり」の方は助動詞という名の通り、動詞の後に来て意味を付け加えるんです。
現代語でいうと、「~てある(いる)」「~てしまった」という状況や過去を表したり、「~である」という断定を表したりしています。

「霞みたる」は
現代語に訳しても、「霞ん・でいる」...続きを読む

Q【日本語】日本語の「御大将」を「おんだい」と読むそうです。 「大将」は「たいしょう」なのになぜ「御」

【日本語】日本語の「御大将」を「おんだい」と読むそうです。

「大将」は「たいしょう」なのになぜ「御」が付くと「だい」に読みが変わるんですか?

大将と御大将はどっちが偉いですか?

大将と御大将の違いは何ですか?

Aベストアンサー

おん‐たい 【御大】解説
〔名〕
(「おん」は接頭語。「大」は「大将(たいしょう)」の略)
(1)一つの団体や仲間の中で、中心的な地位にある人を親しみをこめて、または気軽な感じでいう語。かしら。親分。大将。
(2)刑事をいう、盗人仲間の隠語。〔特殊語百科辞典{1931}〕
 [日本国語大辞典]


人気Q&Aランキング