「一気に最後まで読んだ」本、教えて下さい!

油粕はチッソ成分が主役でリンカリ成分は少ないですよね。だから、元肥で油粕の他に、元肥にも使えるリンカリ専門の有機肥料というのも同時に使用しようと思っているのですが、どちらか一種類にした方がいいでしょうか?育てるのは、実を食べる野菜と、葉を食べる野菜です。

A 回答 (2件)

窒素、リン酸、加里は、基本的に3つセットで施肥するものだとお考えになったら良いと思います。



極端にアンバランスな施肥を続けて、養分が偏った土地は別ですがね。

むしろ、なぜ「どちらか一種類にした方がいい」かも知れないとお考えになったのか、そのことが不思議です。
同時に使用したら、弊害があるとでもお考えなのでしょうか?
肥料袋に何か書いてあれば別ですが、普通の肥料の中で、油粕と併用してはいけないリンカリ有機肥料は思い当たりません。
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この回答へのお礼

種類の違う肥料を同時に使用するのは、植物の育ちに悪い影響を与えてしまうかと思ったのです。・・・ちなみにリンカリ専門の有機肥料とは「バットグアノ」です。安心して同時に使用出来ます。回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/10/02 22:41

まず肥料の成分が何であるのかを知る必要がありますね。

今は個別に考えて
居られるようですが、今から書く事を読まれれば個別に使用しては駄目だと
言う事が分かるはずです。

窒素と燐酸とカリの3つを肥料の三要素と言い、人間で言うと主食になりま
す。窒素は植物を栽培する上で最も重要な要素で、葉や茎や根の生育に必要
な養分の吸収を助け、同化作用の促進を良くする働きがあります。
窒素が少なくなると葉が小さくなったり、葉の色が本来の色よりも薄くなり
根の働きも弱くなるので全体の生育が悪くなってしまいます。逆に窒素分が
多くなると、根の活動も活発になり葉だけが生い茂って結実をしにくくなり
ます。これを窒素過多と言います。
燐酸は葉や根の伸長を助け、開花や結実を促進させる働きがあります。
カリは植物全体の生理作用を調整する働きがあり、暑さや寒さや病害虫に対
しての抵抗力を強め、不良環境に対応が出来るために必要な要素です。

人間の主食が米だとすると、副食はオカズになりますよね。植物にとっての
副食はカルシウムやマグネシウムやイオウで、これを中量要素と言います。
カルシウムは根の生育を促進し、マグネシウムは燐酸の移動を助け、イオウ
は根の発達を助ける作用があります。
人間にはビタミンも必要ですが、植物にも鉄や銅や亜鉛等がビタミンとして
必要で、これを微量要素と言います。微量要素とは聞き慣れない名称だと思
いますが、園芸店やホームセンターで売られているアンプルが微量要素が入
っている物だと理解して下さい。アンプルは液肥ではなく、微量要素を補う
ための補助材料です。

これらの事で分かるように、どれを一つだけ与えるとか増やしても植物には
必要な物ばかりですから、植物に必要な量を与えなければ生育は悪くなると
言う事が分かるはずです。人間でもバランスの良い食事をと言われますが、
植物でも同じです。

作物(野菜の事)は種類によって与える肥料の比率が異なります。それぞれ
を1~3(左から窒素N、燐酸P、カリK)で表しますが、果菜類の場合は
N1:P2~3:K1のように山型になるようにし、葉菜類の場合はN3:
P2:K1になるように右下がりになるようにします。

油粕には2種類あり、菜種油粕と大豆油粕になります。同じ油粕ですが成分
は同じではありません。菜種油粕はN5.3、P2.3、K1.0です。
大豆油粕はN7.0、P1.5、K2.3です。
これで分かるように窒素分が多い事は分かるはずですが、燐酸とカリの量が
違いますよね。個別に有機肥料を与えるのは構いませんが、これらの比率を
知らないと先程に書いた山型や右下がりの比率が狂ってしまい、作物の生育
が悪くなると言う事です。

有機栽培は簡単なように思えますが、実際には非常に難しいと言う事を理解
して貰えるでしょうか。
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